からし色はアジアの色?
こんにちは。テンプラです。
インテリアの傾向によって、国の経済状況や景気、販売戦略として目指す場所(アジア圏、ヨーロッパ圏、中東圏)が分かる等、分類訳や分析ができる方々を大変尊敬します。
以前そのような講師のサローネ分析を聴講させていただいた時、「からし色はアジア圏を意識した色です。(インテリアメーカーがアジア圏を意識している)」という話を聴きました。
近年グレイッシュカラーが日本のインテリアでもトレンドになってきていますが、数年前からサローネでも、グレーと指し色のアクセントカラーの赤やライムイエローの組合せが増えてきています。サローネのインテリアの傾向が日本に数年後くるというのはあながち嘘ではないと。
で2つの疑問があり、
からし色=ライムイエロー?
からし色=アジアの色?
講師の方が言った「からし色」とは私が思っている画像の様な色をいうのでしょうか。
また、そもそもからし色とはアジアの色なのでしょうか。検索するとライムイエローはどうやら違うようです。もう少し緑がかった黄色。
ああ間違いか。。。恥ずかしい。。。
そうなると表題の画像は「からし色」の様です。ただアジアの色なのか、またアジアを意識した色のチョイスなのかどうか検索しても「んーわからない。」
わかる方教えてください!!
後日記載:「日本流行色協会」のクリエイティブディレクター(兼ジェネラルマネジャー)大澤かほるさんによる「ミラノサローネレポート2019」に記載していました。なるほど!
「カラーでは、今回、赤茶色、レンガ色、弁柄(濃い茶色系)が非常に目立ちました。ソファなどが主役となる場合は、背景は明るいベージュ、ライトグレー、アイボリー、逆に、主体の明度が高い場合は、背景に濃い赤茶(弁柄)を使うといった展示です。今、なぜ弁柄なのでしょうか?
赤茶系、茶色、オレンジ、ダークレッド、藍色、辛子色は、世界中の民族衣装や織物に見られる色で、これらの色は地域文化を象徴する色と言っていいでしょう。世界中を移動しながら仕事をする人々が増える現代では、世界市民と呼べる人々によって、世界の地域文化が混ぜ合わされ、新しい文化が生まれます。このような文化を「クロスカルチャー」と言います。その時も、古来より各地の土や植物から抽出された、藍、弁柄、辛子色は、「文化」のアイコニックカラーとして大事な色になります。」