見出し画像

【原稿&トーク音声】2024年8月 「ここに愛がある」

父母コンビでお届けしているラジオ「ゴスペルアワー」の「原稿」を、トーク部分の「音声」と共に、ラジオの再放送が終わってから投稿しています。ラジオ内で紹介した歌は、どなたかがアップされているyoutubeから探して埋め込ませていただきます。(youtubeで見つけられなかった場合はご紹介できませんがご了承ください。)
ラジオでゴスペルアワーを聴くことができない方にも、ゴスペル(=福音・良い知らせ・グッドニュース)が届きますように!

下記リンクの、Youtube「ラジオ・ゴスペルアワー」の再生リストで、これまでのトーク音声&音楽を通してお聞きいただくこともできます。

ーーーーーーーーーー
トーク1

父:みなさん、(父母)こんばんは (母)2024年8月のゴスペルアワーの時間です。

父:ゴスペルアワーの「ゴスペル」とは、「福音・良い知らせ・グッドニュース」という意味です。天地万物をつくられた創造主・神様がおられて、私たちを罪から救うため、約2000年前に、神が人となってこの地上に生まれてくださったのが、イエス・キリストです。

母:このイエス・キリストが、私たちの罪の身代わりとなって、十字架で死んで、葬られ、三日目によみがえり、復活したことがゴスペル・福音だと聖書は教えています。

父:イエス様を私の罪からの救い主として信じるだけで、恵みによって、罪がゆるされ、神の子とされ、永遠の命が与えられて、神の国、天の御国に入れていただけるということが聖書の中で約束されています。
母: 2024年8月、今年、8回目のゴスペルアワーです。
父: 今日は「ここに愛がある」というテーマでお届けしたいと思います。

母:「ここに愛がある」という言葉は、新約聖書の中にある言葉ですよね。

父:はい、新約聖書のヨハネの第一の手紙4:10にこんな言葉があります。「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」

母:ローマ 5:8 には、こんな言葉もあります。「しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。」

父:イエス様の十字架を見ると、神様の私たちへの愛が明らかにわかる。十字架にこそ神の愛がある、明らかに現わされているということですね。

母: 今日は「ここに愛がある」というテーマで、本田弘慈先生の思い出を紹介したいと思います。

父:本田弘慈先生は、1912年(明治45年)に福井県で生まれ、今から22年前の2002年(平成14年)に亡くなられました。1946年に神戸中央教会を設立後、1つの教会だけで働く牧師ではなく、日本全国を巡回して、聖書の福音を伝える大衆伝道者として、1952年から福音クルセードという働きをはじめられました。
  私が高校2年生の時に仙台の市民会館で、本田先生のクルセード(福音伝道集会)があり、高校の先輩に紹介・誘われて参加したのが一番最初だったと思います。

母:本田先生は、涙あり、笑いあり、面白いお話をされる先生でしたよね。先生は、毎週全国の教会で特別伝道集会のために、飛び回っておられましたが、本田先生の奥様と娘さんは、私が神学校の時の奉仕教会だった、東京の世田谷中央教会の礼拝に集っておられました。

父:ほう、そうでしたか。はい、それではここで、今日の最初の歌をお届けします。森祐理さんの「永遠(とこしえ)の愛」という歌です。

母:それではどうぞお聞きください。
※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

トーク2

父:森祐理さんの「永遠(とこしえ)の愛」という歌をお届けしました。
  
母:はい、今日のゴスペルアワーは「ここに愛がある」というテーマで「本田弘慈先生の思い出」をお届けしています。

父:本田先生は日本全国どこの教会に行っても、「ここに愛がある」という真っ赤な背景に白字で「ここに愛がある」という文字のポスターを使われることが多くありました。そして、いつもだいたい、どこの教会でも、同じ話をされることがありました。

母:本田先生のお話の中で何回か聞いたことのある「さっちゃん」のお話を紹介したいと思います。

父:さっちゃんは小学校5年生です。さっちゃんのお母さんの顔には大きなやけどがありました。あるとき、さっちゃんの家で誕生パーティーを開くことになりました。みんな友達が集まりました。友達は「さっちゃんのお母さんを紹介してよ。あの人がお母さんなの?」と聞きました。「いいえ、あの人はお手伝いさんなの。お母さんは外国に出掛けているの」と嘘をつきました。

