正露丸と胃腸薬
出産後、私を大きく悩ませている問題がある。
私は趣味でマラソンをしており、悩みはそのことに関すること。具体的には
走るとお腹が緩くなる
ということ。
出産に際し、そこらへんの筋肉に多大な負荷をかけたのは否めず。しかも通常分娩では子供は出てきてくれず、最終的には吸引分娩という、シモに更に負担をかける方法で出産。
そのときのダメージが、走るという行為を趣味にしていた自分にとって、思いがけない後遺症を残していたとは…。
整体師の寺門琢己氏の著書によると、排せつと出産に関する部位はわりと人体的に区分けがあまく、ゆえに感覚も近い器官らしく。
具体的にどのようなことが体に起きるのかというと
1.ランニングを開始30分くらい経つと屁が出始める
2.ランニングを開始し1時間くらい経つと便意を催す
3.ランニングを開始し1時間半くらい経つ頃には腹が下りだす
そして、そこからはお腹急降下。
察するに、走る刺激で胃腸が過敏に動いている様子。
しかし、この症状が必ず出るというわけではないのが悩ましく。経験的に、夏より冬の大会に参加したとき、加えて月のモノが重なったときに顕著に現れているように思う。
最初にこのことに気が付いたのは、東京マラソンに参加した時のこと。ペースは上々、『いつもと変わらぬ調子で』走り続けていた体が、10kmを過ぎたあたりで緊急トイレコール。
そこからはほぼほぼトイレとお友達。常に便意を感じながら走るという過酷な大会となり、もちろんタイムはさんざん。
今年2月に行われた京都マラソンに参加したときも、同じく10km過ぎたあたりからお腹が下り始め、そこから先はトイレというトイレに立ち寄りなんとかゴール。もちろん、ここでもタイムはさんざん。
ただ、こうなることが予想される中で何も手を打たなかったわけではなく、競技開始前に下痢止めを飲み、ホッカイロでお腹をあたため、その時のベストは尽くしていたのですが…。
しかし、その結果が10km過ぎてからの下痢。orz
こうなると、マラソン大会に参加することが憂鬱になり苦痛になってしまい、最近は参加するのもどんどん後ろ向きに。
しかし、まだやれることがあるのではないかと、あらためてリサーチをかけていたところ、世の中にはお腹が弱い中マラソンをしているランナーさんが思いのほかいるというのを知り、ちょっぴりやる気復活(笑)。
彼らの主な対策としては、レース用の腹巻をつける、ウェストポーチをショルダーポーチに替えて腹に負荷をかけない、スポーツ用飲料を飲まない等々、なんとなく気づいていたものから今回新しく知るものまで実にさまざま。
そして、そのなかでとある方のブログに辿り着いたのです。
その方もお腹がよわい男性で、大会中の下痢に悩まれていたご様子。その方が実践しているのが、レース数日前から正露丸と整腸薬を服用すること。
男性と女性、しかもこちらは出産後と、多少体のつくりは違うけれど、大会を数日後に控えた今、ちょっとその方の作戦にのっかってみることにしました。というより、いまはそれが頼みの綱。
数日後に控えた大会がどうなるのか。
無事駆け抜けられることを祈るばかり。