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【原稿&トーク音声】2024年6月 「誤解されている有名な聖書の言葉」

父母コンビでお届けしているラジオ「ゴスペルアワー」の「原稿」を、トーク部分の「音声」と共に、ラジオの再放送が終わってから投稿しています。ラジオ内で紹介した歌は、どなたかがアップされているyoutubeから探して埋め込ませていただきます。(youtubeで見つけられなかった場合はご紹介できませんがご了承ください。)
ラジオでゴスペルアワーを聴くことができない方にも、ゴスペル(=福音・良い知らせ・グッドニュース)が届きますように!

下記リンクの、Youtube「ラジオ・ゴスペルアワー」の再生リストで、これまでのトーク音声&音楽を通してお聞きいただくこともできます。
https://www.youtube.com/@user-qk9gb5px3d
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トーク1

父:みなさん、(父母)こんばんは (母)2024年6月のゴスペルアワーの時間です。
父:ゴスペルアワーの「ゴスペル」とは、「福音・良い知らせ・グッドニュース」という意味です。天地万物をつくられた創造主・神様がおられて、私たちを罪から救うため、約2000年前に、神が人となってこの地上にうまれてくださったのが、イエス・キリストです。

母:このイエス・キリストが、私たちの罪の身代わりとなって、十字架で死んで、葬られ、三日目によみがえり、復活したことがゴスペル・福音だと聖書は教えています。
父:イエス様を私の罪からの救い主として信じるだけで、恵によって、罪がゆるされ、神の子とされ、永遠の命が与えられて、神の国、天の御国に入れていただけるということが聖書の中で約束されています。

母: 2024年6月、今年、6回目のゴスペルアワーです。

父:今日は「誤解されている有名な聖書の言葉」というテーマでお届けしたいと思います。

母:たぶんほとんどの人が知っている有名な聖書のことばで、多くの人が誤解している聖書の言葉を今日はみなさんに紹介したいと思います。

父:まず今日のテーマの「誤解」にひっかけて、最初に面白いジョーク・笑えるお話を紹介したいと思います。
あるご婦人が教会の牧師の所に行って自分の罪を告白しました。

母:先生、私は毎日鏡を見る度に、自分の顔の美しさ見て、「私って、なんて美しいのかしら」と毎日高慢になる罪を犯してしまうんです。

父:すると牧師は一言ご婦人に答えました。
  「奥様、ご安心ください。それは単なる誤解です。」

母:このジョークの意味みなさん、わかりましたか?
  「この奥さんは自分が美しいと思っているのは 誤解にすぎない。
奥様は美しくなんかありませんよ」と言ったわけですね。

父:もし、私が本当にそんな言葉を言ったら、「まあ、失礼しちゃうわ。」と
  牧師の言葉、態度につまずいて、教会に来なくなるかもしれませんね。

母:はい、それはそれとして、「誤解されている有名な聖書の言葉」というのは、どんなことばですか?

父:はい、それは旧約聖書と新約聖書の両方に出て来ることばですが、新約聖書のマタイの福音書5:38 『目には目を、歯には歯を』という言葉です。
 多くの人は、「目をやられたら目をやり返せ、歯をやられたら歯をやりかえしてやれ」というように、「やられたらやりかえせ」という意味だと誤解していませんか?

母:しばらく前に、半沢直樹というドラマで「倍返し」という言葉が流行りました。
 日本人は江戸時代までは 仇討ちの文化がありました。年末になると忠臣蔵のドラマが何度も何度も放送されます。

父:日本人の頭では 「やられたらやり返す」という考えは普通だと思ってはいないでしょうか?

母:しかし、「目には目を、歯には歯を」という聖書の言葉は、本来は「復讐する・やりかえすことを戒めることば」だったのです。

父:もう少し説明する前に、ここで、今日の最初の歌をお届けします。
   「主イエスの愛で」という歌です。

母:それではどうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

トーク2

父:「主イエスの愛で」という歌をお届けしました。
  
母:はい、今日のゴスペルアワーは「誤解されている有名な聖書の言葉」というテーマでお届けしています。

父: 目には目を、歯には歯をという言葉は、目をやられたら、目をやりかえせ、歯をやられたら、歯をやりかえしてやれ、と復讐を勧めている言葉ではありません。
  逆に、「目を1つだけやられたら、仕返しするのも目1つだけに留めなさい。歯を1本折られたら、やり返すのは歯を1本だけにとどめなさい」という意味で、復讐することを戒める言葉なのです。

母:自分の歯を1つやられたら、相手には、1つではなく、倍返しとばかり、相手の歯を2本、3本、いや目も鼻も口も全部やりかえさないと気が収まらないというのが、正直な人間の心ではないでしょうか?

