GOOD WOODマークの由来を解説。デザインの出発点は、日本の木こりさんの斧に込められている想いから。
3本の木のシルエットに見える、GOOD WOODマーク。実は、日本の木こりさんたちが昔から大切にしていきている「自然への感謝の気持ち」がデザインの出発点にあります。
GOOD WOODとは、地球にとって"GOOD"な木材=「植林木」を表す言葉です。人の手で植え、育てた植林木は、自然環境を壊すことのないサステナブルな素材。そのことを広く知ってもらうために、私たちは世の中に流通しているたくさんの木のものから、どんな人でも簡単に"GOOD" な選択ができるように、GOOD WOODマークをつくりました。
GOOD WOODマークは、自然から恵みをいただくことへの感謝を表す「よき」をモチーフにしています。「よき」とは、山仕事で使う斧のこと。昔から、日本の木こりさんの中ではそう呼ばれ続けているそうです。
刃には線が刻まれていて、片面の3本線は山の神様へ伐採前にお供えする「米・塩・酒」を意味し、もう片面の4本線は山を構成する「四気=光・土・水・風」を意味します。
山ではお供え物を持参することが難しいため、これから伐る木に斧を供えて、山の神様への感謝と木を伐る許可、作業の安全を祈ったそうです。
※地域によって様々な伝承があり、多数の説があります。
GOOD WOODマークは、自然への感謝の気持ちを表す「よき」に着想を得て、大切なモチーフとして据えました。
白と黒の線には、人と森が共に生きる知恵である植林木が、「GOOD WOOD」であるという意味を込めて。そして森の中に真っ直ぐと伸びる木のシルエットが浮かび上がるデザインは、人の手で育てる木の畑=植林木が自然の一部として、サステナブルな素材であることを表現しています。
普段の暮らしの中で、GOOD WOODマークを当たり前に目にするような社会になるように。私たちはそんな未来に向かって、この先も一歩ずつ進んでいきたいと思っています。
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