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はたらくお母さんはいつ走るのか

子供がまだいない時は、ときに仕事帰りに、ときに早起きして、自己都合に合わせて大会に向けて走りを重ねていた。そんな日々から、子供が出来たことによりガラリと変わったライフスタイル。

子供が出来た今、いつ走るのか。

ちなみに自分の場合は朝に走っている。
なぜかというと、子供に一番泣かれない時間だから。

いまでこそ、だいぶ聞き分けが良くなってきたが、それでも子供が起きている時に夫に世話をまかせて走りに行く…なんてことをしようとしたら、準備している段階で泣いて泣いて大変なことになる。

ゲームもネットも、どんなに甘いお菓子をばらまいても泣き続けるため、熟睡している間に布団を抜け出すのがベストという結論に達した。その結果、大会前の起床時間は4時過ぎという生活になった。

ざっくりと一日のタイムスケジュールを書き出してみると、
04:20 起床
04:30 ジョギング(8~10km)
05:30 帰宅
05:40 身支度
05:50 朝食の準備
06:30 朝食
07:30 子供を保育園に送る&出勤
08:30~17:30 仕事
18:00 子供のお迎え、夕食の買い出し
18:30 帰宅、入浴、夕食の支度
19:30 夕食
20:30 夕食の後片付け、洗濯、筋トレ、寝る準備
21:00 就寝

多少時間は前後するが、大会前の二か月間はこのタイムスケジュールで過ごしている。ちなみにランニングに出るのは平均週4日。子供が生まれてからのフルマラソンのゴールタイムはだいたい4時間15分。

ドラマも気になる芸能人もとくにおらず、テレビもそれほど見ないので、早寝が辛いというストレスはほぼ無い(むしろ、子供を寝かしつけるほうが大変)。

世のママさんランナーの平均タイムは知らないが、もう少しトレーニングを考えたらサブフォー達成できそう…、と思いながらあと15分が縮めないでいる(どこか改良すればすぐ達成出来そうな気もするが、これがなかなか…という話はまた別の機会に)。

数年前、3人のお子さんがいるママさんランナーが東京マラソンを完走するために4時起きで近所を走っているドキュメントを見たことがあるが、正直その時は「育児しながらすごいね」と他人事のように思っていた。

しかし今、自分の経験からしても働くお母さんは4時起きになるよね、と深く深く頷ける。なんなら、このお母さんと固く握手しお互いを労いたいくらいだ。

そこまで無理をして走ることはないかもしれない。ただ、自分の場合はゴールすることもそうだし、一度だけ体験した「回収バスに乗る」という悔しい思いを二度と経験したくないので、体力も、タイムも、なるべく自分のベストで走り切りたいのである。

今年の北海道マラソンは、足の痛みや、夏バテ、疲労感など、いつもよりも不安要素を抱えての参加になったが、それでもなんとか4時間15分以内にゴールすることが出来た。

ただ、期間限定のやる気は大会が終わると見事に霧消していくようで…。

現在は目覚ましが鳴ったのに気づかず6時過ぎに慌てて布団から飛び起きる日々。緊張感が抜けたのは否めないが、次の大会に備えてもう少し自分を戒めハリのある生活を送ることが、目下の課題である。

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