母:ある時、授業参観がありました。さっちゃんは「お母さんはお化けみたいな顔だから、学校に来なくて良いから」と断わりました。ある日、お母さんが顔のやけどについてさっちゃんに話しました。「さっちゃんが3歳位の頃だったわ。私が夕食の買い物をするためちょっと留守したの。帰ってくると、近所が火事だというので良く見たら、自分の家だったの。家がすごく燃えて、周りの人が止めたけど、家の中に飛び込んだの。そして、さっちゃんを抱きかかえて出るとき、大やけどをしちゃったの。消防員は『子どもがいろりの傍で、マッチ箱で遊んでいたからだろう』と言っていたわ。でも、良かったわ。さっちゃんが助かったんだから」と告げました。

父:さっちゃんは「お母さん、お化けみたいだなんて言って、ごめんなさい。私を助けるためだったのね」と謝りました。それから、さっちゃんは、クラスのみんなに「さっちゃんのお母さんは、日本一のお母さんよ!」と自慢するようになったそうです。
  本田先生はこう続けます。「愛するみなさん。イエスさまは、私たちが自分の罪によって罰を受けなければならないところを、身代わりになって死んでくださいました。十字架で『父よ、彼らをお赦しください』と祈られました。だれのために祈られたのでしょう。そうです。あなたのためです。あなたの罪のためにイエスさまは十字架で死なれたのです。」そのように話してから、「きょう、イエスさまを信じる人は手をあげてくさい」と招きをします。すると、大勢の人が手をあげます。

母:さっちゃんは、ともだちからは「のこちゃん」と呼ばれていました。なぜ「のこちゃん」かというと、「おばけの子」で「のこちゃん」と言われ、お母さんの顔がやけどのためにおばけのような怖い顔になってしまっていたことをからかわれ、悪口を言われていたからです。

父:さっちゃんは、おかあさんと一緒に外に買い物に行くのも恥ずかしいと、おかあさんのことが大嫌いでした。でもお母さんは自分を助けるためにこんなひどい顔になってしまったことを知ってからは、私のお母さんは日本一のお母さんと言えるようになりました。

母:神様は私たち一人一人を愛して下さっていることをみなさんもぜひ知っていただきたいと思います。

父:それでは、今日の2曲目の歌をおとどけしましょう。
「イエスが愛したように」という歌です。

母:どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

トーク3

父:「イエスが愛したように」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「ここに愛がある」というテーマで本田弘慈先生の思い出をお届けしています。

父:20年以上前に、カセットテープの時代に、本田先生の説教・お話の中で記憶に残っているお話があります。本田先生が小さい子供の時に、お父さんの大事な骨とう品の皿を壊してしまいました。本田少年のお父さんはカンカンになって怒りました。
  あまりにも怒るものですから、おばあちゃんが、弘慈が壊したのは、私が弁償する。なんぼだぁと聞くと。10円だというのです。今の10円だったら、私だって出せますが、当時の10円は今で言えば、10万円位の価値だったようです。

母:おばあちゃんが弁償した後も、お父さんは、毎日のように本田少年を何度も、思い出しては叱りました。それを見ていたおばあちゃんがお父さんを叱りました。

父:「わたしが全部弁償したのだから、もうそれ以上は叱るな」というわけです。
 そして本田弘慈先生は説教の中で、イエスキリストの十字架の救いによって、私たちの犯した罪は贖われ、ゆるされて、神様は決して2度とその罪を責めたり思い出されることはないのだと説教されていました。

母:神様の赦しは、3つの特徴があります。①完全に②永遠に③全部ゆるされるということです。

父:不完全な赦しではありません。一時的な赦しではありません、一部部分だけがゆるされるのではなく、全部ゆるされるのです。自分が過去に犯した罪の罪責感で、苦しんでいる人が少なくありません。

