今日の一曲 ポータブル・ロック「憂ウツのHold Me」
野宮真貴さまがピチカート・ファイブに入る前にやってたバンド(?)、ポータブル・ロック。
「そういえば解散してなかったよね?」のごもっともな名言とともに活動再開して、
大好きだったアルバム『Q.T』と『Dance Volunteer』もサブスク解禁になりました。
で、今日の一曲は『Dance Volunteer』からの「憂ウツのHold Me」。
歌詞に歩道橋の上という言葉が出てくるからか、
この歌を聴くと、関西の実家時代、よくうろちょろしていた阪急百貨店うめだ本店と阪神百貨店をつなぐ歩道橋を思い出す。
あの歩道橋の上から見上げる空が好きだった。
そんなに広い空ではなさそうだったけど、当時は広く思えた。
あの歩道橋から空を見ていた頃、友だちとパフェだのケーキだの食べて、マンガや本、音楽の話、誰を好きになったっておしゃべりしたなあ、なんて事を思い出す。
ウォークマンでPSY・Sやポータブル・ロックを聴きながら阪急電車に乗って、大学や梅田、三宮に出かけていた頃。
乙女心、と書いてしまうと恥ずかしいけど、そうとしか言えない甘酸っぱい気持ちと記憶。
「憂ウツのHold Me」はその気持ちと記憶を一気に引き摺り出して、その頃の私に戻してしまう。
恥ずかしい?と思ったけど、意外と心地良い感情。
…って歳をとったのかな。私。