「障害とアートの相談室」(前編)──ものをつくり、広げていくために、 知的財産権から考える──
たんぽぽの家では2014年より障害のある人とその支援者の課題解決を目的として、情報交換やネットワークづくりの場として「障害とアートの相談室」をオープンしています。現在、「障害とアートの相談室」で行っていることは主に3つです。
1. 障害のある人の芸術活動に関わる人を対象としたご相談受付 2. 調査、書籍の出版、展覧会の開催などのネットワークづくり 3. 研修事業
障害とアートの相談室ではどんなことをやっているのか?
まず、1の相談窓口では障害のある人の芸術活動に関わる人を対象に、芸術活動に関するさまざまなご相談を受け付けています。創作活動をしてみたい人、画材や環境づくりなど日々の制作で悩んでいる人、著作権について詳しく知りたい人 などなど。相談の内容によって、事務局より弁護士やアートディレクター等の専門家のアドバイスをもらい相談者にお返しします。お気軽にお問合せください(お問い合わせは下記のリンクからどうぞ!)
次に、ネットワークづくり編です。
障害のある人と表現することを通して社会とつながる仕組みづくりに取り組むなかで悩んだり、専門家や周囲に相談したりしながら学んできた豊富な実例を教材に、独自に作成したカードゲームやハンドブックを発行してきました。そんななかでも最新刊、おススメの一冊がこちらです!!!
『表現をめぐる知的財産権について考える本』
(たんぽぽの家 刊 編著/一般財団法人たんぽぽの家)
『表現をめぐる知的財産権について考える本』
定価:1,000円+税
発行:2021年1月
企画制作:たんぽぽの家(大井卓也、岡部太郎、後安美紀、藤井克英、森下静香)
編集ディレクション&編集:MUESUM(多田智美、永江大)
アートディレクション&デザイン:中家寿之
表紙イラスト:鈴木裕之
協力:柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン/エイブルアート・カンパニー東北事務局)、高島雄一郎(弁護士/登大路総合法律事務所)、中根伸一(一般社団法人奈良県発明協会専務理事/事務局長)、樋口龍二(NPO法人まる代表理事)、社会福祉法人わたぼうしの会
知的財産権にまつわる事柄をまとめた本です。「知る」「つくる」「広げる」という異なる視点・現場からみた知的財産権を7章にわたり語っています。章ごとに関わる基礎知識をはさみながら、有識者の個別の視点もコラムとしてご寄稿いただいた内容充実の一冊です!
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