\無事終幕につき御礼/イベントを終えたゲストのみなさまからの感想
こんにちは!CRファクトリーの竹下です。前回のnoteでは、コアスタッフ6人がイベントを振り返った感想を紹介させていただきました。今回はそのゲスト編です。コミュニティフォーラムでは、6つの分科会を設け、総勢13名の豪華ゲストをお迎えしました。様々な分野での団体・組織の活動について、たっぷり語っていただき、「一人一人の心の羅針盤を探す」というテーマと照らし合わせても、たくさんのヒントをいただける時間だったと思います。ゲストの目線では、フォーラムをどのように振り返るのでしょうか?スタッフとはまた違った目線での想いをぜひご覧ください。
分科会A:リアルとオンラインのハイブリッド運営〜コロナ時代の活動・組織マネジメント〜
①田形 勇輔さん(Brillia City横浜磯子自治会長)
コミュニティを船に、活動を航海に例え、「未来への羅針盤」をテーマに開催された今年のコミュニティフォーム。コミュニティに関わる方々が笑顔で集い、語り合う姿を見ていると、CRファクトリーって「港」みたいな場所なんだなと思えてきました。活動の合間に寄港して、荷を積み、燃料を補給し、情報を交換し、次の行き先を決める。コミュニティフォーラム2023は、そんな航海士たちで賑わう港町のような雰囲気でした。 「寄港したい」と思える港がある。仲間に会える場所がある。そう思うと、新年度に向けた船出に際し、ちょっとした冒険心をもらえたように思えます。
②松永 かなえさん(昭和ポップス倶楽部)
コミュニティフォーラム2023が無事閉幕しました! 私は「リアルとオンラインのハイブリッド運営」についてお話をさせていただきました。たくさんの人の前でお話しするのはこれまであまり経験がなかったので緊張しましたが、これまで私たちの団体で取り組んできたことを振り返り、課題や成果などを改めて頭の中で整理することができました。またそれに併せて他団体さんの取り組み、参加者の方々との交流から、今後の活動方針も自分なりに考える大変良い機会になったなぁと思います!大変貴重な経験をさせてくれたCRさん、呉さんありがとうございました!
③花宮香織(コモンビート)
久々のリアル開催。オンラインではなかなか感じ取れない人の「気配」だったり、生身の人間の持つ情報量ってなんて豊かであたたかいんだろう!と改めて実感しました。 コミュニティが人を元気にするし、人がコミュニティを元気にするし、人とコミュニティの幸せな関係を、オンラインとオフラインをいったりきたりしながら、引き続き模索していこうと思います! そして、その旅路にはたくさんの仲間がいることを知れた場でもありました。参加者のみなさん、企画してくださったみなさん、ありがとうございました!
分科会B:あたたかいコミュニティはどうやってつくるのか〜心理的安全性とWell-Being〜
①岡本 克彦さん(こすぎの大学)
コロナ禍の3年間、私たちは繋がりたくても繋がれない、手助けしたくても手助けできない、逆に手助けしてもらいたくても手助けしてもらえないなどの辛く寂しい経験をしてきました。一方でオンラインを通じて時間と場所を超えた繋がり方という発見もありました。トータルではマイナスだったかもしれないですが、これからの僕らにあるのは伸び代だけ。後退の経験は、これから前進に向けた糧になるはず。 今回のテーマである未来への羅針盤 〜ここからはじまる自分たちの歩み〜」のとおり、参加した一人ひとりが新しいコミュニティの在り方を見つけて歩み始めるきっかけになったフォーラムでした。アフリカの諺「早く行きたければ、一人で進め。 遠くまで行きたければ、みんなで進め」にあるとおり、フォーラムに集まった強く温かい仲間と一緒ならば羅針盤が示す先に辿り着けるはずだし、一緒に歩んでいきたいと思った時間でした。
②長田涼(コト暮らし)
「コミュニティを信じること」が、これからの時代コミュニティに関わるひとりとして大切になると思っていて。信じ”続ける“ためにも、今回のコミュニティフォーラムのような「コミュニティを信じるひとが集う場」があり続けることはとても重要なんだなと、登壇させていただき強く実感しました。コミュニティの力で、少しずついい社会につなげていくためにも、僕ら実践者が一歩ずつ歩み続けていきましょう。今回、関わらせていただいたことに感謝しています。本当にありがとうございました!
分科会C:コロナ禍の地域づくり 〜葛藤と挑戦と今〜
①松村 大地さん(まつどNPO協議会)
久々のリアルイベントの登壇がコミュニティフォーラムで最高でした!登壇者と参加者の距離が近く、登壇という距離感はほとんどなくて対話したような感覚の時間でした。 コロナ禍における地域づくりをただ夢中に駆け抜けてきましたが、このテーマに関しての皆さんの関心ポイントを知るいい機会にもなりました。ありがとうございました!
