薬の効果とは

もう5年程前になるだろうか
私が倒れる前のお話ですが
まだ調剤薬局で働いていた時

倒れる前と言っても
もう病気はあれこれ出ていて
日々苦悩していました
その悩みの一つは
痛み止めが効かないと言うもので

色々な種類の痛み止めを
処方され試しました
ですが改善されない状態で
同じ職場で働いていた
薬剤師さんにある日
聞いてみたんです

「鎮痛剤が効かないんです
 処方された薬何を飲んでも
 効果があまりないというか」

すると、話を聞いてくれた
薬剤師さんは
一般的に使われている薬の
お薬の説明書を取り出しました

『ここにも書いてあるんだけどさ
 こんなにこの薬効くって言われてても
 効果を実感した人の%って
 こんなに低いんだよ』

見てみると効果を実感した人が
30%に届かないくらいでした

「こんなに低くても
 痛み止めの薬として
 取り扱われているんですか!?」 

と聞くと

『そんなもんだよ
 合う合わないも大きいしね』

そう言われ
痛み止めだからほぼ確実に
痛みに効果があるんだという認識は
違うんだなと思いました

ちゃんと効果に合った
鎮痛剤を使うのも大事だし
その痛みには対処療法が良いのか
もっと根本的に治療や改善が
必要なのかを見極める
それも大切だなと思いました

痛い時に楽になれる
そんな役割として
薬があるのは心強いけれど
使い方とその薬の役割を
ちゃんと理解して
薬を使うという手段も
他に治療や何か見直せるところが無いか
きちんと把握して
順番を間違えないよう
気をつけたいですね

分からないことばかりで
もう20年近く
色々な薬や治療について
手探りで悩んできました
分かるようになってきたことも
あるけれど
これから分かっていくことも
まだまだありそう

少しでも多く
自分が把握できる範囲の
自分の身体の事情を知り
どうしたらいいか
どうなっているかも
だいたい分かっておくと
安心できますよね

絶対はない
それを念頭に置いて
これからも身体の不調と
向き合っていこうと思います

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