父:2倍にも、3倍にも、いや10倍、100倍返しにしても、気が収まらないという人間の復讐心に対して神様は、歯を1本折られたら、仕返しも歯1本だけにとどめておきなさいよ。と復讐心を戒めている言葉なんですね。

母:それが「目には目を、歯には歯を」という言葉の本当の意味なんですね。

父:旧約聖書の物語の中には、自分の一人の妹がよその部族の一人の男から暴力を受けた時に、暴力をふるった相手一人だけではなく、その部族の男全員を皆殺しにしたという話が残っています。

母:現代のイスラエルとパレスチナの戦争の問題もそうですが、なぜ人間は戦争をやめることができないんでしょうね。

父:芥川龍之介という大正時代の有名な小説家は、昭和2年35才で自らのいのちを絶って亡くなりました。亡くなった枕元には聖書があったというのは有名な話です。
 芥川龍之介が亡くなる前に、最後に書いた本は、「西方の人」というタイトルの本です。この「西方の人」というのは「イエスキリスト」のことです。

母:芥川龍之介は、聖書を何度も何度も読んだ人でした。特に新約聖書のマタイの福音書の山上の説教の言葉は何度も読みました。

父:身近にクリスチャンの友人がいて、聖書をプレゼントされたり、夜中まで聖書について議論しました。しかし芥川龍之介は、イエス様を、「神の子イエス」としてではなく、「人の子イエス」としか理解できないまま、イエス様を救い主として信じることが出来ないままで、自らのいのちを絶ってしまいました。

母:彼は、イエス様を誤解したままで亡くなってしまいました。

父:神が人となって私たちを救うために天からこの地上に来られたイエス様を救い主として信じることが出来なかった芥川龍之介にとっては、イエスは神の子イエスではなく、人の子イエスとしか理解できませんでした。

母:それでは、今日の2曲目の歌をおとどけしましょう。
「岩淵まこと」さんの「神のひとり子」という歌です。

父:どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

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トーク3

父:「岩淵まこと」さんの「神のひとり子」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「誤解されている有名な聖書の言葉」というテーマでお届けしています。

父:芥川龍之介が生まれる27年前に、明治になる2年前、江戸時代末期に生まれた好地由太郎(こうちよしたろう)という人がいました。
  彼は、「聖書を読むと度胸がついて牢屋から脱獄できる」と、正気を疑うレベルの曲解・大誤解ですが、本当にそう思い込んだ男でした。

母:彼は18才の時に働いていた店で女主人を殺して、金を盗み放火して、捕まり投獄されました。その罪の重さ故に一目置かれ、死刑囚が集る部屋の親分として尊敬を受けていました。

父:ある日のこと、部屋に二十二歳の若者が新米として入って来ました。「お前はどんな悪事をしたのだ」と問うと、若者が「私はなにもしておりません、私はかえって良いことをしたためにここに来たのです」と言ったものですから、完全にブチ切れた由太郎はみんなで彼を袋叩きにしました。

母:半死半生になった若者は「私はここで殺されましても天へ参りますが、ここに居る方々は神を信ぜぬ罪人であります。 どうかこの方々の罪をゆるして下さい……」と祈りました。

父:その度胸に驚いた由太郎は、「おい貴様、どうすれば貴様のような心になれるのか」と質問しました。由太郎がいう「心」とは「度胸」のことでしたが、若者は「信仰心」ととらえたので「耶蘇教の聖書をお読みなされ」と答えました。騒ぎを聞きつけた監守がやってきて、若者を他の監房へと引き連れて行きました。

母:この若者は路上でキリスト教の布教をしていたため捕まり、手違いで重罪犯の監房に入れられたことが分ると、あらためて由太郎は彼の落ち着いた振る舞いを思い返し、その度胸にますます感心しました。

父:由太郎は、脱獄を企てていましたが、殺されかけているのに落ち着いて度胸のすわっているこの若者を見て、キリスト教の魔法……この時点で甚だしい誤解をしているわけですが、……キリスト教の魔法を手に入れれば、脱獄などやすやすと出来るだろうと思い込んでしまいました。

母:若者のアドバイスに従い早々に聖書を取り寄せましたが、彼は文盲で文字が読めませんでした。しかし親切な看守から文字を教えてもらって、聖書を読めるようになると、3年ほどで、新約聖書をほとんど暗記するほど熱心に聖書を読みました。

父:彼は30年間監獄に投獄されましたが、恩赦のために解放された後、彼は伝道者・牧師となり、全国の監獄・牢獄を巡回して、聖書の福音を伝えた人になりました。

母:とんでもない思い違い・誤解でしたが、その聖書の言葉によって、永遠のいのちを得て、人生が変えられたなんてすごいお話ですね。

父:はい、それでは今日の3曲目の歌をお届けします。
 「あなたのみことば」という歌です。

母:それでは、どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

トーク4

父:「あなたのみことば」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「誤解されている有名な聖書の言葉」というテーマでお届けしました。

父:みなさんはキリスト教・聖書は西洋・ヨーロッパの宗教だと誤解・勘違いしていませんか、聖書は中東アジア・アジア生まれです。そもそも、太陽は一つで、外国の太陽、日本の太陽と別々にあるわけではなく、一つの太陽が全世界を照らしています。

母:神様も世界にただ一人の神様がおられて、聖書のことばによって、永遠のいのちが私たちに与えられます。

父:聖書のみことばによって、いのちと力と愛をいただくことができます。教会に一度も行かれたことのない方は、ぜひ、今月、いや次の日曜日、お近くの教会に行ってみてください。日曜日の朝10時半から、普段着のままで、手ぶらで、お気軽においでください。

父:それでは最後に、ゴスペルアワーのテーマソング 「きみは愛されるために生まれた」を聞きながらお別れしたいと思います。あなたも愛されていることを忘れないでください。 今夜もゴスペルアワーを聞いて下さりありがとうございました。
それでは  母:この次は 父:来月7月にまた 母:お耳に 父母:かかりましょう。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

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◆本放送:第1金曜日 19時~
◆再放送:翌週金曜日 19時~
★秋田県南の「FMゆーとぴあ」の放送を、パソコンやスマホで全国から、ゴスペルアワーの放送時間にお聞きいただけます。

【聴く方法】

 ■スマホの場合、

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