【原稿&トーク音声】2021年1月 ゴスペルアワー「感謝」
父母コンビでお届けしているラジオ「ゴスペルアワー」の「原稿」を、トーク部分の「音声」と共に、ラジオの再放送が終わってから投稿しています。ラジオ内で紹介した歌は、どなたかがアップされているyoutubeから探して埋め込ませていただきます。(youtubeで見つけられなかった場合はご紹介できませんがご了承ください。)
ラジオでゴスペルアワーを聴くことができない方にも、ゴスペル(=福音・良い知らせ・グッドニュース)が届きますように!
トーク1
父 みなさん、 ( 父母)こんばんは (母)2021年1月のゴスペルアワーの時間です。
父: ゴスペルアワーの「ゴスペル」とは、「福音・良い知らせ・グッドニュース」という意味です。
天地万物をつくられた創造主・神様がおられて、私たちを罪から救うため、約2020年前に、
神が人となってこの地上にうまれてくださったのが、イエス・キリストです。
このイエス・キリストが、私たちの罪のみがわりとなって、十字架で死んで、葬られ、三日目によみがえり、復活したことがゴスペル・福音だと聖書は教えています。イエス様を私の罪からの救い主として信じるだけで、罪がゆるされ、神の子とされ、永遠の命が与えられて、天国へいれていただけるということが聖書の中で約束されています。
母: 2021年1月、今年、最初のゴスペルアワーです.
父: 今日のゴスペルアワーは「感謝」というテーマでお話したいと思います。
母: 今年の正月は、コロナウイルスのために、家の中に閉じこもって過ごさなければなりません。
父: 2年間家に閉じこもった家族がありました。第二次世界大戦の時、フランク家というドイツのユダヤ人の一家です。
母: ナチスによるユダヤ人狩りが始り、フランク一家はオランダに逃げました。
父: ところがそのオランダでも、ナチスの魔の手が伸びてきました。そしてとうとう彼らは、オランダのとある隠れ家に引っ越しをしたのです。この一家のひとりがアンネの日記を書いたアンネ・フランクです。
母: 彼女は日記の中に隠れ家の生活を克明に記録しています。
父: 狭い空間に八人で生活するんですね。外へは一切出られません。ほんの少しでも音を立てて誰かに見つかれば、一巻の終わりです。
母:カーテンは閉めたままで、水を流す音が響かないよう、トイレの使用は早朝と夕方以降のみ、部屋の空気の入れ替えも深夜になってからです。
父:咳ひとつ自由にできない生活の中で「一度でいいから心から大声で笑いたい」「ひとりになりたい」「新鮮な空気を深呼吸したい」「太陽の下で走り回りたい」。
母:しかしそのようなことはすべてかなわぬ夢です。
父:このような状況がひとりひとりにストレスを生み、家族間の関係が少しずつギスギスし始めて行きました。
母: ところが1943年の12月、フランク一家をかくまっていてくれていたオランダ人女性から、サプライズで、クリスマスケーキが差し入れられたのでした。ケーキの上には「1944年を平和の年に」と書かれていました。
父:この優しい隣人のプレゼントは、この一家に喜びを吹き入れたのです。特にアンネの心の中に、感謝の気持ちが沸き上がりました。これをきっかけにアンネは、自分がお母さんに悪態をついたこと、日記の中にひどい悪口を書いたことなどを反省するようになります。
母:そして辛いことばかり考えていても仕方がない、これからは楽しいことを、感謝すべきことを見つける達人になろうと決心し、やがてこれを境に日記の中に彼女が見つけ出したささやかな喜びの記録が書き込まれていくことになるのです。
父:そしてそれが家族を愛していく力になっていくんですね。
大変な時こそ、困難の只中で「感謝」をささげることができたらすばらしいですね。
母: それでは今日の1曲目の賛美をおとどけします。
小坂忠さんの歌で、「感謝と喜びを」という歌をお届けします。。
父: それではどうぞおききください。
※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています
トーク2
父: 小坂忠さんの歌で、「感謝と喜びを」という歌をおとどけしました。
母: 今日は「感謝」」というテーマでお届けしています。
父: 聖書の中には、「すべてのことを感謝しなさい」という言葉があります。
母: 「すべての事について、感謝しなさい」とは、不幸や悲劇をも感謝せよという意味ではありません。
父: むしろ、どのような状況の中でも、決して変わらないものがあるから、意識的に感謝することを選び取りなさいという意味です。
母: では、決して変わらないものとはなんでしょうか。
父: それを持っている人は、すべての事について感謝できます。しかし、決して変わらないものをもっていない人は、状況に左右されることになります。聖書が教える「不変のもの」とは、次のようなものです。
