冬を越える映画
あけましておめでとうございます🎍
ぐっと冷え込みましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。グッドムービークラブの藤田です。グッドムービークラブは、東京・三鷹のCafe Hammockというカフェを拠点に活動している小さな映画上映チームです。
このたび、noteをはじめました。
私たちは、大石・岡野・上原・小長谷・藤田の20代後半の5人組です。
縁があり集まって映画屋さんをやってます。それぞれについてはおいおい、こちらでも紹介していきますね。好きな映画のタイプもそれぞれです。
グッドムービークラブのnote1本目の記事は、「冬を越えるための映画」について。
岡野:私さ、冬ってまじ苦手なの。寒いっていうだけで悲しい気持ちになるわけ。だから、冬越えの映画を教えて欲しい。冬のことを好きになれる映画か、観ていたら元気になっちゃって冬が平気になる映画。
という岡野、そして同様のお悩みをもつあなたのために、本、チョイスしてみました。軽くてゆるくて個人的なおしゃべりによる推薦コメント?付き。もしよければお付き合いください。
《1》雪山と肉体美
レニー・ハーリン監督『クリフハンガー』(1993)
上原:冬っていうか雪山だけど、シルヴェスター・スタローンが主演の『クリフハンガー』はどうかな?スタローンが山岳救助隊で、武装強盗団と戦うっていういわゆるアクションもので、スタローンの肉体美を堪能する映画。
藤田:雪山と肉体…。
《2》雪山で顔芸
スタンリー・キューブリック監督『シャイニング』(1980)
大石:『シャイニング』はどう?すごい寒い季節に、大学の授業で爆音で観てさ。あれは良かったな〜。雪山のホテルを舞台にしたホラーなんだけど、雪がすごすぎて出られないの。
岡野:”『シャイニング』は、あらゆるシーンの構図が美しい”ってキノ・イグルーの有坂さんが言ってた。シンメトリーになってるとか。
藤田:あの、有名なグワー!っていう顔のシーンだけ知ってる…。
岡野:この写真もすごいな(笑)
大石:ここ最高だよ、顔芸っていう点でも大好きなシーンだ。後半はもう小説家のお父さんの顔芸がずっと続く感じだよ笑
藤田:これお父さんなんだ!?
大石:そうそう。そして雪の描写がすごい。私は雪国育ちじゃないから、「雪がすごすぎて外に出れない」っていう経験をしたことがなくて。この映画観るとウオー冬すごいなって思うよ〜。
《3》クリスマスの定番アニメ
長島喜三、ラリー・レーマ監督
『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』(1964)
藤田:私は『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』かな…?お家で観るのに良い感じのかわいいアニメーション。クリスマスソングの「赤鼻のトナカイ」と同じ原作から作られたアニメだよ。
上原:昔さ、年末近づくとテレビでやってなかった?
藤田:そうそう。3番(Eテレ)でやってた!アメリカの作品なんだけど、日本人も参加してて、アニメーターの持永只仁さんは、この間フィルムセンターで展覧会が開かれてた。このトナカイ、鼻がチカチカして、可愛いのよ…。
《4》サンタのおじさんは、普通におじさん
レイモンド・ブリッグズ原作、ダイアン・ジャクソン監督『ファーザー・クリスマス』(1991)
岡野:クリスマスのアニメだと、『ファーザー・クリスマス』好きだな〜!実家にVHSに焼いたのがあって子どもの時たくさん観てたよ。サンタクロースがバカンス取るのよ。
藤田:あ、このイラスト『スノーマン』の人か!絵本見たことある。
岡野:そうそう!サンタさんがスノーマンのところに遊びに行くの。絵本が有名だけど、アニメーションも実はあって。サンタさんも大変ねって感じなのよ…。サンタのおじさんが悪態つきでさ、普通のおじさんなの笑
大石:いいね、ほっこりしそう。
《5》ただ雪だるまみたいだから
ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ監督『ベイマックス』(2014)
大石:あ!『ベイマックス』は?卒業制作が終わったときに仲良し4人で観に行って、観る前にクロワッサンを食べたんだよね。クロワッサン食べてベイマックス観て、あ〜幸せ〜って思った記憶がある!
藤田:あはは(笑)"あの映画、冬に観たな〜"っていう思い出ね。映画自体についてっていうより、観た時の思い出をすごく覚えている映画ってあるよねー。就活の面接の後に観た映画とか(笑)
大石:ベイマックスみたいなスピードの速い映画苦手なんだけど、でもベイマックスにはとても満足して帰ったんだよね。
あと、ベイマックスが雪だるまみたい、白い。
《6》とにかく雪景色
トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』(2010)
藤田:『ノルウェイの森』はどうよ!雪だよ!まあ、冬に対してポジティブな気持ちにはならないんだけどさ…。
大石:雪景色綺麗だよね。
岡野:観てないし小説も読んでないけど、イチャイチャ映画じゃないの?
藤田:すぐセックスするな…って思った記憶はあるけど(笑)
とにかく、綺麗だ!って印象が残ってるな。色と画面が綺麗だったなー。
実は、内容はあんまり全然覚えてないんだけどね。
村上春樹の小説ってさ、いつ読むかで印象がだいぶ印象違うよねえ。『ノルウェイの森』の小説を初めて読んだのは、高校生の時でさ、うわこれ官能小説じゃねーかって思ったよ…。
岡野:高校の時に、同じクラスの男子が読んでたな!後で内容を知って、「え〜!あの子がそんな小説読んでたの!?」って驚いた。
藤田:今読んだら全然違うんだろうな〜。小説も、映画も。せっかく思い出したし、冬だし、観直してみようかな。
▼▼▼▼ 時 間 が き た た め 終 了▼▼▼▼
「冬を越える映画」いかがでしたでしょうか。この6作品、元気になるっていうか、ただただ冬の映画っていうだけのような気もしますが、もし良かったら観てみてください。
おまけとして、音楽編もどうぞ。
《番外・音楽編1》
岡村靖幸『家庭教師』(1991)
大石:冬になると、岡村靖幸が聴きたくなる。
『家庭教師』は、中学生の時にジャケ買いしたんだよね。椎名林檎の『丸の内サディスティック』と一緒にお年玉で買ったの。
最初に聞いた時、ヒェ〜〜〜〜!ってなって、誰かに受け止めて欲しくて倒れそうだった。気持ち悪すぎて、しばらく封印してた。サウンドも怖かったんだよねバシバシしてて。
《番外・音楽編2》
ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ
『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』(1997)
岡野:私、音楽ならブエナビスタソシアルクラブだな!自ら夏を作っていかないとダメだ!って感じになって、よく聴く。
藤田:冬を楽しもう!というよりは、そっちなのね。
岡野:そうそう、あったかい国の曲を聴いて、強制的に夏を作る。
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こんな感じで、軽いおしゃべりから、じっくりしたエッセイ?まで、色々書いていこうと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
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memo:2018年12月23日収録。小長谷はおやすみ。このあと皆で『ゴッホ 最期の手紙』を観にいきました。