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日高屋紳士

- 狭い奥の二人掛けテーブルに案内されて    

日高屋紳士(以後、紳士):「そっち狭いけど座れる?大丈夫?」

紳士の後輩(以後、後輩):「あ、すみません、大丈夫です。」

紳士:「あ、そう?はい、これメニュー。俺は決まってるからさ。まぁゆっくり決めなよ。」

後輩:「あ、決まってるんですね。」

紳士:「うん、俺、ここ来たらこれしか頼まないからさ。」

後輩:「あ、じゃあ急いで選びますね。」

紳士:「いいよ、いいよ、ゆっくり選びなって。」

後輩:「あ、いやでも。」

紳士:「いいっていいって、ゆっくり選びなって。せっかくだし。」

後輩:「あ、はい。じゃあせっかくだし、、、(30秒くらいして) あ、じゃあ店員さん呼びますね。」

紳士:「え、もう決まったの?いいよ、ゆっくり選んで。」

後輩:「ありがとうございます。でももう決まったんで、大丈夫ですよ。」

紳士:「あ、そう?本当に?」

-後輩が呼び鈴を押す。店員がやってくる。

店員:「ご注文お決まりですか。」

後輩:「このレバニラ炒め定食と、、、」

紳士:「(右手を軽やかに挙げながら) 野菜たっぷりタンメンで。」


いや、野菜たっぷりタンメンかいっ!!!

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