母:「私たちは神から愛されている。私たちが尊い存在であるという事実は、永遠に変わらない」。 父: このことを信じた人は、「何が起ころうとも、すべては益に変えられる」という確信を持つことができます。その人こそ、逆境の時でも感謝の心を失わない人です。
母: 聖書のことば ローマ 8:28
父: 神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。
母: それでは今日の2曲目の賛美をおとどけします。
( 水野源三 )さんの( ありがとう )という歌です。
父: 水野源三さんは、9歳の時赤痢にかかり、その高熱によって脳性麻痺を起こし、やがて目と耳の機能以外のすべてを失い、話すことも書くことも出来なくなったが、そのような苦しみの中でイエス様を信じ、たくさんの詩集を残されました。
母: ものが言えない私は、ありがとうのかわりにほほえむ、
朝から何回も、何回もほほえむ、苦しい時も、悲しい時も、心からほほえむ。
父: それではどうぞおききください。
※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています
トーク3
父: 水野源三さんの 「ありがとう 」という歌を、お届けしました。
母: 今日は「感謝」というテーマでお話をしています。
父: 「感謝は状況を変える力がある」というお話を紹介しましょう。。
母: ナポレオンの時代に、シャロネットという男が無実の罪で牢獄に入れられました。何ヵ月もそこで過ごした彼は自暴自棄になり、死を覚悟しました。
父: その独房には毎日、僅かな日の光が差し込むスポットがありました。ある朝、驚いたことに固い土の中から小さな草が芽を出しているのに気がつきました。彼はそれが神が与えて下さった希望の光のように思えたので、感謝と喜びをもって、毎日その草に水をやりました。
母: やがてその草は大きくなり、ついに美しい紫と白の花を咲かせました。
父: この一連の出来事を見守っていた看守たちは、この話を家に帰って妻たちに話しました。やがてこの話は、ナポレオンの妻ジョセフィーヌの耳にも届きました。彼女はこの話に心を動かされ、これほど花を愛する者が犯罪者であるはずがないと確信し、ナポレオンに裁判のやり直しを願い出でました。そしてその結果、彼は疑いが晴れて釈放され、自由の身となったのです。
母: 聖書の言葉 第一テサロニケ5:16-18
父: いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
すべてのことにおいて感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
母: 毎日の生活の中で感謝を忘れずに、新しい年を過ごしたいと思います。
父: それでは今日の3曲目の賛美をおとどけしましょう。
(サムエルさんの Give Thanks」という歌をおとどけします。
母: それではお聞きください。
※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています
トーク4
父: サムエルさんの 「Give thanks」をおとどけしました。
母: 今日は「感謝」というテーマでおとどけしました。
父: 私達は、「すべてが順調にいって感謝出来る人はいいよね。・・・。」と思いがちです。
しかしそれは本当にそうでしょうか?
実は、感謝する心は、状況ではなくて自分の心持ち次第なのです。
母: 同じ状況でも、その中にある良い所を見つけて行くか、悪いところばかりに目を留めるかによって、私達の心は全く変わってきます。
父: 旧約聖書 詩篇」107篇1節にこんな言葉があります。
『主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない』
母: 私たちを愛して下さっている主・神様は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに、
永遠に絶えることがない と言われています。
父: アフリカの砂漠の国の人がフランスに招待された時に、国立公園の中の滝を見て感激ました
流れ落ちる滝の水をずっと見ていました。案内人は、そろそろ次の場所に行きましょうというと、彼は答えました。
母: この水が流れ終わるのを見てから行きます。
父: この滝の水は、流れ終わることはありません。常に流れ続けます。神様の恵み、いつくしみも
永遠に絶えることがありません。神様に感謝しましょう。
母: それでは最後に、ゴスペルアワーのテーマソング、
「きみは愛されるために生まれた」を聞きながらお別れしたいと思います。
父: あなたも愛されていることを忘れないでください。
今夜もゴスペルアワーを聞いて下さりありがとうございました。
父 それでは 母: この次は 父 来月2月にまた 母: お耳に 父母 かかりましょう。
※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています