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【原稿&トーク音声】2024年5月 「タイタニック号」

父母コンビでお届けしているラジオ「ゴスペルアワー」の「原稿」を、トーク部分の「音声」と共に、ラジオの再放送が終わってから投稿しています。ラジオ内で紹介した歌は、どなたかがアップされているyoutubeから探して埋め込ませていただきます。(youtubeで見つけられなかった場合はご紹介できませんがご了承ください。)
ラジオでゴスペルアワーを聴くことができない方にも、ゴスペル(=福音・良い知らせ・グッドニュース)が届きますように!

下記リンクの、Youtube「ラジオ・ゴスペルアワー」の再生リストで、これまでのトーク音声&音楽を通してお聞きいただくこともできます。

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トーク1

父:みなさん、(父母)こんばんは (母)2024年5月のゴスペルアワーの時間です。
父:ゴスペルアワーの「ゴスペル」とは、「福音・良い知らせ・グッドニュース」という意味です。天地万物をつくられた創造主・神様がおられて、私たちを罪から救うため、約2000年前に、神が人となってこの地上にうまれてくださったのが、イエス・キリストです。

母:このイエス・キリストが、私たちの罪の身代わりとなって、十字架で死んで、葬られ、三日目によみがえり、復活したことがゴスペル・福音だと聖書は教えています。
父:イエス様を私の罪からの救い主として信じるだけで、恵によって、罪がゆるされ、神の子とされ、永遠の命が与えられて、神の国、天の御国に入れていただけるということが聖書の中で約束されています。

母: 2024年5月、今年、5回目のゴスペルアワーです。

父: 今日のゴスペルアワーは「タイタニック号」というテーマでお届けしたいと思います。

母: 1998年にレオナルド・ディカプリオ主演で公開された映画「タイタニック」のあのタイタニック号ですか

父:はい、実際のタイタニック号は、1912年、今から112年前の4月にイギリスからアメリカニューヨークに向かう途中で、氷山と衝突して沈没してしまいました。
長さ269.1 m 幅28.2 m 高さが53 mで、建物・ビルで言えば15階から20階建ての高さだったそうです。

母:当時は絶対沈まない船と言われていましたが、死者が約1500人 生存者が約700人という大事故になってしまいました。

父:映画のディカプリオが演じた人物は架空の人物でしたが、沈没する最後まで音楽を演奏していた楽団は実在した人たちでした。映画では最後まで讃美歌320番を演奏していたのは多くの方の記憶に残っているのではないでしょうか。

音楽隊のリーダーとなっていたのが、バイオリン奏者のウォレス・ハートリーで、1878年にイングランドで生まれたハートリーは、父が聖歌隊と教会学校の校長を務めていて、そこでバイオリン演奏を学びました。卒業後もオーケストラで活躍し、やがてタイタニック号のバンドマスターを務めることとなりました。プロポーズしたばかりの婚約者マリア・ロビンソンと離れ離れになるため、はじめは悩んだそうですが、この仕事が将来につながるかもしれないと考え、乗船を決意したそうです。

母:はい、それではここで、今日の最初の歌をお届けします。さきほど紹介しました讃美歌320番「主よ、みもとに近づかん」です。

父:それではどうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています



トーク2

父:「讃美歌320番」をお届けしました。
  
母:はい、今日のゴスペルアワーは「タイタニック号」というテーマでお届けしています。

父: タイタニック号には、もう一人、勇気ある行動を取った人がいました。
ジョン・ハーパーというスコットランド人の牧師です。彼は、ロンドンなどで開拓伝道をして、幾つもの教会を立ち上げました。また、伝道者としても各地を廻って、彼の働きを通して、多くの人がイエス様を信じました。

母:彼は1912年に、アメリカのシカゴ市にあるムーディー教会の特別伝道集会に招かれて、そこに行く途中で事故に遭った訳ですが、タイタニックが氷山にぶつかって、船内が段々とパニックに陥った時に、ハーパーさんは乗客に向かって、こう叫びました。

父:「女性、子供、そしてまだ救われていない人々・クリスチャンでない人をまず先に、救命ボートに乗せなさい。」
 次に、彼は自分の救命胴衣を、救命胴衣を持っていない人に渡しました。船が沈んで、救命ボートに乗れなかった人々が冷たい海に放り出された後でも、彼は証しを続けました。

母:板につかまって必死に泳ごうとしている男の人に対して、「あなたは救われていますか」と尋ねました。相手の男性は、「ノー」と答えました。

父:すると、ハーパーさんは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」という聖書のみことばを彼に語りました。
 すると、彼は海の中で主を信じたのです。そして、結局、ハーパーさんは39歳という若さで死にますが、板につかまりながら主を告白した男性は救助されたのです。

