「フォーカス・イシュー」ウェブサイトを公開しました
こんにちは。グッドデザイン賞事務局です。
10/30に、今年度グッドデザイン大賞を決める大賞選出会の開催を控え、事務局もいよいよ慌ただしくなってきました。当日はファイナリスト(大賞候補)のみなさんのプレゼンテーションを経て、今年度のグッドデザイン賞を代表する大賞1件が選出されます。その様子は以下のYouTubeでライブ配信をしますので、どうぞお楽しみに。
「フォーカス・イシュー」とは
グッドデザイン賞では、このように大賞を選出するまでの審査の過程を通じて得られた知見やインサイトを共有する方法の1つとして、賞を通じて、デザインが社会においてできることを示していくために、「フォーカス・イシュー」という取り組みを行っています。
フォーカス・イシューでは、グッドデザイン賞の審査委員から選ばれた特別チームのメンバー(フォーカス・イシューディレクター)が、それぞれのテーマに基づいて、グッドデザイン賞受賞作品を読み解いていきます。
そして、次の社会に向けた課題・可能性の発見や、デザインがいま向き合うべき重要な領域についての提言を行います。
この取り組み自体は2015年度から開始していて、今年で6年目になるのですが、これまでに33名のディレクターが、40の提言を発表してくれています。
今回、これまでに集まった提言をまとめて、年代ごと・テーマごと・ディレクターごとに分類し、あらゆる角度からデザインの可能性を探ることができるように、新たなウェブサイトを立ち上げました。
新しいウェブサイトを紹介します
このサイトでは、地域や生活など身近なところから、社会基盤や環境など大きな問題まで、さまざまなテーマについて、
それぞれの分野を代表する、たくさんのディレクターのみなさんが
ご自身の専門性を生かして、提言を発表してくれています。
2015年度からの提言を読み返すと、既に今の状況を予見していたかのような示唆に富んだ内容であったり、現在のような混乱した状況で忘れてしまいがちな未来への眼差しを思い出させてくれる内容があったりと、改めて心に留めておきたいメッセージが散りばめられています。
そして、今年からは、提言を発表するまでの途中経過を明らかにする取り組みとして、ディレクターによる座談会も公開しています。
11/1にはフォーカス・イシューセッションをライブ配信
また、11/1には、2020年度グッドデザイン賞オンラインイベント GOOD DESIGN SHOW 2020 の一環として、今年のフォーカス・イシューディレクター5名によるトークセッションも行われます。
内田友紀さん、川西康之さん、原田祐馬さん、ムラカミカイエさん、山阪佳彦さんの5名が、それぞれの定めたテーマをもとに、今年のグッドデザイン賞を通じて得られた未来への手がかりを語り合ってくれます。
ぜひこちらもYouTubeで、ライブ配信をご覧ください。