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国家試験から学ぶ!臨床検査技師の仕事-免疫細胞の名札?その名もCD!の巻-

こんにちは!
臨床検査技師のあきまるです。

2025年2月19日は第71回臨床検査技師国家試験でした。
受験された皆様お疲れ様でした。そして来年受験を控える学生さん、近日中に当時の私がどのように1年間を過ごしたかを日記的な感じで書いてみます。真似して良いかどうかはあなた次第です。

というわけで国家試験から学ぶ!シリーズ!

今回の問題は
第69回臨床検査技師国家試験問題の80問目
です!

今回は非常にシンプルな問題です。
有体に言えば単純な覚えゲーでございます(笑)

というわけでLet's Go!


問題

B 細胞はどれか。

  1. CD3 陽性細胞

  2. CD4 陽性細胞

  3. CD8 陽性細胞

  4. CD19 陽性細胞

  5. CD56 陽性細胞



簡単な解説

細胞表面のCD抗原を覚えておこうね!という問題です。
それだけなので、このセクションはこれでおしまい!



解答

正答は

4. CD19 陽性細胞

です。



裏解答

生物の細胞の表面には、種類を識別する名札が付いています。ところがどっこい種類が多すぎるんですね。
この状況を昔の偉い人達は「こんなんいちいち名前をつけてらんないよ!メンドイから番号つけるだけにする!」と考え、現在のCD〇〇に落ち着かせたのです。
ちなみにCDとは中日ドラゴンズ(Chunichi Dragons) 分化抗原群Cluster of Differentiationの略称です。

CD抗原番号の個人的な覚え方

で、その番号を覚えなきゃいけないんですよね。
国家試験的に必要なものをピックアップしておきます。ちなみに私は2008から2011年頃の中日ドラゴンズの選手の背番号と紐付けて覚えました(笑)

今回の選択肢でいうと、

3:立浪和義:頭文字TからTリンパ球
4:藤井淳志:守備で活躍→ヘルパーTリンパ球
8:平田良介:打撃で活躍→キラーTリンパ球
19:吉見一起:制球力抜群→精密な抗体→Bリンパ球
56:松井佑介:抜(N)き(K)ん出てそうなルーキー→NK細胞
(敬称略、以下同)

といった感じでした。
あれから十数年、残ってる選手はいません。今から覚える人には使えませんね…。

今パッと思いついた覚え方(語呂合わせ)

  • CD3:トリプル→T→Tリンパ球

  • CD4:支援(4えん)→ ヘルパーTリンパ球

  • CD8:893→キラーTリンパ球

  • CD19:ビーチに行く(Bチに19)→Bリンパ球

  • CD56:ゴロ寝キラー(56Nekiller)→NK細胞

無理矢理感がありますね(笑)
覚えやすいように覚えてくださいね。


余談

今回はガチのマジで完全なる余談です。

私の推し-落合博満元中日ドラゴンズ監督-

本文中にも出てきた中日ドラゴンズ(Chunichi Dragons)。
かつて私はドラゴンズの大ファンでした。というよりドラゴンズの黄金期に指揮を執っていた落合博満監督の大ファンでした。

確固不抜、用意周到、不撓不屈・・・

日本一に向けて確固たる信念を持ち続け自分の芯を貫き通し、そのために1試合1試合だけでなく年間を通して緻密に計算された試合運びをする。常に冷静沈着で、逆境にも決して動じず堂々と立ち振る舞う。
そして8年間で優勝4回、日本一1回という素晴らしい成績を残しました。
(氏のYoutubeによると全シーズン優勝を狙えたようですが・・・)

一芸に秀でた人材

そんな氏は数々の名言を残しています。
その中の1個をご紹介します。

一芸に秀でた選手になれ

野球はポジションによって求められる役割が異なります。
ドジャースの打者大谷のようにホームランをバンバン打てる選手がいれば良いですが、走れる選手、守れる選手も不可欠です。ドジャースの投手大谷のように160km/hの直球を投げる投手がいるなら、遅くても変化球で惑わす投手が欠かせません。

臨床検査技師の世界も同じです。

  • 細胞を診て正常か異常か確実に見分ける

  • プローブを走らせ画像を描出する

  • 確実な機器メンテナンスで検査精度を保つ

全てできるに越したことはなですが、そんなのは極一部の天才だけです。
時間外業務をするには、ある程度の検体検査の知識が必要です。しかし自身が配属された専門領域においては一芸に秀でた人材になるべきだと思います。

それでいて得意を活かし、互いに不得意な業務を補完し合えば素敵な検査室になるのではないでしょうか。
・・・管理職の皆様には、個々人の得意を見極めて適切な人員配置をお願いしたいですね。

今回紹介した落合博満氏の言葉は含まれていませんが、氏の考えが詰まった一冊を紹介します。いずれ人の上に立つ皆様が、その心構えを勉強するのに適した1冊になります。


というわけで今回はここまで。
最後までご覧下さりありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう!
臨床検査技師のあきまるでしたノシ

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