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【原稿&トーク音声】2024年4月 「リンカーンと聖書」

父母コンビでお届けしているラジオ「ゴスペルアワー」の「原稿」を、トーク部分の「音声」と共に、ラジオの再放送が終わってから投稿しています。ラジオ内で紹介した歌は、どなたかがアップされているyoutubeから探して埋め込ませていただきます。(youtubeで見つけられなかった場合はご紹介できませんがご了承ください。)
ラジオでゴスペルアワーを聴くことができない方にも、ゴスペル(=福音・良い知らせ・グッドニュース)が届きますように!

下記リンクの、Youtube「ラジオ・ゴスペルアワー」の再生リストで、これまでのトーク音声&音楽を通してお聞きいただくこともできます。

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トーク1

父:みなさん、(父母)こんばんは (母)2024年4月のゴスペルアワーの時間です。

父:ゴスペルアワーの「ゴスペル」とは、「福音・良い知らせ・グッドニュース」という意味です。天地万物をつくられた創造主・神様がおられて、私たちを罪から救うため、約2000年前に、神が人となってこの地上にうまれてくださったのが、イエス・キリストです。

母:このイエス・キリストが、私たちの罪の身代わりとなって、十字架で死んで、葬られ、三日目によみがえり、復活したことがゴスペル・福音だと聖書は教えています。
父:イエス様を私の罪からの救い主として信じるだけで、罪がゆるされ、神の子とされ、永遠の命が与えられて、神の国、天の御国に入れていただけるということが聖書の中で約束されています。

母: 2024年4月、今年、4回目のゴスペルアワーです。

父: 2009年の4月から始まったゴスペルアワーは、今月から16年目に入りました。今後ともよろしくお願いします。さて、今日は「リンカーンと聖書」というテーマでお届けしたいと思います。

母:リンカーンというのは、「あのアブラハム・リンカーン」のことですか?

父:はい、ほとんどの人が名前はご存知なのではないでしょうか・・・・

母:アメリカの第16代目の大統領ですよね。

父:はい、現在のアメリカの大統領のバイデンさんは第46代目の大統領ですが、アメリカの歴代の大統領46人の中で常に人気NO1の大統領は16代大統領のアブラハム・リンカーンだそうです。

母:それではまずアブラハム・リンカーンについて簡単に紹介したいと思います。

父: アブラハム・リンカーンは、1809年にケンタッキー州で、大工トマスと妻ナンシーの第二子として生まれました。7歳の時に両親の農場が破産し、9歳の時に母ナンシーが病気で亡くなりました。彼は、小学校を中退して、その後、学校教育を受けることはありませんでした。19歳の時に、姉のサラが亡くなります。32才でメアリーという女性と結婚し3人子供が生まれますが、二人の息子を亡くす経験をしています。次男は年4歳で、三男は12歳で亡くしました。奥さんのメアリーも二人の息子の死によって精神に異常をきたしたと言われています。
彼は、1837年28歳で弁護士になり、37歳で、アメリカの下院議員に当選しますが、
その後、1855年と1858年の上議院選挙で二度落選、しかし1860年にリンカーンは共和党から大統領選挙に出馬し、奇跡的に当選し、第16代大統領に就任します。
1862年に奴隷解放の宣言をしますが、1865年に暗殺されました。

母:1980年2月のウォールストリート・ジャーナル に、以下のような広告が掲載されました。「もしあなたが挫折感にとらわれているなら、こんな男のことを考えてみてほしい。
彼は、小学校に9カ月しか通えなかった。彼は雑貨店を経営したが倒産し、借金を返すために、17年の月日を費やした。彼は州議会選挙に落選し、上議員選挙にも落選し、副大統領選挙にも落選した。彼の名は、アブラハム・リンカーンです。」

父:リンカーンの人生は、苦難の連続でした。
彼は小学校教育もほとんど受けておらず、顔もゴリラのようであると中傷するような人格攻撃も含まれていました。

母:はい、それではここで、今日の最初の歌をお届けします。
   「聖歌651番 主が私の手を 」という歌です。

父:それではどうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています



トーク2

父:「聖歌651番 主が私の手を 」という歌をお届けしました。
  
母:はい、今日のゴスペルアワーは「リンカーンと聖書」というテーマでお届けしています。

父:さて、苦難の連続のアブラハム・リンカーンの人生を支えたのが聖書でした。
リンカーンのお母さんは、朝早く起きて、聖書を読み、祈りを欠かさなかったと言われています。彼女は、リンカーンに「私はお前に百エーカー(12万2000坪)の農場を残すよりも、この一冊の聖書をあげることができて心からうれしく思います」と言って、お母さんは病気で亡くなる前に、毎日聖書を読むようにと遺言を残しました。

母:リンカーンは、1861年の大統領就任演説で、「この古い聖書は、母から私に受け継がれた聖書です。私は、この聖書によって大統領となり、この場所に立つことができました。私は聖書のみことばによってこの国を治めることを約束します。」と述べています。

父:みなさんご存知のオバマ大統領も、トランプ大統領も、大統領就任の宣誓(せんせい)の時は、このアブラハムリンカーンの聖書の上に手を置いて宣誓しました。

母:リンカーンが聖書についてこんな言葉を残しています。
「聖書は神が人間に賜った最も素晴らしい贈り物である。人間の幸福にとって望ましいものは、すべて聖書の中に含まれています。」

