愚痴です:夫婦の仕事の価値観
昨晩、夫とお互いの仕事についての話しをした。夫は会社を経営しており、海外での新しいビジネスを立ち上げている。私は、夫の新しいビジネスを心から応援しているし興味を持って聞いているつもりだった。しかし、私が仕事にしたいことやろうと思っていることを話したら思いきり否定されてしまった。
「中途半端。家事・子育てを最初から言い訳にしている。それで誰が幸せになるの?結局は搾取されるか搾取するかのビジネスだよね。」など。
夫が家族のために必死で仕事をしていることには心から感謝している。でも、夫が家のことを気にせずに思いきり仕事ができるように、私なりに家事・子育てをしているつもりだ。その上で、自分らしくいるために、仕事や趣味も出来る限りのことをやってきた。
仕事については、これから子供に手がかからなくなるので、もっと本気で取り組みたいと思っている。しかし今は、息子の小学校卒業・入学準備であれこれやることがあり、思うように出来ない。そのことに焦りや不安を感じた私は、今後は時間を作るために「家事代行」を検討していると伝えた。
ただ、この「家事代行」は私が自らやりたいと思ったというよりは、ビジネスの先輩からもらったアドバイスがきっかけだった。おそらく、夫はこのアドバイスが気に入らなかったのだと思う。「稼げる前から家事代行を入れて、本気で仕事に取り組めば、誰でも稼げるようになる。みたいなことを言っている奴は、ただの洗脳で相手のことを考えていない。実際に稼げるようになるのはほんのひと握りで、ビジネスはそんなに甘くない。」そんなことを言っていた。
私は、自分がやっていること全てを否定されたような気がして、怒りと悲しみを感じた。「あなたは凄い。言ったことはやる。稼ぐこともできる。でも、根底の考えや人に対する思いやりが欠けている。もっと思いやりを持てば、あなたの持っている力で今よりも人が集まって、もっと色々なことを成しえることが出来そう」というようなことを言ってしまった。それからしばらく何か会話をしたが、お互い否定的なことしか言ってなかったと思う。
私は、何もかもが否定された気がして、何もやる気が出ないまま、家事を続けた。その様子を見ていた娘は、わざと明るく振る舞って、私に話しかけくれた。そのことが申し訳なくて、娘がベットに行ってしばらくして、謝りに行くと娘はベットで声を殺して泣いていた。とても不安な思いをさせてしまったのだと心から反省をした。「ママは疲れているだけだから、寝たらいつもの元気なママに戻るから心配しないでね。いつも、ありがとう。」と伝えると娘は何も言わずに顔を隠したまま、手をぎゅっと握ってくれた。娘の優しさに感謝しながらも、否定された悲しさと悔しさに涙が出た。
一晩たった今、気持ちの整理をするために、このnoteを書いていて気付いた。
夫は私を否定して訳ではない。夫の価値観と経験を元に思っていることを言っただけだ。それに対して感情的になった私は夫のことを決めつけ、勝手な意見を押し付けてしまった。私の方がよっぽど夫を否定し、傷つけてしまったのだと思った。
もちろん、夫に対しては、言いたいことはまだまだたくさんあるし、気持ちに変化があれば生きやすくなるだろうなと思うところもたくさんある。でもそれは、私が変えられることでもなければ、夫からすれば余計なお世話でしかない。
夫がどれだけ必死に仕事をしているか、そしてその必死なのは家族のため、ということも分かっている。
それ以上でもそれ以下でもない。
私は、自分の仕事を理解して応援してもらたいと思っていた。しかし、夫にはそんな余裕はないのだ。冷静になった今では、それがよくわかる。
今の冷静になった気持ちを夫に伝えたほうが今後の夫婦関係のためにも良いのだろうが、私はそんな出来た人間じゃない。夫に素直に伝えることはできないので、心配をかけた娘にだけは、安心させるために私の気持ちを伝えようと思う。
今は、私がやる気をなくしている場合ではないと気づけたので、ただやるべきことをやって過ごそうと思う。
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