気まぐれのタコパ。 【1】
ー私は憲治に恋をした。
出会いは大学時代の友人が
急に開催したたこ焼きパーティー、通称タコパ。
そこには呼ばれた私を合わせて10人近く集まった。
その中には私の知ってる人ばかりだったが、
1人だけ初対面な男の子がいた。
それが彼、憲治だ。
背が高く細身の身体に、切れ長の目をしていてそれはまるで芸能人やアイドルのようだった。
クールで髪の毛は明るく、
どことなくチャラい印象だったが、
その素敵な外見に他の人達も一目置いていた。
だけど憲治はとても無愛想だった。
話しかけても素っ気ない返事。
終いには夜勤明けで眠いからとみんなの輪から離れて隣の部屋で寝ていた。
...それが憲治の第一印象。
~to be continued~