二泊三日skagen旅行、ハイライトと学び
先日、この夏に帰国する友人とデンマークの国内旅行を楽しみました。行き先は、Skagenという、デンマークの最北端の地です。
今回は、旅行のハイライトと、旅行から学んだことを記録しておこうと思います。
まずはじめに、Skagenの紹介を少し。Skagen(スカ―イェン、スケーエン)は、デンマークのヴェンシュセルチュー島の観光地です。北海とバルト海がぶつかり合う様子を見ることができることで有名です。
私が住むコペンハーゲンからは、バスで6時間かけてオールボーまで行き、そこから電車で1時間ほどで到着します。
デンマークの都市部ではなく少しニッチな観光地は、交換留学でデンマークに滞在する今だからこそ行ける場所だと思い、弾丸旅行を決行しました。
無事にバスに乗り、オールボーに到着して電車を待っていました。しかし、予定時間を過ぎても電車は来ません。
そこで、私たちは「プラットホームに対して車両が短く、電車が到着していたことに気づかずに電車を一本逃してしまっていた」ことに気づきました。
オールボーからスケーエンまでの電車を1時間ほど待つことに、、、。
こちらは、1時間後に乗った電車から撮影した外の風景です。
ゆったりとしたヨーロッパの田園風景が楽しめました。
その後、無事Skagenに到着し、観光を楽しみました。
夕焼けの時間帯で、とてもきれいでした。
北海側の海と、バルト海側の海とで、色が少し違うように見え、二つの海流がぶつかり合う様子は、迫力がありました。
充実の二泊三日を終え、オールボーで帰りのバスを待っていました。
通常15分前にバス乗り場にいる必要があるため、余裕をもって30分ほど前から待機していました。
しかし、待てど暮らせどバスは来ません。発車時刻も迫る中、焦り始めた時にバスがすでに到着していたことに気づきました。
私たちが予約していたのは、FLIX BUS という、長距離専用の格安バス。通常は、緑の車体です。ところが、今回は緑の車体ではなく、白と黄色の車体のバスだったため、気づきませんでした。急いで駆け寄ると、そこには同じような状況と思われる4-5人が乗せてもらえるように抗議しているところでした。
時刻は出発時間1分前。ドアは閉じられ、スタッフは聞く耳も持たない様子でした。こうして、私たちは抗議することもできないまま、6時間乗る予定のバスを目の前で逃すことになってしまいました。
不運にも電車はキャンセルが重なり、プラットホームでの3時間の楽しいお菓子とおしゃべりタイムを経たうえで、やっとのことで電車に乗ることができました。その後も、直通のはずが乗り換えが必要になって途中の駅で走り回ったり、乗った電車がデンマークではまれにみる満員電車で、立つことさえ困難だったりと、とても大変な思いをしてコペンハーゲンに帰ってきました。帰ったころには時刻は午前0時を回っていました。
この旅行を通して、学んだことがあります。
それは、どんな状況でも楽しい・面白いと思えるかは自分次第ということです。
行きの電車を逃した時も、バスを逃した時も、電車を待っているときも、やっと乗った電車が満員電車だった時も、どこかでその状況を楽しんでいる自分がいました。
予定通りにはいかないことばかりだけれど、ハプニングやストレスフルなことは絶えないけれど、それでもその状況を乗り切って、後で笑い飛ばしてやろうという気持ちがありました。
友人も同じように感じていたようで「これは留学を通して学べたことの一つだね。」と話しました。
出国前、大学の先輩が「あとで話せるようなネタをたくさん増やしておいで」と言ってくれたことを思い出しました。きっと、人生を彩るのは楽しいことだけではなくて、失敗や失態も大切な要素なんだろうと思います。
留学期間は残り5か月。楽しい、うれしい、悲しい、悔しいと心動かされる瞬間や思い出をこれからも作っていきたいです。
最後に、私が電車の中で日記を書いていたところ、「私も書かせて~」と言って書いてくれた友人の最後の一行がお気に入りなので、これで締めたいと思います。
「(どんなことがあっても)私は笑う方でいたいので、最終日も笑い100点です。」