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エッ!
最近私の周辺では、訃報の連絡が多い。そんなお年頃だから、しょうがないのだが…
このマンションに越してから22、3年経過した。
深いお付き合いでは無いが、知り合いも出来た。定年時にこのマンションに住んだ住人も70代80代辺になった。
そんな住民で、とても前向きで明るく活動的で、サバサバしたアクティブシニアさんのご主人様の訃報を知った。家族のみの1日葬だと聞きお悔やみはお会いした時に伝えた。
悲しみで一杯なのではと、思ったが,めっちゃ明るい顔と弾んだ声だ?
無理に明るさを装ってるのでは無いその様子に,私は,ドン引きしてしまった。
自業自得よ!だとも言う。
薄々、夫婦仲は良くなさそうだと感じ取ってた。
浮気、ギャンブル、家庭内暴力、酒乱とは、全く無縁なご夫妻の不仲の原因は相性の悪さらしい。
私には知り得ない、いろんな苦労があったのでしょう。
安定したサラリーで生活不安も無かったが、我慢の連続だったと、自分を自画自賛するその方の顔をエッ?と見てしまった。
それぞれの家庭や夫婦間の事だから、追求もしないが、本人が屈託なく話すので、ヘェー、そうなんですか!と、聞いてしまう。
株やドル、不動産、生命保険などでかなりの資産を残したらしく、役所回りに忙しいらしい。
なんとも貧乏家の我が家には無縁なお話で羨ましい限りです。
話しを聞きながら、私は、ご主人様や親族に同情心が湧いてきた。ご主人様がATM機だけの人だったのであれば、かわいそう過ぎる!と…
せめて、ご主人様への労と感謝の言葉を聞きたかった。
私の世代は専業主婦も若干いる。
妻子の為に一馬力で働き、感謝もされず、夫側親族には塩対応の妻!であったとしても、幸せな人生だったのでしょう。
幸せなんて人から測られるものでは無く、自分が決めるものですから、余計なお世話でもありますが!
女性は強く、計算高く、吹っ切るのも早い。
自己肯定感が高い彼女である。
ネグラでクヨクヨする私は、見習いたいが、性格は簡単に変わら無い。
(ヘッダーの写真は私の結婚式の誓詞です。)
結婚式は誓詞がある入学式で、
お葬式は、卒業式かも知れない。
これから多死社会になり、いつも見かけた人を見かけなくなる。
その時は、卒業され、別な学校に入学されたのだと、思う事にしよう。