安定の椅子
これまで政治に興味がもてなかったし「国民1人がなにか言ったところで変わらないだろう」と他人事で済ませてきた。
しかし今になり日本の政治に疑問がフツフツと湧いてくる。
今みたいに政治家が責任のなすりつけ合いをしてる間にも、社会の発展を願う“力のある人たち”は、効果的にお金を使い、困った人への救済をし、そして税金もたくさん払っている。本当に国のことを考えて働いてくれてる人たちってこう言う人を言うんじゃないだろうか。行政はお金は取るし時間も使い方も無駄が多い。
家計だって会社の経理だって、みんな懸命に無駄なものを省いて効率的にやる努力をしているのに、行政はいつまで昔と同じことをしているんだろう。世の中がどんどん便利でスマートになってるからこそ、コントラストが増す。
年度末になると、お役所関連から残った予算を使い切るための無駄な仕事がやってくる話も聞いた。慣例だったらいいのだろうか。
友達が働くある役所では、毎日銀行に通帳記入にいくらしい。あと書類に何人もの印鑑をもらうとか、資料を人数分コピーするとか、いまだにそんなことが当たり前に行われてるらしい。
酷く呆れてしまった。毎日記帳って今どき何やってるの…(笑)って。
普通の企業がそんなことしてたら、効率悪くて潰れてしまいそう。努力しなきゃ守ってもらえない人たちと、ずっと守られてきた人たちの力の差が現れ始めてる。
安定という落とし穴
安定があるから、みんな変わる努力の必要もなくずっと同じやり方になる。
安定という椅子に座り続けることは恐ろしい。行政に限らず、普通の企業でも学校機関でもこれまで安定と言われてきたところほど、もしかしたら出遅れているのかもしれない。挑戦がなく守ってばかりいると、しらずしらずに退化が進んでいて、気がついたときには…
せっかく政治に関心が出たので、まずは自分が変わることから。とにかく他人事にはしないこと。そして搾取と無駄をする側に回らぬよう、ささやかでも人の役に立てる仕事をしていく努力を。
おわり