THE ドラえもん展 SHANGHAI 2024
東京や大阪、台北、シンガポールなどを巡回していた THE ドラえもん展。
ついに今年、上海で開催。
会期は2024年8月2日から2024年10月5日まで。
チケットは「大麦」で購入。購入時に日時指定は無し。
本展覧会についてざっくり紹介する。
会場・iag艺术院线
"iag"と書かれていて分かりやすい。
劉海粟美術館の隣にある。
最初の会場へ
まずはエレベーターで案内通りに5階へ。
簡単な荷物検査とチケット確認をする。
その後、入場スタンプを押してもらった。
まず目に入るのは村上隆の〈記憶の中のドラえもん〉。
パンフレットに掲載されている作品。
Mr.の〈重力調節機〉。
部屋のどこに隠れていたんだというくらい、食べ物が宙に浮いている。あたりと書かれたアイスの棒やかいわれまで。
会田誠の〈キセイノセイキ〜空気〜〉。
一見シャワーヘッドが浮いているように見えるが、よく目を凝らすと誰かがシャワーを浴びている。
西尾康之の〈OPTICAL APPARITION〉。
ドラえもんの形をした立体にプロジェクションマッピングが投影されている。
山口晃の〈ノー・アイテム・デー〉。
作品の吹き出しの中は全て日本語で書かれているので、横に中国語訳がつけられている。
5階のエリアはここで終了。
出口スタッフの指示に従って3階に降りる。
3階の展示会場
初めに押してもらった手の甲のスタンプをスタッフに見せて入場。
入るとすぐに大雪の中でドラえもんのうたを歌っている人の映像が。最後に「ドラえもーーーん」と叫ぶまでを延々リピートされている。
鴻池朋子の〈しずかちゃんの洞窟〉。
横に長い展示エリアいっぱいに展示されている。
コイケジュンコの〈2.4次元ドレス〉
ドラえもんの漫画をドレスにした作品。ドレスに付いたポケットからどこでもドアが出てきている。
渡辺希の〈タイムドラベル〉。
ドラえもん展の中で一番気に入った作品。
ぐにゃぐにゃした時計の中に漫画の一部分が描かれている。
先程の映像の音声はこの辺りのエリアまでよく聞こえる。
森村泰昌&ザ・モーヤーズの〈ドラス〉。
目の前にした時はすごく困惑した。頭の触覚のようなものはなんだろう。
奈良美智の〈依然としてジャイアンにリボンを取られたままのドラミちゃん@真夜中〉
確かにリボンが無い。ドラミちゃんの感情を背景で表しているのか真っ黒。
以下の2つは中国の芸術家が制作した作品。
王画の〈梦之涟漪〉。
徐震の〈经验ー多啦A梦〉。
3階はここで終了。
つぎはエスカレーターで2階へ。
2階の展示会場
再び手の甲のスタンプをスタッフに見せてから入場。
ここが最後の展示エリア。
篠原愛の〈To the bright 〜のび太の魔界大冒険〜〉。
おどろおどろしい怪物に対してドラえもんとのび太はかわいく描かれている。
中里勇太の〈選んだ夢と希望〉。
エリアの真ん中に真っ白なペガサス。
『のび太の日本誕生』に登場したペガサスをモチーフにしている。
山本竜基の〈山本空間に突入するドラえもんたち〉。
この黒い丸は誰かの頭頂部のように見える。
桑久保亮太の〈鈴と太陽〜ひみつ道具博物館〜〉。
ライトの付いた電車の模型を走らせることによって壁に影が映し出される。
注意点としては、よく電車が走っている途中でライトが消えるトラブルが起きる。その都度スタッフが直していて大変そうだった。
増田セバスチャンの〈最後のウエポン〉。
近くに行って見ると、小さいぬいぐるみやビーズ、ボタンなどがたくさん縫い付けられている。
詩詩山崎の〈(Pink)Dust in the Wind〉。
中は撮影禁止。
のび太のアニマルプラネットがモチーフになっている。
ここで全ての展示エリアを見終えた。
エスカレーターを降りて1階のグッズコーナーに向かう。
おみやげ
図録は中国語版だが、上海限定のグッズはなさそう。
冷蔵庫に貼るマグネットの種類が豊富。
おすすめポイント
日本より撮影可能な作品が多い。
全然混雑していないので、ゆっくり鑑賞することができる。
会場が3つに分けられていて、次はどんな作品が展示されているのかわくわくしながら移動できる。
注意したほうがいいこと
映像系の作品は撮影禁止になっている。
会場内に椅子がないので、途中で休憩するのが難しい。
トイレは4階、3階、2階、地下1階にある。
展覧会情報
開館時間
10:00〜22:00(閉館30分前以降は入館できない)
毎週月曜の午前は休館で、14:00から入場できる。(9/16は休館しない)