【剣盾S25シングル最終573位】エレキブルとその仲間たち
はじめまして、マンリンゴリラと申します
S25お疲れ様でした。今期は、最終日までしっかり潜れたので本気で勝ち行きたいなぁと思って頑張りました。レートはそんなに高いわけではありませんが相棒のエレキブルと初めて最終三桁順位を取れたので記念に構築記事を書かせていただきます。参考までになれば良いかなと思います。
TNトゥース 最終573位 レート1855
1.構築経緯
自分は多分、人と考え方が違うので参考になるかはわかりませんが、いかに相棒であるエレキブルを構築に入れやすく尚且つ活躍できるのかという点から考えます。現環境で猛威を奮っているサンダーにはチョッキを持たせることでアタッカーであれば後出しで対応出来るのでまずチョッキエレキブルを採用。次に受けルに当たった時や、サンダーについて回るザシアン、ヌオー対策及び初手ステロあくびに対応できる、禁伝枠の耐久振りホウオウを採用、これだとランドロスが重たいのである程度ランドロスに抗えて尚且つ黒バド軸にも強いアナライズポリゴン2を採用、次に耐久振りムゲンダイナが怖いのでタスキガブリアスを入れました。そして個人的に苦手なウーラオスに強く、ダイマターンを枯らせるアッキミミッキュ、最後に一貫してる水タイプ及び積みアタッカーを無にするポケモンとして食べ残しシャワーズを選びました。
2.パーティ構成
エレキブル@とつげきチョッキ 電気エンジン 陽気ASぶっぱ 選出率5位
151(4)-175(252)-87-103-94-161(252+)
ワイルドボルト/地震/冷凍パンチ/瓦割り
相棒枠。自慢の色証エレキブルです。正直耐久に振ったところで高速物理アタッカーには相性がいい限り押し負けるので耐久には降らず、チョッキを持たせて特殊アタッカーにある程度役割を持たせつつサンダーをカモにできる数少ないポケモンとして採用しました。あとはカイオーガシャワーズ対面の雷読みで下がればスカーフカイオーガを抜けるのもいい点ですね。命の珠やこだわり鉢巻を持たせればH4振ランドなら冷パンで確定1発や高乱数1発に出来るのですが、環境にそんな調整のランドロスがいないので、チョッキが今は1番だと思います。これだと珠控えめサンダーのダイジェットを確定2発耐え(42.6%〜49.6%)になり、返しのダイアイスで確定2発で持っていけます。また、ホウオウ軸に出てきやすいバンギラスに対しても、瓦割りでH252振でも中乱数1発で持って行けます。(88.8%〜106.2%) 正直サンダーザシアンドサイドンなど、サンダーには強くても他の出されそうなポケモンには弱いみたいなところがあり、あんまり選出は出来なかったのですが出した試合は、ほぼ確実に仕事をしてくれて助かりました。
ホウオウ@厚底ブーツ 再生力 しんちょうHBベース 選出率1位
207(204)-156(44)-138(220)-117-192(4+)-115(28) 自己再生/身代わり/聖なる炎/ブレイブバード
本構築のMVP。調整等は色々変えてはいたのですが最終的にこちらの方の調整が一番自分には使いやすくいいなと思ったので勝手に使わせていただきました。
動きとしては初手に出てきやすいカバルドン、ラグラージ等には、初手身代わりから入り欠伸をすかして聖なる炎で火傷ってパターンが多く、火傷にさえすればHBラグのクイタンで身代わりは割れずに次のポケモンを見れたり出来たので強かったです。火傷にならなかったとしてもサイクルで起点作成のポケモンを持ってく動きが出来るかなり器用さと強引さを持つポケモンです。また受けルの代表である、ドヒドやヌオーの熱湯も1回じゃ身代わりも割れずにTODに持って行けたり、ラッキーの地球投げでも身代わりが割れない調整だったので、どのパーティに出しても仕事ができるポケモンでした。全然ウーラオスは焼いてくれなかったけど…それ以外はわりかし焼いてくれました。
ポリゴン2@進化の輝石 アナライズ 生意気HBDベース 選出率3位 191(244)-101-116(44)-126(4)-156(212)-72 自己再生/トライアタック/冷凍ビーム/シャドーボール
ここの枠はずっと悩んでて最初はバンギを入れたり、ゴリラをいれたりしていたのですがどうしてもランドがきつくて、耐久もあり攻撃性能もあるポケモンいないかなって考えてボックスに眠っていたアナライズポリゴン2を持ってきました。調整としては確か珠臆病サンダーのダイジェットを乱数2発だった気がします。こいつはすごい使いやすくて火力もあり後半はほぼこいつにダイマを切っていました。ランドロスやドラゴン飛行タイプ全般に強くまた、黒バドにも強いという強力な補完枠でした。僕のポリゴン2の使い方が下手過ぎてあんまり自己再生打てなかったのでもう少し上手く使えるように頑張ります。
