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一畝研究所 part.12負けない畑づくり

前回たっぷり草マルチをしたおかげで
なんとか草も落ち着きすくすくとハーブが
育ってくれています。
でもあっという間に草に埋もれちゃうので
草刈りしてきました。
暑すぎて1時間が限界( ;  ; )

before
after
レタスの蕾
シナモンバジルの花
ホーリーバジルの花
タイムの花
風に揺られながら草を食べてる
パクチーの種
枯れ出したカモミール
カモミールの種

草刈りの目線は色々な観察が出来て楽しいです
これで暑くなければ
のんびり草刈りできるんだけどなぁ、、、


さて、今回は農文教という
サイト内での記事を紹介します。

“「勝つ防除」から「負けない防除」へ”

自然を排除して作物を育てるには次から次へと人工的な手だてが必要となり、それを効率よく行なうために「省力技術」が求められてきた。
「省力技術」に対し本誌では「小力技術」こそ今求められており、それが高齢化時代の農業を支えると主張してきた。

農文教の主張1997年6月号より

内容は農家の高齢化を考え、
小力ですむ不耕起栽培について
書かれていましたが
高齢の人に限らないと思っています。

私が不耕起栽培を選んだひとつに
労力をあまりかけたくないという
理由があったから。

記事の中に

【害虫を徹底的に殺す“勝つ防除”ではなく
害虫がいても被害がでない“負けない防除”】

という言葉がありました。

農薬を使うことによって虫も適応してきて、 
キリのない追っかけっこ状態。
自然相手に人が勝つなんて無理。
害虫に勝とうと真正面からぶつかる方法は
実際勝てる日はいつになることやら。。
その前に心が折れそう。
それだったら負けないようにする方法を
考えた方が持続出来るかもしれない。

畑を始めた当初
土づくりによっても害虫被害も変わること
を教わりました。
それから、害虫被害があると
害虫に対して真正面からぶつかるのではなく
根本的な理由があるかを
考えるようになりました。
堆肥や肥料を入れすぎたことによって
虫が多く寄ってきたのかな、、
土づくりしてから急いで植えたりしたから
元気に育ってないのかな、、
生態系のバランスが崩れているのかな、、
などなど。
そもそも生態系のバランスは人間に
コントロールできないよなあ、、、
なんて考えたりしていたことも
不耕起栽培につながったのかも。

以前も書いたように
不耕起栽培は土壌の小動物たちに
土を耕してもらって土をつくっていく
栽培方法です。
人は少しずつ土の中でバランスをとっていくのを
見守るのみ。
途中でうまく成長してなくて
何か加えたくなるのも我慢。
私たちは野菜を植えて
その根に土づくりを手伝ってもらう。
時間をかけて色々な生物が住む場所になれば
悩む病害虫が減るかもしれない
という考えで
負けない防除と負けない土づくり
“負けない畑”を目指して
これからも続けていきます!!

土を中から改造しようとする土つくりと、土壌動物や根の力で上からよくしようとする土つくり
「勝つ土づくり」と「負けない土づくり」

農文教の主張1997年10月号より

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
mari


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