【2023/09/18版】リミテッドなんでも相談室 リミテchさんの回答+α

今期も相談室をやってます!

……やってるんです! ほんとにやってるんですが、現状いわゆるふつおた1件とシールド評価1件いただきました!

リミテchさんとてぐすね引いて待ってるのでよければ適当に投げてね!

パスカルさんからのシールド・ピック後のデッキ構築に関しての質問

シールド構築の方向性の良し悪し
飛行フィニッシャーで勝つミッドレンジをイメージしてます。

メインボード


余りパーツ群

リミテchさんの回答

A
良いデッキですね!
ただ「飛行フィニッシャーで勝つミッドレンジ」という表現は少し気になって

デッキは大分類として
アグロ・ミッドレンジ・コントロール と分けれますが
ミッドレンジは『ボードアド』を形成して勝つアーキですので
ラスゴ(全体除去)は、今回のラスゴは相手だけ倒すことも可能とはいえ
基本はお互いのボードを0に戻すカードですので
カードアドの差で勝つ、コントロールという表現の方がしっくりきますね

方向性に一致したカードを採用すると、一般的には勝ちやすく
カードアドの差で勝つことを目標にした場合
『トレードカード』と『ドローカード』と『フィニッシャー』の3種を入れていく形です

そこで気になるのが『ボードカード』と『コントロール』のカードが
少し混ざってる印象を受けます

前提としてやりたいことが伝わる良いレシピなのですが
僕が気になる部分とすると

・人狐の呪いのような格闘除去は 裏目が多く
 3/3以上の生物が多くないと運用しにくいが 素で3/3以上あるのは4種類くらい (3/2と3/2を格闘させると相打ちになっちゃうのでタフネスも重要)なのでもっとボードに特化したときに使えるミッドレンジのカードだがドロソやマナ加速、全体除去という一部のカードで勝つデッキではフィニッシャが除去される=格闘も腐る という流れになる

・死体あさり(3/2) グリフィン 人狐(4/3)
ここらへんも「ボード」を作って勝つ形なのですが
”錬金術師でラスゴ回収”とかも目指しているようなデッキで
こういった『カードアド』に繋がらないカードは中途半端に感じます
逆に、こういったボードを活かしていくのなら
コントロールカードが多い白を使わず
おだんごさんが話していた「赤緑タッチ青」という形で 
テンポ良くボードを作るのもありだと思います

・シナジーデッキはシナジーに寄せる
”王女空を飛ぶ”は シナジーの有無で大きく強さが変わります
ただその処理手段が 協約2 回収1 という感じで
3枚は腐る可能性があるため
シナジーの有無で大きく強さが変わるカードを使う場合は
『シナジーカードの増加』+『ドロソ』が重要になると思います
ドロソはデッキのコンボをそろえる確率を高めるので
ですので大きくここから2つの方向性が考えられ
『マナクリのテンポを活かして 能動的なアクションを増やしてボードで勝ち切る形』
『ラスゴや王女空を飛ぶを活かした 除去コントロール』
より特化する方が僕は好みです!
(今の形でもやりたいイメージは伝わるので、構築能力は高いと思います!)
●コントロールプラン
緑青タッチ白
白のカードは序盤唱えるべきカードが少なく
・5種除去 32は王女出してからのコンボパーツ フィニッシャーのグリフィン
と考えていくと こちらをメインカラーにする意味は薄いと思います
その代わりに青のドロソなどを入れて
「緑青でドローを回して平地を引きに行って、その後除去を打っていく」という速度感が良いと思います
ダブシンで入れたいのは全除去だけで ディッチャの裏目があるダブシン掌握やグリフィンはエンチャ2枚をそろえるのが難しいため素の544飛行になりやすいので使わなくてもいいです
するとなべ レンスト 32 全除去 この4種だけ残して
格闘・人狐 ここらへんを
・緑22アウフ(王女の処理協約+シールドなので変なディッチャ対策)
・青04(壁とドロソ パワー0なのでラスゴで死なない)
 青2ドロー(ドロソでデッキ安定)
 青34(疑似除去と協約の種と壁)
 打消し(ダブシンなので怪しいけどシールドでボム対策出来るのは嬉しい)
追加で白ディッチャ(自分の割ると1ドロー)とか入れるのも面白いですが、流石に状況選びすぎるところはある・・・!
これで緑青メインにしてトロヤンを3T着地しやすくしたり
ガチョウも動きやすくしつつ フォーン・案山子・地勢・未開地 これだけ色サポあれば
白マナ確保も5~6いけて その枚数あればダブシンも8ターン目あたりには撃てると思います! 
さらに欲張るなら 青赤土地もいれてピクニック荒らしや赤火力を入れる形もありますが、この場合は白ダブ全除去を打つ確率をだいぶ下げつつ・・・となります

