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【旅行記】ブサキ寺院へバイクで行ってきた!

現在、バリ島ウブドにある、とあるAirbnbで暮らしています。
バリ島に来てそろそろ4か月を迎えようとしています。

バリ島に来てからペニダ島、キンタマーニ高原に続いで3度目の旅行。
バリ島旅行でも定番?の観光地に行ってみました。
今回もウブドからほぼ思い付きでいってきました。

ある日の昼、のんびりお昼ご飯を作りながら滞在しているAirbnbのママと会話していたところ、「ブサキ寺院で大きなお祭りをやっているから、明日の夜にタクシーで行ってくるの!」と教えてくれました。
ブサキ寺院はバリ島の北東部にある霊峰アグン山の中腹に建つバリ・ヒンドゥー教の総本山と言われる寺院。
話を聞いてみるとオダラン(寺院の創立記念のお祭り)の2025年は1/28から1週間の時期で、盛大なお祭りがされているそう(多くの記事でオダランは4月となっているが、ウク歴で動いている誤差なのか?違うお祭り?)
しかも、ママファミリーはタクシーで親戚ファミリーと行く模様で、バリ人のほぼ全員がこのお祭りに行く模様。
「おお、これは気になる」ということで行ってみることにした。

翌日、朝ごはんをのんびり食べた後にバイクで11時ごろに出発。
ウブドから1時間半ぐらいかかる模様なので、休憩しながらのんびり行くことにしました。
まずは給油。燃料はほぼ空、Enptyのランプが点滅しているぐらい。
ブサキ寺院までの途中にガソリンスタンドはあるが、かなり先。
ウブドの街中にあるガソリンスタンドで入れてから出発した。
旧正月を迎えたウブドは大渋滞で、給油が完了するまで30分くらいかかった。
ウブドの周辺地域はここまでの渋滞は無い、このオーバーツーリズムは何とかならないものなのか・・・。
なんだかんだでウブドを出たのは12時近くになってしまった。

ウブドからアンドン通りを北上して、まずはスバトゥ寺院方面に向かう。
前回のキンタマーニ高原の旅では、お昼ご飯を食べるタイミングを逃してしまい、コンビニでカップラーメンになってしまった。
(なぜか、バビグリンとバクソしかなかった。僕も妻も脂っこい、うま味調味料いっぱいの食事が苦手。だが、結局カップラーメンになる・・・)
なので、今回はこれを避けたいので発見した途中、お昼を過ぎたのでお昼ご飯を食べることにした。
スバトゥ寺院の近くに発見したワルンに入り、僕はベジタリアンサテ、妻はベジタリアンスープを注文(両方ともごはん付き)。
ベジタリアンサテはテンペを串に刺して焼いただけ。大豆ミートのサテを期待してしまっていたので残念。
ベジタリアンスープもうま味調味料の味・・・。
(まずい。妻曰く「今までの中でバリ島一まずい」)
残念な味で、量も少なくてちょっと足りないくらいなのに2名で2品、飲み物も無しで100000ルピア(1000円)だった。
ローカルだと2人で300~600円ぐらいでおいしいところを知っているだけに残念に感じた。

レストランからの景色はきれいだった・・・。
景色はきれいだった・・・。

早々にワルンを出て再び出発。
ティルタウンプル寺院(ちょっと行きたい)を横目でみて、その先の通りを北上。
ナビは13キロ直線と表示。ひたすらバイクで坂道を進む。
途中、雨が降ってきたのでカッパを着こんでさらに進んでいく。
さすが高地、山の天気は変わりやすい。

途中で雨が降ってきたのでカッパを着て走る
途中で雨が降ってきたのでカッパを着て走る。

やがて前回のキンタマーニ高原での行の時に通った道にぶつかる。
昼食に入ったインドマート(コンビニ)を発見して、オーバーヒートで壊れたバスの話で盛り上がる。
その後、あのバスはどうやって運んだのだろうか・・・?(遠い目)
大きなレッカーで運んだのか?現地で修理して動けるようにしたのか?
なんて話で盛り上がる。

思いでのインドマート
思いでのインドマート

バトゥール湖の湖畔の手前で右に曲がり、湖畔の東側にある道を走る。
この道からバトゥール湖が一望できる。
展望台から見るよりも、この道から見るバトゥール湖の方がきれいだ。
途中に小さな展望台(というか畦道)があったのでバイクを停めてしばらく休憩がてらしばらく景色を楽しんでいた。

隣にバクソ屋の青年がいたが、こんなところで売れるのだろうか・・・?

