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【廃線】軽便鉄道 「井笠鉄道」その1

岡山県で1913(T2)年に開業し1971(S46)年まで頑張っていた762mmの軽便鉄道、動く姿を見ている方が羨ましい。1日目は矢掛駅より自転車を開く。
撮影日:2023.11


井笠鉄道沿線図

沿線図は笠岡市の井笠鉄道記念館にて
全長37kmは3線で構成される
①井笠本線(笠岡〜井原)19.4km【1971年廃止】
②矢掛線(矢掛〜北川)5.8km【1967年廃止】    
③神辺線(井原〜神辺)11.8km【1967年廃止】
岡山市の池田動物園に保存されているコッペルBタンク
開業前に3機同時に購入するとはなかなか豪気!軌道工事時から廃止時まで活躍した
三笠博通「郷土の心 懐かしの井笠鉄道」より
導入当時はこんな色でした

矢掛〜北川

②の矢掛線から自転車で入る
終点の矢掛は旧山陽道の宿場町で栄えた町
矢掛駅舎は現在もバス営業所として使われいる。屋根の骨材が古レール組です!
ブルバッハ(独)の軽レール
古レールで組まれた給水塔
今でもバスの洗車用に使っているようだ
現行の井原鉄道の高架が近づいてくる
②③の区間はほぼ井笠鉄道の軌道敷を使っている
築堤は現行の井原鉄道
畑に残るのは井笠鉄道の軌道敷
神社前のカーブは小田川に向かう
「井笠鉄道 五十年史」より
全長120mの小田川橋梁はこの鉄道最長の橋だった
河原に石組みの築堤が残る
水田に残る軌道敷
①井笠本線の北川駅で②矢掛線が接続
ここには転車台も設置されていた

北川〜井原

北川駅から①井笠本線を井原方面へ
ほぼ道路に転用され痕跡はないが酒屋前の空間が「薬師駅」
七日市駅はバス停として残る
街道沿いに残る石標に「七日市停車場」
大正2年に建立
ターミナル駅だった井原駅はバスセンターに

井原〜神辺

現行線は③の神辺線をほぼトレースする
コンクリート桁
「いづへ駅」神辺線・出部駅への道標は傾いている
三笠博通「郷土の心 懐かしの井笠鉄道」より
以前は駅前のここに酒屋があった。駅への道標は当時から傾いていたようだ
2径間あるPC橋
左・現・JR福塩線
右・現・井原鉄道
真ん中が井笠鉄道時代の橋台
③の終点・神辺駅で福塩線に接続
その2 に続く


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村上伸(Murakami_SHIN)
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