●ミッドレンジプラン
白がシナジー依存のコントロールという感じで
あまり『マナクリ』によるテンポ強化の恩恵がないのですよね
除去を1ターン早く撃てる!となっても 相手が強いのを出してないと意味がないのです
はじめてのおつかいも、自分のデッキに強い生物が多くないと意味がないためマナクリの恩恵を得るために”能動的なアクション”を取れた方が
ボードアドで戦う”ミッドレンジ”という感じがします

この場合は白を抜いて”赤”を相方にして 青をタッチにするのが自然だと思います

例えば 2マナマナクリ→33威迫→ピクニックでカウンター載せて王のもてなし構えてフルパン
先手でこんなムーブできるだけで最高ですよね!
これが マナクリから「3ターン目に除去うてる!4ターン目に全除去撃てる!」となっても、相手に強いの出してもらってから撃ちたいため
ここが能動的なデッキと 受動的なデッキの違いになります

赤には33以上の生物が2匹 条件次第で22は33に 23は格闘するには良いサイズ・・・という感じで人狐の格闘も使いやすくなります

2点火力 4点火力 宝火力 アクト
 22 42 23 33 33威迫 ・・・と適当に赤の良い感じのところ全部入れて赤緑で押せ押せ!とテンポ良く攻めつつ
ガチョウと13フェアリーのみをタッチして
マナベース 土地やマナフィルター合わせて 8-8-6 くらいのイメージでさらにこの場合青赤土地も採用出来るので
綺麗な感じになると思います!

●まとめ
以上のように
『能動的に動いてボードアドの差をつける』デッキなのか
『じっくりと相手の妨害に特化するコントロール』デッキなのか
さらに焦点を合わせると一貫性が生まれてより楽しそうです!
一貫性のあるデッキは「いつどこを引いても、やりたいことが一致してる」というのが強みです
おだんごさんの最近のシールド配信の 4Cコントロールなどがちょうど勉強になると思います!
最初の形だと
「マナクリから除去を早く撃ててちょっとボード押しやすいけど
 余ったマナでドロソとか打ちたい・・・」みたいな感じで
もっとボードで押し切っちゃうか 逆にドロソでコントロールしたい・・・という
二つが混ざってる印象ですので
より特化してみると楽しいと思いますよ!

+α(僕からの追記)
デッキレシピ見て思ったこととしては、良く出来てるなぁという印象です。
意思を感じる構築ができてるので、後はより丁寧に仕上げるとより強くなれるかと思います! 

しいて僕の意見を言うなら、直感では赤緑青型かなと思えるプールです。シールドでラスを握るコントロールより、ボードをとって殴っていくデッキを組みたい、というデッキ志向からですね。
 プランがはっきりと見通せるなら、コントロール側はいろんなプレイヤーの意識外に行くことができるいいデッキです。まさか青緑ベースからラスが飛んでくるなんて、まさか2回目が飛んでくるなんて!となります。

 最後は、何をしたいか、気に入ったデッキか、で判断すると、リミテッドを楽しく遊べます。心躍るデッキを選んで遊んでくださいねー!

また是非!



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