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読書感想文『永野裕之「一度読んだら絶対に忘れない数学の教科書」』

永野裕之著『一度読んだら絶対に忘れない数学の教科書』を読んで、数学の魅力とその重要性を改めて実感しました。本書は、単に公式や解法を教えるだけでなく、数学がいかにして人類の発展を支えてきたかを解説しています。数学は抽象的で難解だと思われがちですが、本書を通じて、その背後には深い歴史と人々の努力があることが分かりました。

各単元では、その概念や公式の由来が詳しく説明されており、数学がどのようにして発展してきたのかを理解することができます。例えば、ピタゴラスの定理がどのようにして発見され、どのように応用されてきたのかを知ることで、単なる公式暗記ではなく、深い理解が得られました。このような背景知識があることで、数学がより身近で現実的なものに感じられるようになりました。

また、本書は数学の各分野が本当に必要だからこそ存在していることを教えてくれます。微分積分や確率統計など、普段の生活ではあまり意識しない分野も、その必要性や応用例を知ることで、その重要性を実感することができました。例えば、金融工学や医療分野での数学の応用は、私たちの生活を豊かにするために欠かせないものであると理解しました。

総じて、『一度読んだら絶対に忘れない数学の教科書』は、数学の重要性と魅力を再発見させてくれる一冊です。数学を単なる学問としてではなく、人類の知恵と努力の結晶として捉えることで、より深い理解と興味を持つことができました。数学に対する苦手意識を持っている人にも、是非読んでほしいと思います。

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