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精悍な印象の黒縞と、滑らかな書き心地が癖になる。
どうも、Gです。
今回は、僕のお気に入り万年筆をご紹介します。
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” シュトレーゼマン “
僕の個人的なイメージですが、海外メーカーの万年筆といえばモンブランのマイスターシュテュック、パーカーのデュオフォールド、そしてこのペリカンのスーベレーンが思い浮かびます。
上記3本の中では比較的手が届きやすい(それでも充分高価ですが…)事もあり、昨年の誕生日に自分へのプレゼントとして購入しました。
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こちらのブラックストライプ、『シュトレーゼマン』という別名があります。
ドイツの政治家、グスタフ・シュトレーゼマン。
モーニングコートやフロックコートが執務服だった時代に、公式な場で着用できるフォーマルさとオフィスでの快適性を両立させたスーツを生んだことで有名になったんだそうです。
彼は細いストライプのスーツを好んだ事から、このブラックストライプをシュトレーゼマンという愛称で呼ぶようになったそうです。
僕もスーツを着る仕事をしていた時に、黒ストライプのスーツや黒ストライプのシャツを好んで着ていたので、勝手に親近感を覚えました。
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見た目のカッコ良さも然ることながら、スーベレーンの魅力はその書き心地の良さにもあります。
EFニブですが、セーラーのブラックラスター・21金Fニブにも負けず劣らず…
いや、それを超える程の滑らかさ。
ヌラヌラで紙への当たりも優しく、引っ掛かりも少ない。僕が好きな書き心地です。
もしかしたら、超当たり個体を引いたのか?
ただ、感触はとても滑らかなんですが、筆記音は結構大きく出ます。
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字幅が日本より太い海外製とはいえ、EFニブなのにこの滑らかさ。驚きましたね。
しかも軽くて重量バランスも絶妙で、総合的に完成度が高いと感じます。
本当に癖になっちゃったので、見た目が超好みなブラックラスターと2本体制で使う事にしました。
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高い買い物でしたが、その価値はあると思うので後悔は全くありません。
滑らかな書き心地の万年筆が好みなら、確実に刺さるはずです。ハズレを引かない限りは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた次回。