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徹底的に「現場」と「人間」にこだわったときにだけ生まれるもの。

今はものが飽和した時代といわれています。

たくさんの選択肢の中、ありあまるモノやサービスの中から本当に必要なものだけを、一人一人が慎重に自分にあったものを選ぶ時代。

その「モノ」だけでなく、経験や、体験、共有できるストーリーに重きをおいたり、あくまで今までなかったサービスや価値観を 人間的な誰かのニーズのために(使いやすさだけでなく、喜びや楽しさなどその人の価値観)作り出していく姿勢は、街のあちらこちらにあふれています。

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● ハンドメイド作品を作って作家として好きな値段でサイトで売る。
● 一度使ったものを売買できるサイトに、不要になったものを掲載。
● 〇〇のやり方!などわからないことを、動画でわかりやすく説明してネットにあげる。

などなど。

これらはぜんぶ人間的な 「こういうのあったらいいな。」の価値観と 「こういうの欲しかったんだ。」の価値観の交換で成り立っています。

今回のシンポジウムにゲストに来てもらうスピーカーのお二人も、まさにこの姿勢から他の人の「あったらいいな。」を作り出して来たお二方です。

専門家といわれる人は、知識が邪魔をしてしまうので、どうしても今あるものを参考にしてそこから発展したアイデアしか出てきません。でも、作る人も、使う人も、専門家も専門家でない人も、多種多様な人でアイデアを出し合って考えて行くことで、今まで見たことなかったものを、まっさらのゼロから立ち上げられる可能性が高くなります。

それは、物事の本質が浮き彫りになり、それにあった実用的な試作品を作るというサイクルがどんどん早くできて来るから。

まとめると、私たちが進めてるプロジェクトも今度のシンポジウムにお呼びした2人のゲストスピーカーさんである、セリーヌさんやマリアーナさんも基本姿勢は同じで、それは言語化すると。。。

生活者の行動や気持ち、思い、考え方など、アプローチの中心には常に「人間」がある。何もない真っ白なゼロからイチを作り出す姿勢。
徹底的に「現場」と「人間」にこだわることで、そこで起きている「問題」や「ニーズ」に寄り添い、本当に必要な「こと」「もの」「サービス」をその場、その状況にいる、あげたいその人にあげること。

あれ。

なんだかこの姿勢ってものづくりの現場だけでなく、福祉の現場の人と人の関係にもよく似ていると思いませんか? 

そうなんです。

本当に目の前に「ケア」が必要な人に、その人が必要な「ケア」を本気で追求して共有することも。現場と人間にこだわるアプローチも。

今回のゲストにお呼びした ”誰かのために、必要なものやサービスを作りづつけている/ それについて考え続けて来た”  ゲストの皆さんと、福祉の私たちの間に共通した想いです。

デジタル化が進んでも人間的な根っこを忘れない、むしろ人間的なニーズのそのためにデジタル技術という道具を使って行くこと。 ここに、これからの福祉の手助けがたくさん詰まってるヒントがあるように思います。

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今週末になりました2020年2月1日国際シンポジウム「IoT, Fab, and Community well-being ケアのあるコミュニティをつくるために、デジタル技術ができること。」のお申し込みはこちらから募集しています。

ぜひ遊びに来てくださいね!

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