生徒がWowしてる現場をエンジニアも見られるって実際どう?を聞いてみた!
こんにちは。atama plusというAI×教育のスタートアップでUX/UIデザイナーをしている秋元です。
atama plusでは、ユーザーを中心としたプロダクトづくりをしています。そのため、現場は学びの宝庫としてとても大切にしています。ここでいう現場とは、生徒が学習している塾の教室のことです。現場に行くことはとても重要な機会で、全社的に見学を推進しています。
atama plusが大切にしている価値観をまとめた「atama+ culture code(カルチャーコード)」を以下のnoteにも記載しておりますので、よければご覧ください。
コロナ禍で現場に行くことはとても難しくなっていますが、感染対策をしっかりと行うなどの工夫を重ね、プロダクトが使われる現場に行き続けています。
最近UXリサーチという概念がデザイナーの間で注目を集めています。atama plusではデザイナーはもちろん、エンジニアやQAといった職種のメンバーも現場を訪問して、ユーザーがプロダクトを使う様子を観察し、チーム一丸となって機能を開発しています。
そこで、今回は最近入社して同じチームで働いている3人に、エンジニアが現場に行くことについて「それって実際どうなの?」をインタビューしました!
エンジニアもQAもプロダクトが使われる現場へ行く
ー最近も現場に行っていたようですね。エンジニアとして行ってみてどうでした?
つむつむ:実際に自分が作っているプロダクトが、現場でユーザーにどう使われているかを見ることができるので、リアルな情報を得られました。atama plusには全社共通のユーザー像である「ペルソナ」がありますが、どうしても想像して捉えている部分もありました。実際に現場で見るとペルソナがよりリアルになりましたね。
きっしー:僕は利用状況をデータでモニタリングをしていたのですが、現場に行くことで数字だけではわからない部分が見えました。例えば、数字上で宿題機能を利用していることはわかっても、実際に塾で講師の方がどう授業や宿題を運用しているかなどは現場に行かないとわからなかったです。そういった普段見えない現場への理解が深まるので、後々仕様を決める際に、運用イメージなどをより解像度高く理解した上で決められた気がします。
ーなるほど。確かに社内にいるとわからない情報ですね。
きっしー:あと、atama plusに入社しようと思った理由が「ユーザーに価値を届けたい」というのもあって。現場を大切にしてユーザー中心な考え方でプロダクトづくりを重ねられるのはいいと思いますね。
デザイナーがワイヤーフレームの叩きを作り、エンジニアと一緒に仕様を議論する
ー仕様を決める際のエンジニアとの連携はどうしていますか?
りこぴん:そうですね、あまりUXデザイナーだけで仕様を決めずに、エンジニアにラフなワイヤーフレームを見せながら議論して検討するようにしてます。「ここはどう表示できますか?」とか、「このデータ出せますか?」とか、エンジニアやQAと話しながら、仕様を固めていっている感じですね。
きっしー:かっちり作り込まれたデザインをシェアされるというより、共通認識を作るベースがあって、それをもとに議論する感じです。
りこぴん:実装する前にFigmaでプロトタイプをつくって、オフィスにいる社員を捕まえて触ってもらうという形で社内でユーザーテストしたりしますね。それをみんなで見て更に直すというのもやっています。
つむつむ:あと、一通りエンジニアが実装を終えてからも、UIレビュー会をやったりしますね。
りこぴん:そうそう、リリース前に正常系だけできた時点でチームメンバーで操作してみて、細かい調整をしたりもしますね。
ーそれいいですね。うちのチームでももうちょっとやりたいな(笑)。リリース前にはできてなくて。実際に実装を始めてからはどうですか?
きっしー:ワイヤーフレームをもとに議論していますが、実装を始めると不明点はどうしてもでてきます。そういうときはりこぴんさん(UXデザイナー)を呼ぶんですが、他のことで忙しくても分身してるのかと思うくらいにすぐに来てくれます(笑)。時間のロスがなくて、ありがたいですね。
ーUXデザイナーからみて、エンジニアやQAと仕様を議論すると意見がまとまらなかったりしないんですか?
りこぴん:チームのメンバー全員で現場の動画を見たり実際に現場に行くとかしていて、仕様を固めるとき、UXデザイナーとエンジニアとQAがすでに前提が揃っているので、非常にやりやすいですね!
きっしー:Devから見てもマイナスなことがなにもないですね。現場を見ないでプロダクト開発していたときは「これどうしようね?」みたいな迷いがあったり、確認するためのリードタイムがありました。atama plusでは一緒に現場を見て目線をそろえているのでそういうことが一切ないですね。
現場訪問などでエンジニアの実装工数が削られる懸念は?
ーとはいえ、実際にエンジニアが現場に行くと、実装に当てられる時間が減ってしまう懸念もあると思いますが、エンジニアとしてどう思いますか?
きっしー:むやみに行けばいいというわけではないと思っています。チームや会社として投資に見合った頻度であることは重要です。ただ、現場を見ることもコストが掛かることですので、そのあたりは適切な投資であるかどうか、気をつけて判断していますね。
りこぴん:最近は現場に行ったUXデザイナーが現場の動画を撮って、チームのエンジニアやQAにシェアするというのをやっています。この方法はコストパフォーマンスよく目線合わせができますね。その上で、「実際にエンジニアも見に行ったほうがいいね」となれば、エンジニアも一緒に現場に行ってます。
エンジニアが現場に行く価値って?
ーコストをかけても、現場に行くのはどうしてですか?
つむつむ:各職種がユーザー中心で同じ目線になれるのが良いと思います。現場での検証もUXデザイナーとの連携も取れている感じがして、社内でUXデザイナーとエンジニアQAが、チームみんなで現場で検証を重ねてからリリースできるので、いいものができている実感があります。」
きっしー:そうそう、みんなが同じ方を向いているのがatama plusのいいところだと思いますね。
つむつむ:先日も、これから作ろうとしている機能で生徒がうまく学習できるのかということを検証するために、現場に行ってきました。その日、目の前の現場で起きたことを熱が冷めないうちに深く議論したり、一緒に現場訪問したビジネスメンバーの考えていることも聞けたりしてよかったです。
インタビューの最後に
ー最後に、エンジニアのみなさんから、一言ずつ現場にいくことの醍醐味を教えてもらってもいいですか?
きっしー:現場に行くと誰かの役に立っている、貢献しているという気持ちになりますね。テキスト越しのメッセージでも実際に会ったことのある人から「アップデートが早い」などとWowしてもらえるのはモチベーションになります。
実際に現場に行って生徒に話を聞くとプロダクトがまだまだだなとも思っています。中には、自分からアイディアを出してくれる生徒もいてくれて、そういうことが嬉しいですね。
つむつむ:「この人のために開発している」ということがイメージできるようになりました。ユーザー目線に立ちたい人には、とてもいい環境だと思います。「この人達に喜んでもらいたい!」という製品開発をしたい人はatama plusに来て欲しいですね。
We are hiring!
この記事ではUXデザイナーだけでなく、エンジニアも生徒がWowする現場を見られるって実際どう?というインタビューをお届けしました。
atama plusではミッションの実現に向けて、一緒に働くメンバーを募集しています。
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