母:後に、彼はカナダの教会で、「私はジョン・ハーパー先生の最後の回心者です」と証しをしています。

父:自分の救命胴衣を渡しながら、助かったら必ず教会へ行って、イエス様を信じて下さいと、言い残してハーパーさんは海の中に沈んで亡くなりました。
「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません」(新約聖書ヨハネの福音書15章13節)。

母:それでは、今日の2曲目の歌をおとどけしましょう。
「主イエス・神の愛」という歌です。

父:どうぞお聞きください。
※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

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トーク3

父:「主イエス・神の愛」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「タイタニック号」というテーマでお届けしています。

父: タイタニック号が事故にあった時、タイタニック号に乗船していた日本人がたった一人だけいました。細野正文さんという人です。 イエローマジックオーケストラ(YMO)のリーダーとしてテクノサウンドブームをつくった細野晴臣(ほそのはるおみ)さんのおじいちゃんでした。

母:彼は、無事に救出されて日本に戻って来た時は、時の人・話題の人として迎えられましたが、タイタニックの事故の時には、救助船には子供や女性が優先的にのせられていました。「男性の細野さんが人を押しのけて、自分が先に助かるために救助船に乗った。なんと恥知らずな男だ」と、日本中で非難・中傷されるようになってしまいました。

父:「他人を押しのけて救命ボートに乗った嫌な日本人がいた」という内容のレポートが出されて、日本人乗船者は細野さんだけなので、当然この「嫌な日本人」とは細野さんのことだろうと思われました。これによって細野さんは仕事も失いました。
しかし、これが誤解・間違いであったのが確認されたのは、細野さんが亡くなってから58年後だったそうです。

母:人から誤解され、悪く言われてどんなに大変なことだったでしょうね。

父:はい、それでは今日の3曲目の歌をお届けします。
 小坂忠さんの歌で「み手の中で」という歌です。
 細野さんのお孫さんの細野晴臣(ほそのはるおみ)さんは、YMOを結成する前に小坂忠さんと一緒に「エイプリルフール」というグループを結成しています。

母:それでは、どうぞお聞きください。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています


トーク4

父:小坂忠さんの歌で「み手の中で」という歌をお届けしました。

母:今日のゴスペルアワーは「タイタニック号」というテーマでお届けしました。

父: タイタニック号と同じような事故が、1954年(昭和29年)9月26日に日本の青函連絡船「洞爺丸」で起こりました。
 
母:台風の大波のために洞爺丸は沈み、1000人を超える人が亡くなり、助かったのはわずか160名ほどでした。

父:その洞爺丸の中に、実はストーンさんとリーパーさんという2人の宣教師が乗り合わせていました。二人は、あわてたり、 泣き叫んだりする乗客をなだめ、励ましつつ救命胴衣の着用の手助けをしました。

母:事故から二日後にストーンさんの遺体が、それからさらに後に リーパーさんの遺体が発見されました。多くの犠牲者は救命胴衣を着けたまま亡くなっていたのに、この二人は救命胴衣を身に着けていませんでした。

父:二人とも自分の救命胴衣を日本人に手渡して死んでいったのです。事実、事故から 数日後、宣教師から救命胴衣をもらったという青年が現れました。
 
母:二人の外国人の愛の行為は多くの人々に深い感動を与えました。キリストの愛を身をもって示し、日本人の生命を救った という話は、その後も人々の間に語り継がれています。

父:宣教師はなぜ自分のいのちを犠牲にして、日本人を助けようとしたのでしょうか。
イエスキリストがまず私たちを愛し、私たちを救うために、罪の身代わりとなって、十字架でしんでくださったからです。

母:教会に一度も行かれたことのない方は、ぜひ、今月、いや次の日曜日、お近くの教会に行って、あなたへの愛のことばを聞いてみてください。日曜日の朝10時半から、普段着のままで、手ぶらで、お気軽においでください。

父:それでは最後に、ゴスペルアワーのテーマソング 「きみは愛されるために生まれた」を聞きながらお別れしたいと思います。あなたも愛されていることを忘れないでください。 今夜もゴスペルアワーを聞いて下さりありがとうございました。
それでは  母:この次は 父:来月6月にまた 母:お耳に 父母:かかりましょう。

※ゴスペルアワーで紹介した歌をyoutubeから探して貼り付けています

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◆本放送:第1金曜日 19時~
◆再放送:翌週金曜日 19時~
★秋田県南の「FMゆーとぴあ」の放送を、パソコンやスマホで全国から、ゴスペルアワーの放送時間にお聞きいただけます。

【聴く方法】

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