シャワーズ@食べ残し 貯水 図太い HBC調整 選出率4位 207(12)-85-111(244+)-162(252)-115-85 波乗り/欠伸/黒い霧/冷凍ビーム
自分が水タイプに困ったら入れるポケモン第一位です。Hの種族値が高く、控えめスカーフカイオーガの、雷も確定2発(78.0%〜92.6%)に抑えれる個人的に最強の水ポケモンです。カバルドンやラグラージがいるパーティ、パーティ単位で重いカイオーガ、ウオノラゴン、ガマゲロゲがいるパーティに積極的に出していきました。水技をまともに受けれてしっかり流すことができるので素晴らしい動きをしてくれました。またネクロズマの弱保警戒で聖なる炎が打てない時や、壁貼り後のゼルネアスのジオコン、ジカルデのとぐろを巻くに対しても黒い霧+欠伸がすごい刺さってて降参もチラホラいただけました。ダイマを切れば大体1発は耐えてくれるしすごい万能なポケモンだと個人的には思います。エレキブルと組んでいる以上読みが多く発生するポケモンではありましたが、使ってて楽しくラス1カイオーガの潮吹きを貯水で受けた時は笑いが止まりませんでした。それとサンダーザシアンといるドサイドンにも強く出れるので貴重な特殊アタッカー兼サイクル戦の潤滑油としてよく働いてくれました。技スぺもう一個あれば絶対月の光入れるのになぁ笑笑
ガブリアス@気合いの襷 鮫肌 陽気ASぶっぱ 選出率2位 地震/スケイルショット/剣の舞/岩石封じ
オーソドックスな襷ガブリアス。普通に使いやすくてこいつだけでお相手のパーティも半壊させれる最強の主人公。こいつを入れたことにより耐久振りムゲンダイナ、ジカルデ入り構築、ウオノラゴン等にだいぶ戦いやすくなりました。スケイルショットでSを上げればスカーフ以外のポケモン大体に圧をかかつつ、突破ができます。正直岩技はストーンエッジやいわなだれでもいいとは思いますが、岩石封じのSダウンが個人的には好きなので岩石封じを採用していました。ラス1対決はほとんど制した、タイマンに強いポケモンでした。
ミミッキュ@アッキのみ 化けの皮 いじっぱりHABベース 選出率6位 159(228)-143(156+)-114(108)-×,126(4)-118(12) じゃれつく/ゴーストダイブ/影打ち/剣の舞
テンプレのアッキミミッキュです。一応Hは、化けの皮込みで定数ダメの少ない16n-1にして、Aはなるべく高くして耐久面ではダイマックス時にドリュウズのダイスチル確定耐えまだ振ってあります。Dに4振ることで実数値を上げました。余りをSに振った感じです。そもそも自分はアンチミミッキュで絶対使わないって決めてたんですけどウーラオス検定に自信がない時にそれを補える駒として何かあるかなって思ったらミミッキュしか思いつかなかったので入れました。ウーラオス検定に自信がない他にあからさまな初手ダイマ構築やクレセリアや、ゴチルゼル入りに出してました。後半はあからさまな初手ダイマ構築や前述したクレセやゴチルゼルがいなくなったのとウーラオス検定に自信がついたので出さなくなりましたが無難に強く負荷をかけれるポケモンだなと思いました。
3.構築の有利不利
○ザシアン軸 これは基本的には有利です。ザシアンと他5体がどんなポケモンなのかでザシアンの技構成が読めるからです。感覚的な話にはなるのですが、サンダーやヌオーがいれば必ず選出はされます。サンダーがいないザシアン軸はワイルドボルトを持ってるもしくは裏にホウオウに強いポケモン(バンギラス、ランドロス、ドサイドン等)がいると見て動きましょう。このホウオウはワイルドボルトは急所に当たらなければほぼ耐えるので聖なる炎を打って良いと思います。ホウオウ軸を使ってる上で怖いのは岩技。それを環境で打ってくるのはバンギ、ドサイドン、ランドロス、ウツロイドくらいです。なのでこれらがいる場合は、ホウオウとシャワーズは確定で@1になります。僕は大体ここにはガブリアスもしくはエレキブルを入れます。相手の岩タイプのポケモンとその五体で動きが変わりますが大体はこれで勝てます。初手はホウオウ確定で不利対面なら引いて有利対面なら交代読みもせず聖なる炎打ちます。そこから有利なサイクルを持ってくる感じです。
○カイオーガ軸 これが一番面白いですが、読み次第では有利不利も変わりますがエレキブルとシャワーズは確定で@1になります。大体カイオーガ軸にはサンダーとナットレイもしくはテッカグヤが同居してますので大体ホウオウを選びます。初手はシャワーズを出してオーガなら突っ張り、サンダーならエレキブルに引くという行動で8割有利に動くことができます。ランドが同居してる場合は9割出てきますので交換読み冷凍パンチで気持ち良くなりましょう。(最近読まれるんだよなこれ)
