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トキワ荘ミュージアムに行く
私でも知っているマンガの神様たちが同じアパートに住んでいたのは驚愕に値する。
マンガ家の卵たちが、『俺はマンガで売れてやる』という野心を抱きながら、切磋琢磨をしていた。同じアパートに、少し先を行く先輩たちがいるから、自分も頑張ろうと励まされていたに違いない。
偶然、有名マンガ家が集まっていたのではなく、お互いが切磋琢磨し、励ましあっていたから、お互い必然的に有名になっていったのだろう。その場がトキワ荘で、現代の世界のマンガ・アニメを牽引するのは感服する。
トキワ荘が、マンガ家たちの大事な青春の場だった。藤子不二雄A著「トキワ荘青春日記」の中で、若い時の住人の以下の文章が印象的だった
赤塚氏(筆者注:赤塚不二夫氏)「将来のこと自信ありますか?漫画家としてやっていく自信・・・・・」と聞く。
思わぬ質問を受けて、どぎまぎした。
「いや、自信なんかないよ。でも、もう富山(筆者注:藤子氏の地元)へも戻れないし、このままやるしかしかたないもの。」
赤塚氏「そうだよね。まあ、なるようになるか」
「うん、将来に自信なんかだれも持ってないよ」
あの有名な赤塚不二夫氏、藤子不二雄A氏でさえも、将来どうなるか若い時考えていたのだ。それを知ると、私も救われた気がした。
今やっていることに集中して、あとはなるようになるさ、と思おうと感じた。