②鈴木 克哉さん(里地里山問題研究所)
3年ぶりのコミュニティフォーラムはとにかくあたたかかい場所でした!今回ゲストとして登壇し、話題提供させていただきましたが、こんなうなずいてくれる?ってくらい、みんなが首を縦に振ってくれて・・・参加者全員がコミュニティの可能性を信じ、そんなコミュニティをよりよいものにしたいって感じていて、それでいて、みんなが近しい課題を抱えている、そんな人たちが集まっているこの場に参加させていただき、とても勇気をもらえました。今回話題提供させいただいたのをきっかけに新たなつながりや連携も生まれつつあり、これからの展開にとてもワクワクしています。 今回ゲストとして参加させていただいたので、スタッフの皆さんと連絡をとる機会が多くあったのですが、準備・連絡・資料・さまざまな広報など、すべてに配慮が行き渡っていて・・・あたたかい場づくりというのは、こうした努力や気持ちのうえに成り立っていることを痛感し、とても勉強にもなりました。準備・運営してくださったスタッフの皆さんに感謝します。 あまりにもあたたかかったせいか、会場にコートを忘れて丹波篠山まで帰ってしまいましたが(スタッフの皆様に余計な仕事を増やして申し訳ありません)、また帰ってきたい(もっとゆっくりしたい)と思わせてくれるコミュニティフォーラムに今後もますます期待します!
分科会D:コミュニティの価値をどう可視化するか〜研究による社会的インパクトの見える化〜
①川西 諭さん(上智大学経済学部教授)
コミュニティ活動の価値の可視化の分科会を担当しました上智大学の川西です。コミュニティは大事なものですが、どのようなコミュニティであるかは外からは見えにくく、その大切さは外部の人はもちろん、コミュニティのメンバーでさえも忘れてしまいがちです。私はCRファクトリーと一緒に、その価値を可視化する共同研究を10年近く続けてきました。研究を始めたころは、その研究の価値もなかなか理解してもらえなかったので、分科会の参加者も少ないかなと思っていましたが、その予想に反して、会場の席が足りないほどたくさんの方に参加いただけて、対面で真剣に聞いてくださる皆さんの表情を見て、とても嬉しく、気持ちよく分科会を進めることができました。嬉しさのあまり持ち時間をオーバーして話してしまいました。たくさんの方と話をすることができて、私も気づきや学びの多いフォーラムでした。ありがとうございました。
②市川 望美さん(Polaris)
まずは3年ぶりのオフライン開催、こんなふうな時間って当たり前にあったよねということを思い起こしました。登壇者として担当した分科会では想像をはるかに超える参加者数でニーズを感じました。 価値の可視化についてみなさんやりたい、必要とは思っていても何からどうやって?というのが分からない様子でしたのでそのあたりフォローアップ的な場を今後やって行けたらいいのかなと思いました。もうちょっとここ聞いてみたかった!とか、続きの場とか?
③三井 俊介さん(SET)
コミュニティとつながりという目に見えないものを可視化するセッションに、多くの方に来ていただき、関心の強さと切実な思いを知ることができてとても嬉しかったです。ぜひ皆さんで手を取り合いながら、目に見えない大切なものを大切にできる社会にしていきましょう!
分科会E:コミュニティ活動力教育の未来〜全世代で社会参加とつながりをつくる〜
※長田 涼さん(コト暮らし)は分科会Bで記載しています。
①武口 翔吾さん(ウィルドア)
日常の中では一人ひとり別のところで場をつくり頑張っている人たちが、1つの時間・場所に集まり熱を共有していく姿に、日常を頑張り持って帰る熱をもらいました。日常の中で重なる部分が少ないとしても、こうして「何かをつくる」仲間が居るってが感じられることが日々を頑張るエネルギーになります‥! コロナ禍という共通の困難は社会を大きく変えてきましたが、日常を過ごす中では「大きな流れ」しか知れませんが、それぞれが感じ・考え・向き合ってきたのかに触れる中で「社会を変える一歩」がどこから生まれて来たかに実感できることができました。
分科会F:連携・協働・ネットワークでインパクトをつくる
①森 祐美子さん(こまちぷらす)
楽しい出会いと発見に溢れる一日でした。個人的にはリアルで皆さんとお会いできたことだけでもとっても嬉しい日でしたが、PDCAではなくAARという発想、限界集落におけるまちづくりのヒントもたくさん得られました。CRファクトリーの皆さん本当に準備をありがとうございました。
②佐伯 美華さん(りんごプロジェクト)
こまちぷらすの森さんからご縁を頂き今回初めてフォーラムに参加させてもらいました。どのようなフォーラムなのか内容を知るまでは緊張しましたが、自分が学校・地域コーディネーターとしてボランティア団体を運営していることもあり、これはとても面白そうだと前のめりになりました。実際、当日の分科会ではいろいろなコミュニティがあり、コロナ禍でもそれぞれ工夫を凝らして人との繋がり、土地との繋がりを断ち切らないように繋いできた素晴らしい団体ばかりでした。私もりんごプロジェクトとしても学校・地域コーディネーターとしても繋がりたい人がいました。そして何よりこのフォーラムの準備から開催当日までの丁寧な対応をしてくださったCRファクトリーの皆さんの温かさに感動です!頂いた冊子の中にあった、「理念共感と貢献意欲」「自己有用感」「居心地の良さ」はコミュニティ団体には本当に必須です。短い時間でしたがたくさん学ばせて頂きありがとうございました。
以上、総勢13名のゲストの感想でした。
素敵なゲストのみなさまに恵まれて、フォーラムを成功させることができました。ご参加いただいたみなさんにはもちろんのこと、改めて忙しい時間の合間を縫って、ゲストとしてご登壇いただいたことをスタッフとして感謝したいと思います。そして、ここまでnoteをお読みいただいたみなさま、ぜひそれぞれのゲストが普段活動されている団体の様子も見てみてください。きっといろいろな発見や刺激、ヒントをもらえると思います^^