母:しかし神様がイエス様の十字架によって示してくださった愛は、①完全に②永遠に③全部ゆるされる愛です。

父:聖書には何億円もの借金を赦された人の例え話があります。私たち自身では払いきれない罪の借金をイエスキリストが十字架で 私の代わりに支払い、解決してくださったのです。ここに神の愛があります。

父:はい、それでは今日の3曲目の歌をお届けします。
 「主イエス神の愛」という歌です。

母:それでは、どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

トーク4

父:「主イエス神の愛」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「ここに愛がある」というテーマでお届けしました。

父: 本田弘慈先生が聖書の説教の中で、よく繰り返していたお話があります。
頑固で我の強い人には3つの特徴があります。我が強い人は・・・
① 感謝がない ②思いやりがない ③すみません と言わない・言えない

母:本田弘慈先生がこんなことを言っていました。「皆さんのお祈りは、十円玉のお祈りになっていませんか」

父:なんだろう、十円玉? 「愛する皆さん、十円玉は銅貨でしょう。
『どうか、どうか』そればっかりで、神様への感謝、讃美がなくて、お願いばっかりしている、そんなことはありませんか」

母:最後に本田先生の「愛の上に神殿が立つ」という短いお話を紹介しましょう。
むかし、あるところにふたりの兄弟がおりました。朝早くから夜遅くまでふたりはよく働きました。収穫の秋となり、ふたりはその年の刈り入れをしました。そして、その刈り入れたものを半分に分けました。

父:夜になり、弟は考えました。「お兄さんは、嫁も子どももいる。収穫したものを半分にするのはいけない。そうだ。夜のうちに僕のものからお兄さんのところに返しておこう。」
弟は、さっそく麦畑に出て、自分のものから兄のところに麦を移しました。そうして安心して家に帰り休みました。

母:さて、兄の方も夜になって、寝付かれずにいました。「弟はひとりで暮している。さぞかし、寂しいことだろう。自分には暖かい家族がいる。そうだ。あの収穫したものを半分にしてはいけない。弟にやらなければ。」

父:兄は麦畑に行き、自分の刈り入れたものから弟のところに麦を移しました。「これくらいでいいだろう。これで安心して眠れる。」と言って帰って行きました。あくる朝、畑に出て来た兄弟は驚きました。ふたりの収穫した麦は、きのう、分けたときと同じになっていました。ふたりは、きのうの夜、自分たちがお互いにしたことを話し、笑い合い、抱き合って涙し、感謝し合いました。

母:そしてその二人の土地の上にやがて神様を礼拝する神殿が建てられたというお話です。

父:「ここに愛がある」聖書のみことばによって、愛・喜び・平安をいただくことができます。教会に一度も行かれたことのない方は、ぜひ、今月、いや次の日曜日、お近くの教会に行ってみてください。日曜日の朝10時半から、普段着のままで、手ぶらで、お気軽においでください。

父:それでは最後に、ゴスペルアワーのテーマソング 「きみは愛されるために生まれた」を聞きながらお別れしたいと思います。あなたも愛されていることを忘れないでください。 今夜もゴスペルアワーを聞いて下さりありがとうございました。
それでは  母:この次は 父:来月 9月にまた 母:お耳に 父母:かかりましょう。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

【ゴスペルアワーfacebookページ】
http://www.facebook.com/radio.gospelhour

◆本放送:第1金曜日 19時~
◆再放送:翌週金曜日 19時~
★秋田県南の「FMゆーとぴあ」の放送を、パソコンやスマホで全国から、ゴスペルアワーの放送時間にお聞きいただけます。

【聴く方法】

 ■スマホの場合、

 http://listenradio.jp/

 アプリインストール後「選曲」を押し、画面の下の方を見ていき「FMゆーとぴあ」を探して押したあと、再生ボタン▶を押してください。

 ■パソコンの場合、下記サイトの左上の再生ボタン▶を押してください。

http://listenradio.jp/Home/ProgramSchedule/30030/FMゆーとぴあ

【ゴスペルアワーfacebookページ】
http://www.facebook.com/radio.gospelhour