○イベルタル軸 ホウオウは確定で他は相手のパーティで判断になります。というのも僕のパーティに対してイベルタル軸はほぼ初手ダイマックスを切ってきます。これはミミッキュで止まらないのでホウオウで初手突っ張り➡️後ろに交代➡️ホウオウに戻すサイクルでダイマックスを枯らしてから攻撃に移るのが最適解です。僕は基本的にはミミッキュとシャワーズもしくはポリゴン2を入れてました。耐久高めなシャワーズorポリゴン2と化けの皮で無効にできる面がとても有利に働くので。
○ムゲンダイナ構築 ムゲンダイナの型によって動きが変わります。初手ガブリアスは確定でムゲンダイナが来ない場合相手より明らかにSが早い場合は、剣の舞を積みつつ相手の受けを成立させないように動きましょう。ムゲンダイナの場合はスケイルショットで、S関係を逆転させつつ攻撃に移りましょう。ポイントはなるべく襷を保持したままでムゲンダイナと相対してください。それが出来ない場合の方が多いと思うので耐久型はシャワーズで流すか、ホウオウで身代わりを張りつつ殴る。アタッカーの場合はポリゴン2で受けつつ破壊してホウオウでジェットを積む隙を作ってください。メテオビーム型も一定数いるのでホウオウとムゲンダイナが向かい合った際は一回引いた方が確実に動けます。ここまで書きましたがムゲンダイナは、型が豊富な分こっちから強引な崩しはできないのでいずれにせよ不利な対面と言えます。
○日食ネクロズマ構築 基本的にはホウオウとシャワーズ@1になるのですが個人的な体感では一緒にレヒレが多いので、エレキブルを入れます。ネクロズマと対面する上で気をつけないと行けないことは積まれまくることです。間違えても聖なる炎でゴリ押せるなんて考えないでください笑。あくまでそれは最終手段です。ネクロが出たらすぐにシャワーズを出して黒い霧から入りましょう。そこからあくびや波乗りで、削るのが無難かつリスクのない戦い方だと思います。ネクロズマはエスパー技を切ってることも多いのでシャワーズが有利に動けます。
○ゼルネアス構築 これはほぼ決まってます。なぜかというとジオコン積むために壁貼る要因が決まってるので、瓦割り持ちのエレキブル、ゼルネアスに強いホウオウ、ジオコン封じの黒い霧持ちのシャワーズこの三体出してました。多分ゼルネアス構築には負けたことないのでこれが正解だと思います。
○ジカルデ構築 正直1番当たりたくない構築です笑。というのも明確に有利なポケモンがいないからというのと、取り巻きにいる大体いるレヒレが面倒くさいです。この構築に限りホウオウは僕は出しません。ナットレイが相手にいない限りは。基本選出はエレキブルorガブリアス、ポリゴン2、シャワーズになります。まずはレヒレを処理することだけを考えてください。あとは、いかにシャワーズとジカルデを対面させて詰ませず処理をするかということです。身代わりからのとぐろを巻くをさせないために冷凍ビームと黒い霧をうまく使い分けて戦うのが僕の処理ルートです。ヘビ睨み型の場合はエレキブルを活用して処理できますが、そんなに高度な読みをするくらいならシャワーズ一体で倒した方が楽だと思います。
他の禁止伝説には基本的にはホウオウ、ポリゴン2、ガブリアスの3匹でどうにかなる場合がほとんどなので基本選出はこの3匹でいいのかなと思います。
あと余談なのですがメタモンがいても怖くないのがこの構築の良いところです。メタモンが誰をコピーしてもあんまり旨味がないというのと対面でコピーされても困るのがエレキブルとガブリアスくらいしかいないので問題なく処理できます。
4.重たいポケモン
○水ロトム まずこの構築だとタイプ一致ですら弱点がつけないのに弱点をつけるポケモンがおらず、抗えるのがエレキブルか、ポリゴン2しかいないんですよ。さらに鬼火を持ってるとエレキブルまで動けなくなるので、ポリゴン2でゴリ押すしかないです。
○ストーンエッジ持ち悪ウーラオス マジでやめてほしい。初手で悪ウーラオスとホウオウが対面した時基本引かないことが多いんですけどそこでエッジなんて打たれたらもうお終いです。これに関しては諦める以外ないかなと思います。
○Sに振ってある初手ダイマ型ラグラージ ホウオウで身代わり貼ってから初手ラグには基本的には対応しているので、いきなりダイマ切られると押し切られちゃいます。ほんとにやめてほしい。
最後になりますが、きっと最初で最後の構築記事になると思います。プライベートでは仕事が忙しくなり、構築記事を書けるのもこのタイミングしかないと思ったので書いてみました。初めての構築記事で、足りない面や見苦しい面が多々あったと思います。それでも相棒のエレキブルを最終3桁にいけたことが嬉しくて今回書かさせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました