グッドデザイン・ロングライフデザイン賞とは？
2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞は、一次審査（書類審査）、二次審査（現品審査）が終了し、10/7の受賞発表までまもなくとなりました。今回は、長きにわたり人々からの高い支持を得ているスタンダードなデザインに贈られる、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」について簡単にご説明します！
ロングライフデザイン賞とは？
実は、応募のプロセスや審査基準などグッドデザイン賞とは少し違っているロングライフデザイン賞。改めてロングライフデザイン賞とは、
これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなどを表彰します。単に「長く残っている」ことを讃えるのではなく、暮らしの中で人々に愛され、これからも変わらずに存在し続けてほしいデザインと、そのデザインを生み出した人々を顕彰することを目的としています。
広く支持・信頼を得ている商品・建築・コンテンツ・サービスなどで、これまで10年以上継続的に提供され、今後も継続して提供されると想定できるものが対象です。
ロングライフデザイン賞の応募から受賞までのプロセスは以下のようになっています。
応募・推薦
-自社製品を応募する
-ユーザーとして応募する
一次審査（書類審査）
応募時にエントリーされた情報をもとに審査委員による審査を行います。
二次審査（現品審査）
一次審査を通過した対象は現品での審査に進みます。
受賞発表 *今年度は10月7日（金）が発表日です！
受賞展 *11月12日（土）〜 12月1日（木）@GOOD DESIGN Marunouchi
自社製品だけではなく、ユーザーによる推薦応募も
ロングライフデザイン賞の大きな特徴の一つは、自社製品を応募する「企業応募」だけではなく、ユーザーによる「他薦」応募がある点。
自社の製品を応募したい！という方だけではなく、ユーザーとして愛用している一品やお気に入りのデザインも登録が可能です。
ロングライフデザイン賞の審査の視点
審査は次のような視点で行われます。
革新性 ― 新たな概念や価値をもたらしたか
信頼性 ― 人々から根強く支持され、信頼されているか
普遍性 ― スタンダードとしてあり続けているか
先導性 ― 次世代のモデルとなりうるか
ロングライフデザイン賞の審査では、発売当時から変わらない価値を持ち続けるデザインが、年月を経て暮らしに何をもたらしたのか、今も愛されている理由や、将来にむけた可能性等を議論しています。
【2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
スニーカー [アディダスオリジナルス スタンスミス]
50年以上にわたり愛され続ける、無駄な装飾が削ぎ落とされたシンプルなスニーカー。
時代を超えてスタンダードであり続ける
受賞対象はどれも生活の身近にあり、信頼を得続けているものばかり。日々たくさんのデザインが生まれている中で、時代を超えて愛され、スタンダード・デザインであり続けています。
グッドデザイン賞公式ホームページでは、これまでの受賞対象をご覧いただけます。また、平日毎日更新している、グッドデザイン賞公式インスタグラムでもご紹介しています！
2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
扇風機 [ザ・グリーンファン]
独自の技術によって自然界の風を再現した、画期的な扇風機。
【2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
ショーウインドウ [和光のショーウインドウ]
銀座の街を彩る、芸術的なショーウィンドウ。
【2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
スツール [メトロクス リキスツール]
子どもでも持ち上げられる、ダンボール製の軽くて丈夫なスツール。
【2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
二次元コード [QRコード]
世界中の人々に愛用されている、コミュニケーションツールのロングライフデザイン。
2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
手帳 [ほぼ日手帳]
日々を「手で記録する」喜びを生み出す、私たちの自由な手帳。
【2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
自転車 [トーキョーバイク]
東京を楽しむプロフェッショナル集団が提供する、街を楽しみ日常に変化を与えてくれる自転車。
2022年度のロングライフデザイン賞は、グッドデザイン賞とともに10月7日に発表となります。また、11月12日（土）から12月1日（木）まで、GOOD DESIGN Marunouchi にてロングライフデザイン賞受賞作をご紹介する受賞展を開催予定です！ どうぞお楽しみに！