父:南北戦争が勃発しようとしていた時に、共にリンカーンの下に集まっていた幕僚の一人が、「もうこうなったからには、戦いは避けられない。 最も重大なことは、神が我らの側にいますことだ」というと、リンカーンは「それより、もっと根本問題があるのではないか、それは我々がまず神の側に立つことだ」と反論しました。ここに神を畏れるリンカーンの信仰がありました。

母:リンカーンは南北戦争の苦難の中で、聖書の言葉に励まされました。彼は、「私は南北戦争で国の苦難が続いている間、詩篇34篇6節の御言葉を暗唱し、これを通して力を得ることができました。

父:『この苦しむ者が呼ぶと【主】は聞かれすべての苦難から救ってくださった。』という聖書のみ言葉によって励まされた」とリンカーンは書き残しています。

母:それでは、今日の2曲目の歌をおとどけしましょう。小坂忠さんの「あなたのみことばは」という歌です。
父:どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

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トーク3

父:小坂忠さんの「あなたのみことばは」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「リンカーンと聖書」というテーマでお届けしています。

父:苦難の連続の人生だったリンカーンは聖書のみ言葉によって支えられ、力をあたえられました。もうひとつリンカーンは聖書を読み、信じただけではなく、正直に生きました。

母:正直者のアブラハムとみんなから呼ばれていました。

父:リンカーンは、大統領になる前、16年間、弁護士として働きました。その間も、彼の心の中には常に母親の言葉、「アブラハム, いつも正直でいなさい。」という言葉があったそうです。彼が、とても正直で、誠実な弁護士であるという評判は、弁護士たちの間でも有名であり、時には法廷で争う相手側の弁護士であっても、リンカーンのその人柄を認めていたそうです。

母:リンカーンは若いころ、商店で働いていた時、店の売り上げ計算した時、6セント半多いことに気づきました。思い返すと、布地を買った女性におつりを少なく渡したことが原因だとわかりました。

父:リンカーンは寒い夜道を2時間歩いて、女性の家までお釣りを返しに行ったといいます。 それによって彼は、正直者という何物にも代えがたい評価を得たのです。

父:はい、それでは今日の3曲目の歌をお届けします。
 「主イエスと歩く道」という歌です。

母:それでは、どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています


トーク4

父:「主イエスと歩く道」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「リンカーンと聖書」というテーマでお届けしました。

父:リンカーンが大統領に就任して間もなく、南北戦争が始まりました。この戦いで、リンカーンは宿敵と言われていたエドウィン・スタントンを陸軍長官に任命したのです。スタントンはリンカーンが大統領に当選した後でさえ、「リンカーンが大統領に当選したことは、国家的な災難」と言って、リンカーンを攻撃・非難した人です。

母:参謀たちは何故スタントンを重要なポストに置くのか理解できず、リンカーンに抗議しました。

父:その時リンカーンはこう答えています。「彼が私を数百回無視したからといって、それが何ですか?彼は使命のある人で、陸軍長官をするのに十分な資質があります。彼は今の難局(南北戦争)を立派に克服することができる信念と推進力を持った人物です。彼がこの難局を解決してくれるなら、ほかのことは関係ありません。」

母:参謀達は尚もリンカーンに進言しました。「しかしスタントンは、大統領を非難し、侮辱する大統領の敵ではありませんか?敵は消してしまうべきです!」

父:リンカーンはにっこり笑い、こう答えました。「私もそう思います。敵は、私達の心の中から消してしまわなければなりません!しかしそれは「敵を抹殺せよ」ということではなく、「敵を愛で溶かし、友人とせよ」ということです。イエス様も、敵を愛せよと言われました。もうこの人は、私の敵ではありません。そうすれば敵はいなくなるし、このように能力のある人の助けを受けることもできるし、一石二鳥ではありませんか?」

母:スタントンは最初リンカーンを侮辱していたが、後にはリンカーンを最も偉大な人物と尊敬するようになったのです。

父:もう1つ、南北戦争後、敵だった南軍の将軍たちをどうするかが問題になった時、リンカーンは言いました。神が私にしてくださったように、私も彼らを友として扱います。

母:最後に、大統領がらみで短いジョークを1つ紹介します。父と息子の会話

父: 父:ワシントンはお前の年の頃には、「ランプの明かりで熱心に勉強していたぞ。」

母: 息子:ワシントンがお父さんの年には大統領になっていたよ

父:聖書のみことばによって、いのちと力と愛をいただくことができます。教会に一度も行かれたことのない方は、ぜひ、今月、いや次の日曜日、お近くの教会に行ってみてください。日曜日の朝10時半から、普段着のままで、手ぶらで、お気軽においでください。

父:それでは最後に、ゴスペルアワーのテーマソング 「きみは愛されるために生まれた」を聞きながらお別れしたいと思います。あなたも愛されていることを忘れないでください。 今夜もゴスペルアワーを聞いて下さりありがとうございました。
それでは  母:この次は 父:来月5月にまた 母:お耳に 父母:かかりましょう。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

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◆本放送:第1金曜日 19時~
◆再放送:翌週金曜日 19時~
★秋田県南の「FMゆーとぴあ」の放送を、パソコンやスマホで全国から、ゴスペルアワーの放送時間にお聞きいただけます。

【聴く方法】

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