その後の骨折日記 9月30日分
この日は横浜シネマリンに『デビルクイーン』を見に行った。
せっかく横浜に出るのだから、お洋服とかそれこそ財布を見て回りたい。
でも『デビルクイーン』の前に、全国のミニシアターとその関係者にインタビューしたドキュメンタリー『ディス・マジック・モーメント』という映画もあるので、
せっかくだからこれも見たい。
なので財布だの服だの見ている暇はない。
けどお茶をする時間はある。
映画館へ行く途中に、いつも混んでる文明堂の喫茶コーナーに行く
(Homecomingsの子たちが、ここに行った事がある、
とぼーっと聞いてたラジオで言ってた)。
パステルという、どら焼きの皮とパンケーキの中間みたいなお菓子をいただく。
横浜シネマリンは、行きたかった映画も骨折であきらめてしまった。
エレベーターもエスカレーターもなくて、階段を登り降りしなきゃいけない、地下にある映画館。
元気な時は趣きがあっていいなと思うけど、
骨折していたら、つらさしかない。
元気だった頃とはいえ、既に左膝は変形性膝関節症をやってるから、
シネマリンの階段は地味につらかった。
骨折のあとは、一層辛かった。
階段を降りる時、不恰好なのを見られてもしょうがないと開き直るしかないのだけど。
『ディス・マジック・モーメント』。ミニシアターのドキュメントにピッタリのタイトル。
行きたい映画館もいっぱいあった。
けど興味深いミニシアターの所で寝落ちしてしまった…
お昼過ぎ、静かな語り口の映画を見る時は、
腹八分目、いや、腹七分目ぐらいがいいと、
寝落ちしたら反省してるのに。
『デビル・クイーン』ポスターからしてかっこよすぎる。
期待も高まる。
1970年代のブラジルの反社の権力抗争なんだけど、
反社のボスはクィアで、ゴージャスで怖い。
インテリアもファッションもかっこいい。でもってゴージャス。
映画が終わって、手洗い場で手を洗ってたら、
「すごかったですねえ」
と隣で手を洗ってた人に話しかけられた。
映画も面白かったけど、この経験の方が面白かった。
今回はお昼ご飯に食べた、ルーロー飯とシューマイのセット。豚まんもついてた。