袋町元遊郭が異空間に!!
BIWAKO ビエンナーレは、
2020 年で20 年目の節目を迎えた
2年に1回開催される美術展覧会の事です。
「山の湯」さんに引き続き、
彦根会場を自転車でチャリチャリ散策。
お次は、「袋町元遊郭」へ。
「遊郭」という響きだけで、すでにタイムスリップ。
※アーティスト:田中 太賀志さん、宇野 裕美さん
入口からは想像できないくらい、
妖艶な世界が繰り広げられていました。
絵画から飛び出してきた空間が、
目の前にあるのです。
室内の限られた空間であるにも関わらず、
無限の世界が広がっているような感覚になりました。
無限の世界を感じた1階から、
プライベートな空気感の2階へ。
やわらかい光でほっこりタイム。
続きまして、足軽組屋敷「谷山家住宅」へ。
さすが!城下町!
「足軽」が守ってくれていたのだな。と。
こんなに身近に歴史を感じることができる。
そんな土地で暮らせていることが、
なんとも誇らしい気持ちになりました。
さて。
足軽屋敷の中には、
不思議な方々が鎮座されておりました。
まつ毛がルンルンで、かわいいフォルム。
しかしながら、ふとサイドを見ると、
ドクロが!!!
正面とのギャップがすごい!
※アーティスト:三木 サチコさん
これは、へその緒を表現しているとのこと。
首が微妙に浮いているのです。
そんな作品の特徴や、
足軽屋敷の建築物としての
すばらしさについて教えてくれたのは、
ボランティアのお兄さん。
各会場の受付の方々は、
ボランティアの人たちが
担ってくれているそうです。
そして、その作品や建築物の情報は、
お客さんから聞いたことだそう。
ボランティアの人が、
人と人を繋いでくれている。
芸術を通して、
人と人を繋いでくれている。
そんな暖かい気持ちになりました。
(文・写真)こばやしみはる