2022年3月31日(木)
7:55
宿をチェックアウトする。朝食はオレンジジュースとオニオンスープと、パンとミニラーメン。こういうタイプのオニオンスープはなぜこんなにも美味しいのか。
京都市内は小雨。傘をさしている人もいればさしていない人もいるくらいの、小雨。朝食を食べ終えたらバスで家に向かう。
9:00
家着。大家さんに挨拶と、お土産を渡す。鍵をもらって部屋に入る。退去時のために部屋の中の傷や汚れを撮影していると、ガス会社から電話がかかってくる。9-12時で指定していたけれど意外と早く、買い出しの時間ができたので助かった。
歩いてドラッグストアへ。トイレットペーパーやティッシュ、牛乳石鹸やウタマロクリーナー、クレラップ、ゴミ袋を買う。
部屋へ帰る。拭き掃除から始める。3点ユニットバスの浴室、備え付けの収納、床、キッチン。前に献血へ行ったときにたしかもらった、拭き掃除用シートが大活躍する。入居前に人の手で掃除されていたとしても、自分で磨いたり拭いたりするとやっぱりすっきり気持ちが晴れるものだなーと思う。
こんなに浴室やお手洗いを念入りに掃除したのなんて、いつぶりだろう。今まで自分が気にもとめたことがなかったような場所の汚れは今まで誰が磨いてくれていたんだろうと馳せると、実家という場所において自己が待っていた責任のわずかさを思う。
12:00
そうこうしているうちに、荷物を詰めたゆうパックがずんどこ届き始める。全部で8箱。今日中に荷解きを終えることを目標に、ななまがりのデドコロを聞きながら作業する。
ニトリも届く。一般的な引越しや一人暮らしスタートがどれほどのものかは分からないけれど、物量的にも価格的にもかなりコンパクトに収めようとする試行錯誤は結構面白味がある営みだったなと購入時を振り返る。いかに減らすかの熟慮。
15:13
今更ながら、ようやくWi-Fiをつなぐ。高知から持ってきたLANルーターが無事使えてよかった。ラジオもすいすい聞ける。
16:00
荷解きが落ち着く。備え付けの収納がある部屋でよかった。ほとんどの家具や家電が部屋のどこかしらに収まり、居住空間がとても広い。想像以上早く荷物の整理が終わったことに、家具家電を減らした甲斐があったとこころのなかでほくほくする。
17:00
洗濯機が届く。設置してくれたスタッフの方は、縦型洗濯機を一人で抱えて持ち上げながら作業していた。腕力のすごさ。
洗濯機は家電の中でも比較的壊れやすいかつ壊れたら面倒なイメージがあったので安い新品を探して購入した。かなり正解だったかも。ぴかぴかの洗濯機はひそやかにテンションがあがる。
18:00
やっとカーテンを取り付ける。カーテンをかけると途端に部屋へ生活感が出てくるから面白いな。いわゆるミニマリストの動画でときおり言われているように、たしかにカーテンがないほうが俄然部屋がすっきり見える。いつか人の視線が届かないようなそこそこの高層階に住む日が来たら、曇りガラスシートだけで暮らしてみたい。
19:00
歩いて買い出しへ行く。100円ショップで換気扇類のフィルターや簡単な調理器具、バススポンジを買う。帰り道、ドラッグストアで冷蔵庫なしでも保存できそうな数日分の食料を調達する。冷蔵庫をいい加減買わなければ……
21:00
帰宅し、夕食。今日はパスタにした。
100円ショップで見つけ、嬉しくなり意気揚々と買ったシンクと浴室用のパンチングゴミ受けがどちらもサイズ合わず悲しむ。
霜降りANNのタイムフリーを聞きながら、お皿洗いや床の拭き掃除の準備をする。
小腹が空き、あさりの味噌汁を飲む。
23:00
拭き掃除が終わり、ニトリから届いたマットレスを敷く。軽くて良い。部屋の独房感に思わず笑う。
23:30ごろ
揺れ。一瞬、隣人の洗濯機かと思ったら明らかに地震の揺れ方を数秒して驚いた。周りの数部屋からも避難しようと扉を開ける音や戸惑いの声が漏れて聞こえてくる。一人ではない、ということを実感すると少しだけ安心できる。