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今週のグッドデザインを紹介します(6/24 〜6/28)

今日は、 6月5週(6/24〜6/28)のとれたてグッドデザイン5点をまとめてご紹介します!



6/24 AC充電器[楽に抜けるAC充電器]

力の弱い子どもや高齢者でも、レバーを押すだけで楽に抜けるAC充電器。

楽に抜けるAC充電器

受賞者によるデザイン紹介
力の弱い子供や高齢者にとって充電器を抜くのは大変です。本製品はそんな力の弱い子供やご高齢の方でも簡単にコンセントから抜くことができるAC充電器になります。使い方は非常に簡単で製品に付いたレバーを押すだけで簡単にAC充電器を抜くことができます。頻繁に抜き差ししたり、狭い場所での抜き挿しが楽になります。

審査委員からのコメント
AC充電器を抜きやすくするという素直なアイデアを形にしたことを評価したい。握力の弱い人や子供だけではなく、誰もが抜きにくいと感じていた充電器にシンプルなレバーをつけて直感的な理解をもたらしたデザインの好例である。弱者や不便に寄り添えるのもデザインの素晴らしい役割だ。本製品はそのことを改めて思い起こさせてくれる。更なる使いやすさを求めて充電器本体とレバーが一体になったような構造の進化を期待したい。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/17335

6/25 商業施設内コンセプトゾーン[ヤエスパブリック]

訪れた人が自由に過ごし無目的でも楽しめる、広場や公園のような商空間の中のパブリックスペース。

ヤエスパブリック

受賞者によるデザイン紹介
ヤエスパブリックは東京ミッドタウン八重洲2階に位置する、約820㎡にわたる公共スペースである。立ち飲みエリア、物販・休憩エリア、八重洲の裏路地のようなエリアが混在、全席自由・飲食物持込可能という異例の商空間だ。大型商業の従来型リーシングや商環境とは異なる手法を採用、共創を生む「公共性を帯びた商空間」をデザインしている。

審査委員からのコメント
リースラインをどう揺さぶるか。これは近年の商業施設の最も熱いテーマだ。そしてそのテーマはパブリックスペースと呼ばれる場所でも共通の話題である。道路の境界を揺さぶるパークレット、公園と商業の境界を揺さぶるパークPFI、閑散としていた公開空地を商業的な力によって活用するしゃれ街条例など、どれもこれまで分断されていた境界に揺さぶりをかけ、人々に場所をひらいている。ヤエスパブリックは現代版フードコートだ。ただいわゆるフードコートとは違い、コンテナ型のキッチンが分散配置され、その周囲に設けられた路地状のスペースやテラスに大きくひらいた場所など多様な居場所が用意されている。フードコートほどキッチンスペースと飲食フロアは分断しておらず、キッチンの前はその店舗に属した客席のようでもあるし、かといって店舗ごとに完全に分断しているわけでもなく、ゆるやかにつなげやはり人々に場所をひらいている。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/14622

6/26 蚊取り線香ホルダー[ミカヅキミニ]

アルミ削り出しの蚊取り線香ホルダー。携帯性・収納性・安全性・審美性などを兼ね備えながら、平置きだけでなく吊るしても使用ができる汎用性の高い構造を実現。

ミカヅキミニ

受賞者によるデザイン紹介
「煙を自由にする」蚊取り線香ホルダー、MIKADZUKI。近年のアウトドア熱は幅広い世代に浸透している。蚊取り線香は最も身近な防虫対策のひとつだが、そのホルダーの構造を携帯性・収納性・安全性など、多視点でゼロからの設計開発を行なった。「使いやすさ」「美しさ」を両立させ、無駄を削ぎ落としたコンパクトなデザインを実現した。

審査委員からのコメント
切削加工を得意とするつくり手による、アルミ削り出しの蚊取り線香ホルダーである。従来の蚊取り線香ホルダーは、平置きで立方体や円柱形のものが多かった。本品は平置きと吊り下げの2通りで使用することができ、収納性と携帯性に優れた仕様と独自性の高いデザインが実現されており、よくぞこの機構に辿り着かれたものだと感心させられた。開閉操作の際、手に伝わるなんともいえない心地よさがあり、技術の高さ、繊細さを体感できる点も本品の魅力の一つである。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/19693

6/27 ティーポット[サヨウ]

アウトドアで気軽にこだわりのお茶が楽しめる、持ち運びしやすいティーポットセット。

サヨウ

受賞者によるデザイン紹介
手軽にアウトドアでこだわりのお茶を楽しめるティーポットセットです。高透明ポットでお茶の味を色で判断し、初心者でも「こだわり」のお茶を作ることができます。シンプルな構造に、お湯入れるだけの極限の手軽さで、近くの公園からアウトドア気分を味わうに最適です。

審査委員からのコメント
近年、トライタン樹脂を使用した透明の急須は市場で散見され、過去にグッドデザイン賞を授賞した他社製品も既に存在しているが、それらの形状については、陶磁器製の急須をなぞってお茶の色を外見から判断できることを訴求したものが多かった。本製品はより気軽なアウトドアでの使用を想定しており、形状は従来の急須のイメージからは離れているものの、シンプルで容量も大きく、湯呑みも2つセットで付属しており、また、専用の布製のキャリングケースはランチョンマットとしても使うことが可能など、より収納性や持ち運びの利便性に特化した点を評価した。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/14758

6/28 コードレスクリーナーシリーズ[±0 コードレスクリーナーシリーズ]

基本性能を重視したシンプルで、日常に寄り添う佇まいの掃除機。充実したアクセサリーによって様々な掃除のシーンで活躍する。

±0 コードレスクリーナーシリーズ

受賞者によるデザイン紹介
生活の風景に馴染む、日常の道具としてのコードレス掃除機システム。シンプルゆえに信頼性があり、目的に応じたラインナップと充実したアクセサリーで構成される。

審査委員からのコメント
これまで培われてきた知見に基づいて真摯に改良/拡充が行われたことが窺える。G040では、より握りやすくなったハンドルをはじめ、それぞれの部品構成、外観に影響しないネジ、内包しないバッテリー、排気口など、細部にまで丁寧にデザインが施され、誇張しないデザインがより一層実現されている。G110では、従来とは一線を画すフレンドリーなデザインとコンパクトさ、充電の在り方によって、人と掃除機の距離を心地よく縮めている。大幅に進化したフロアノズルをはじめとするアクセサリノズルは、いずれの機種にも対応可能という点でスマートである。一貫したコンセプトのもと、徹底したデザインとエンジニアリングの共創が実現されている。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/19119

この連載では、グッドデザイン賞インスタグラムで毎日1点ずつアップしている受賞作品をまとめています。
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