毎日の日課
毎日の日課になっていることがある。
夕方、作業が一段落し、庭でタバコを吸っていながら電信柱を眺める。
目の前の電信柱に無数の名の知らぬ鳥が群集を成している。
その鳥たちが目の前の林に向かって、飛行を繰り返している。
回数にして数十回。
毎日毎日繰り返し行われる。
そして毎日毎日それを見ている。
毎日毎日見ているのに何をしているのかわからない。
いろいろ考えた中で、今最有力の仮説は林の中にすごーく美味しい夕食が隠されているという説。
すこしだけだが、鳥たちの西から東に動いている。
鳥たちは数ある林の中から、最高に美味しい虫を見つけ、食べつくそうとしているのかもしれない。
よくぞ見つけた。SNSもない鳥社会で、おそらく口コミだけで、もしくはさえずりだけで、目の前の林が大繁盛している。
宮城の片田舎で。
ただ、この謎は解けない。鳥の気持ちにはなれない。
1番鳥と入れ替わってどんな気持ちなのか確かめみたい。
でも叶わない。
鳥なったら鳥返しのつかないことになる。
なので今日も鳥を地上からボケーっと眺めてます。
取り止めのない話ですみません。
それでは聞いてください。
Campanellaで
Birds。