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GOODLOCAL! 23年春 インターン生レポート 現地活動報告「シニア世代との交流 ハーベストカフェに参加して」

こんにちは!インターン生の関です!

一月下旬に始まったインターンシップも折り返しを迎えましたが、今回は2月18日〜21日の現地活動中に参加させていただいた「ハーベストカフェ」の体験レポートを投稿します!

初日に参加したFIBイベントの様子は一緒にインターンシップに参加している咸さんが書いてくれました!ぜひこちらからご覧ください!https://note.com/goodlocal/n/nd3d84e8a828d

ハーベストカフェとは?
高齢化が進む現代、郡山市でも65歳以上の高齢者が人口に占める割合が25%を超えています。”人生100年時代”といった言葉を耳にする機会が増える中、周囲とのコミュニケーションを図り、アクティブに生きることが重要視されているといいます。代表である満井みさ子さんはハーベストカフェ設立の背景として自身の介護経験が大きいと言います。定年退職後、職場というコミュニティから離れ、家にいる生活が続いていた父親が認知症になったとき、これが直接の原因かは定かではないものの、コミュニケーション機会減少が関係したのではないかと満井さん自身後悔があったそうです。このことをきっかけに、”職場でも家庭でもない、地縁とも違う第三の場所”として地域の方が気軽に集まれるコミュニティとしてハーベストカフェが誕生したそうです!

ハーベストカフェは毎週火曜日10:00〜co-ba koriyamaで開催されています!詳しくはこちらから!
https://sites.google.com/view/harvestcafe

地域課題を現場視点から解決する「プロジェクトK」
2月21日、私たちが参加した回の活動内容は、「プロジェクトK」と呼ばれるものでした。今年度の「プロジェクトK」では、「郡山市の高齢者施策の調査と提言」をテーマに、日々生活している住民の視点から、現場の声をどのようにして行政に届けられるのかについて議論を重ね、最終的には市への要望として提案できる段階までを作り上げる活動を目指しているそうです。
今回はゲストとして市議会議員として3期12年、県議会議員として4期13年活躍してこられた勅使河原正之さんを迎え、行政に提案するうえで押さえるべきポイントを学びました。

高齢者免許返納の課題 
議論の中で特に盛り上がったのが、高齢者の免許返納による課題に関する話題でした。郡山市では75歳以上を対象にした返納推進事業に取り組んでいるそうです。しかし実際のところ、自動車は住民の足となっているため、返納を容易に決断することは難しいと皆さん口をそろえていました。私の福島滞在中の移動はバスがメインでしたが、バスが走っているのは市街地がほとんどでバス停に行くまで、バス停から目的地に行くまでが問題だとの声が聞かれます。また、選挙の投票においても車がなければ投票に行くことすら難しくなると言います。全国的に交通事故が増加している背景がある一方で、地域ごとに環境が異なり、住民一人一人が抱える悩みも異なっていることが分かりました。勅使河原さんによると、これらの課題を行政に提言する場合には、何をしてほしいかまでいかに具体的に落とし込んで提案できるかが重要と仰っていました。そのため他市での取り組みの事例を調べ、どの点で共通しているために郡山市でも転用可能か、反対にこの点は他市と異なるために懸念として挙げられるといった、施策のメリットデメリットの両者を押さえうえで、より具体的な形で伝えることが求められるそうです。

コミュニティを通して実現できる世代を超えた交流
ハーベストカフェをはじめ、第三の居場所となるコミュニティは退職後の生活に重要な役割を果たしています。しかしながら、今回のインターンシップという特別な形がない限り、私たちのような若い世代が活動についてお聞きする機会はまだまだ少ないことが現状です。先述した免許返納の課題についても私自身、交通事故のニュースを見るだけで、返納も必要だと安易に捉えていましたが、当事者の考えを踏まえると返納後の取り組みについてまだまだ考え直すべき点が多くあることに気づかされました。世代を超えた交流の場として、今回取り上げられたのは、子育て支援の場面や退職後の働き方のニーズに関してです。市内でも子育て世代のママさんが集まるコミュニティはあるものの、同世代の方が悩みを共有するに留まるのではないか、そこに子育てを終えた私たちが加わることで何か新しい発見を還元できるのではないかとの意見が挙がっていました。また、退職した後でも資格不要で地域のために働きたいとの声が多く、雇用契約以外の形で隙間時間に気軽に働く場を求める声もありました。


実際に参加したハーベストカフェでの様子。
世代を超えた交流を通して、現場の声を聴くことができました!


ハーベストカフェに参加して
参加者の皆様一人一人が地域をよりよくするために自分たちにできることを話し合う姿は、とても印象的で、いつしか自分が同じ世代に至った時には皆さんのようにコミュニティ内でいきいきと活動していたいと思いました。参加者の皆様も、私たちが来てくれてとても楽しかったと仰ってくださり、嬉しかったです。終了後には、趣味の話やこれまでのご自身のキャリアについてたくさん教えてくれました。「失敗しても人生が終わるわけではないのだから、学生の今しかできないことに挑戦し続けてほしい」。長い人生の中でたくさんの経験をしてきた皆様から頂いたこの言葉は重みがあり、大切にしていきたいと感じています。代表である満井さんをはじめとするハーベストカフェ参加者皆様、ゲストの勅使河さん、インターン先であるグロウイングクラウドの三部さん、丹治さん、普段の大学生活では関わることができない貴重なコミュニティに参加させていただき、ありがとうございました。

3/8インターン生企画!バーチャルサロンGOODLOCAL ふくしま
そしていよいよ3/8(水)17:00~、私たちインターン生が企画したオンラインイベントを開催します!
ゲストには、震災をきっかけに福島市に移住され、Tregion株式会社にて東北の地域PRを手掛ける三廻部麻衣さん、大学時代に起業され、県内最大のコワーキングスペースFukusima-baseを運営される株式会社オーダーメイドジャパンの中野友登さんをお迎えし、ゲストトークと交流会を予定しています!

途中参加、途中退出も可能なのでぜひお気軽にご参加ください!お申し込みはこちらからお願いします!

長文となってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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