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ゆめのなか
↑サムネはアメリカのRegal Edwards Anaheim Hills
(映画館)
最近というかちょっと前からdreamcoreなるものがネット各所で見受けられます。このcoreというのは熱狂的みたいな意味であり、グループというかジャンルを表す接尾辞でhard-coreとかと同じ用法なんでしょうか。
エアプ英文法はともかくこれは「夢の中で見たことがあるような原風景的な写真とか画像、ふわふわで不思議な音楽」を指すそうです。これが概念として確立されるほどに普遍的なものであったとは……初めて知ったときは自分だけの秘密基地がみんなにバレたみたいな落胆と同時に私を満足させる画像や音楽がいっぱい出てきて感謝のきもちが生まれました。
↑これとか結構好きです
多分こういう夢遊的な浮遊感をもつ音楽がdreamcoreなのかもしれません。アンビエント音楽とか好きな人にとって良いものなのではないでしょうか。youtube上では長時間にいくつかこのような曲がまとめられた動画みたいなものが数多くありましたし、実際作業用としての需要もあるようですね。
因みに自分が持っている夢の原風景としては、子供の立ち入りが禁止になる時間帯のゲームセンターに1人で居るというもので不思議と親とはぐれてしまったことに不安を覚えず、かと言ってゲームに釘付けになるわけでもなく不自然な光と大音量の中ただ佇むのがなかなか心地よかったという奇妙な体験がずっと頭の隅に残っています。
画像については範囲は広いですが「liminal space」というものがdreamcoreに重なるものがあります。元々liminal spaceは廊下など移動用の構造物を指す建築用語だったそうです。しかし、最近のインターネットでは誰かが日常的にいるもしくはいたような場所で人の気配が全く感じられない、まさに夢と現実の境界みたいな構造物を指しているらしいです。例を挙げるならば室内プールやモール、ホテルの廊下とかをよく見ます。ただこっちは郷愁に駆られるものよりかは廃墟的な不気味さを楽しむ人が多いのかもしれません。主に海外ではそこに得体のしれない怪物を徘徊させたりして設定作ってとかやってる人達がいらっしゃるようですが個人的にはちょっと無粋かなと思いますね。
夢というものはまだ脳科学が説を確定できていないようで分からないことが多く現実非現実が混ざり合い、見てもすぐに忘れてしまう儚さがあります。夢について解明されてしまえば科学は発展しますが、未確定の今のほうが夢に夢中でいられるのかもしれません。
I hope so...夢を見ていたい