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【バドミントン】ヘッドライトのラケットがなくなるかもしれないよね?って理由
どうも山本ケイタです。
突然ですが、「バドミントンのラケットはヘッドライトが無くなるのではないか?」と私は予測しています。
無くなることはないまでも、ヘッドライトラケット製品の市場規模が縮小するのではないでしょうか。
だとしたら、今のうちにヘッドヘビーのラケットの扱いに慣れておいたほうがいいですよね。
そのほうが、ラケットを買い替える際に、各社が販売しているヘッドヘビーラケットの中から、自分が使いやすいモデルを選ぶことがことができます。
要するに、ヘッドライトを好むよりも、ラケット選びの選択肢の幅を広く保てます。
ではなぜ「ヘッドライトのラケットが無くなる」と考えるのか。
その思い立った経緯をお伝えさせてください。
世界トップランカーの使用ラケットの属性
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そもそも、なぜラケットのタイプ違いによる未来の市場規模に考えを持ったかというと、
先日、世界のトップ選手が使っているラケットを調べる機会があったためです。
そのときの結果は以下の通りです。
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上記の表は、ラケットメーカーの公式サイトなどの情報をまとめたものです。
筆者が恣意的に抽出した選手たちなので、偏りがあるかもしれませんが、かなりヘッドヘビーラケットの使用率が高いですよね。
もともと、2000年代の男子シングルス選手はヘッドヘビーを使用している選手が多かったように感じました。
しかし、現在は女子のダブルス選手も積極的に使っている印象を受けます。
(過去の選手の使用ラケットまで信頼性のあるデータを提示できないのが情けないですが・・・)
私自身、ここまでトップヘビーのラケットが主流になりつつあって驚きました。
一時期は「ナノスピード8000」というヘッドライトラケットが隆盛を極めた時期もあったのに・・・・(遠い目)
では、なぜこのような傾向になりつつあるのでしょうか?
トップヘビーラケットが主流になりつつある理由
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結論からいうと、トップヘビーがトップライトよりも主流になっている理由は、
「トップヘビーがトップライトのメリット特性を持ち合わすほどにラケットが進化している」
ためです。
ここでトップライトとトップヘビーのメリットやデメリットを含めた特徴を確認してみます。
いわゆるバドマガなどにも載っている「一般的にはこう言われている」というやつです。
トップヘビーとトップライトのそれぞれの特徴
まずはトップヘビーラケットの特徴です。
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トップライトよりも遠心力を使いやすく重いショットが打てる
ヘッドに重さがあってインパクト時にブレが少なくコントロールしやすい
ラケットのスイングに慣れていないと重みを感じやすく疲れやすい
反対にトップライトラケットの特徴を確認してみましょう。
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振り抜きが軽くて素早くラケットワークがしやすい(ダブルスで重宝する)
長時間プレーしても疲れにくい
攻撃的で重いショットを打つには使用者自身のパワーが必要になる(ラケットのパワーに任せたショットが打ちづらい)
以上が従来からいわれているトップヘビーとトップライトの特徴です。
「従来から」としている部分がミソでして、筆者の所感では年々トップヘビーとトップライトの差は無くなってきていると思います。
厳密にはトップライトの「いい部分」をトップヘビーが持ち合わせ始めていてるような気がします。
つまり、振り抜きがよく次のショットにもスムーズに対応できるトップヘビーに進化しているのです。
「振り抜きも良くて高速ラリーに対応できるなら、よりパワーが出るトップヘビーでいいんじゃね!?」
という具合でトップヘビーの使用率が種目に関わらずに上がってきているのではないでしょうか!
(言い方が幼稚でスミマセン。このほうが伝わると思いました・・・)
ラケットの進化について
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個人(筆者)の感想になってしまうんですが、2000年台初頭からバドミントンを始めた身として、ラケットはとても使いやすくなりました。
再び表現が稚拙になってしまいますが、まさに「ラクに飛ぶ」!
もちろん筆者自身が中学生から大人になりゆく中で、スキルアップしたことも理由かもしれませんが、他者プレーヤーを見ていてもそう感じます。
高校生の頃、周りにはろくにハイバックを飛ばせない選手ばかりでしたが、今は多くの高校生が簡単にエンドラインまで飛ばしています。
しかも、フォームはぐちゃぐちゃなのにです。
「これはさすがにラケットの進化だよな」と感じるシーンです。
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また、ラケットの重量も進化している点でしょう。
以前(2000年台)は、ラケットの規格というと2Uと3Uがメジャーでしたが、今では3Uと4Uが一般的です。
※数字が大きくなるほど重量が軽くなる。
(参考:アークセイバー11pro サイズ)
これは総重量が軽くなってもパワーショットが打てるようにラケットが進化してきている証拠だと思います。
特にトップヘビーラケットの進化はここ数年本当に目覚ましいです。
例を挙げるとするとYONEXの「アストロクス」シリーズで、主にヘッドヘビーのモデルを揃えているシリーズです。
シリーズ全体を通して振り抜きのよさをアピールしていて、トップ選手の使用率もかなり高くなっています。
(参考:連続強打を可能とする「ローテショナルジェネレーターシステム」)
このようなトップライトのメリットを孕んだ新ラケットが続々と登場するからトップヘビーが主流になりつつあるのでしょう。
実際、私もアストロクスシリーズを使用していますが、思い切り振り抜いた直後でも次の動作にスムーズに移れます。
ダブルスでも問題なく使用できるのが強みです。
ここまで「トップヘビーが主流」と言い続けてしまえば、「ヘッドライトは進化していないのか?」というと、そうではありません。
もちろんトップライトも進化していて、以前より最新のラケットのほうがパワーが乗ったショットが打てるように感じています。
ただし、「ヘッドヘビーの進化」>「ヘッドライトの進化」という図式がどうしてもあると思います。
それがトップ選手のラケットの使用率に表れているのではないでしょうか?
まとめ【これからどうするか】
トップヘビー隆盛の時代になって思うことは、
「今のうちにヘッドヘビー扱いに慣れておいたほうがトク!」
ということです。
世界トップ選手が好むラケットの流行があれば、それに応じて各メーカーも製品を開発するでしょう。
そうなるとトップヘビーのラケットのほうがラインナップも充実しますよね。
ラケットを選ぶとき、たくさんある選択肢の中から自分に最適なラケットを選べたほうが楽しいですよね!
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進化するラケットを使いこなすように頑張れば、レベルアップも加速します。
トップライトもなくなるとまではないかもしれませんが、今後、少ないラインナップから自分に合うラケットを選ぶことになるかもしれません。
「そのほうが迷わなくて済むからかえってラク」という考えもあるかもしませんが!笑
つらつらとラケットの未来について思うところを書きましたが、今後のラケット選びの何か参考になれば幸いです。
最後までありがとうございました。