この写真の場所以外にも観光客が立ち入ってできた展望台や、売店が作った展望台があったので通った時に見学するのがおすすめです。

売店の展望台から見たバトゥール湖
売店の展望台から見たバトゥール湖

前回の旅は上のバトゥール湖の写真の対岸側の道をずっと走って行った。

さらに進み田舎みちを進む。多くのバリ人を多く乗せた車も同じ方向に向かっている。
道を走っていると、突然アグン山が現れる。

突然アグン山が現れる
アグン山が突然現れる

バリ島なので亜熱帯の鬱蒼としたジャングルをイメージしていたのだが、ここはバリ島でも高地。
針葉樹のような木々たちが多く、バリ島の雰囲気とは異なる景色が広がっていた。

ブサキ寺院はアグン山の中腹にあるので、坂を上っていく。
途中、アグン山の上の方は見えたが山頂は雲がかかっていて見ることができなかった。

山道の中で突然渋滞。
バイクたちは車の隣をゆっくり進むと、突然ひらけた場所に出た。
僕たちが来たのは、本来の入り口ではなくて、ブサキ寺院の本堂近くにある駐車場。
外国人観光客の数はとても少なくて、居たとしても僕たちのように自分たちでバイクで来た人たちだけ。
(なんか、レアな場所に出てしまった・・・)
ここで地元のガイドに話しかけられて「入場料込みで1人100000ルピア(1000円)でどう?駐車場もあるよ」と言われたが、この時は一旦スルーした。

寺院に入るにはチケットが必要と思っていた僕たちは、チケット売り場を探しに彷徨う。
ぐるぐる回って、ちょっと道を下ったら参道?に出てさらに下ったところにチケット売り場を発見。
(道々に路上駐車の車やバイクたちが多数。思うとこんな感じで停めていた方がよかったと思う)
クバヤやサロン、ウダンとバリの正装に着替えていざチケット売り場に。

チケット代が高いことに驚く・・・。
入場料は150000ルピア×2名=300000ルピア
寺院までのバス片道20000ルピア×2名×往復=40000ルピア(しかも片道)
※チケット売り場から寺院入り口まで坂道を1キロぐらいある。
バイクの駐車場代5000ルピア
合計345000ルピア(日本円で約3250円)・・・。
さらに門をくぐるときに清掃料があるらしい。
「さっきのおじさんのほうが安くない!?」となり、地元のガイドのおじさんのところに戻ることにした。

戻ろうとする僕たちをチケット売り場の係員がしつこくついてくる。
「なぜチケットを買わない?」、「チケットなしで入るのか?」と。
僕たちのバイクは参道入り口に停めている(ここから先はバリケードがあって先に進めない)
「チケットが高い。別のガイドに手配をお願いすることにした。バイクをこの先に停めているから取りに行くだけだ」と言うとバイクまでついてきた。
多分、バイクで来たことを信用せずに、このまま歩いて寺院いくとでも思ったのだろう。
僕たちがバイクに着き、ヘルメットをかぶるまで近くにいた。

インドネシア語版Wikipediaのプサキ寺院のページでも書いてあったが、どうやらチケット代が高いこと、しつこいことが問題になっていた模様。
チケットを購入して入ったとしても、清掃代やガイド代、さらにチップなどが請求され外国人観光客の場合は50米ドルぐらい、現地の観光客でも200000ルピア(2000円。現地では結構高額)になってしまう模様だ。
(最近は取り締まっているようだが、観光客へ恐喝もあった様だ)

再び先ほどの山道でたところのおじさんのところに行って、ガイドをお願いしてやっとブサキ寺院にはいる。

この地域には寺院が集中しており、この寺院の集合体がブサキ寺院となる模様。
中にはいると美しい景色が広がっていました。

ブサキ寺院の麓側の景色
ほぼ中央あたりから麓側をみわたす。パラソルはお土産屋の模様。

天気が良かったらかなり景色は良かっただろう。

寺院は修繕、改修が繰り替えされてきれいに保存されていてとてもきれい。
階段をひたすら上って、一番上の寺院を目指す。

こんな感じの階段をいくつも登っていく。
こんな感じの階段をいくつも登っていく。

900年前のオリジナルのブロックがそのまま残っていたり。

900年前のブロックが残っている。

山頂に向かう途中からはとても良い景色が広がっている。
晴れていたら絶景だろう。

至る所で絶景を見ることができる。
至る所で絶景を見ることができる。

山頂の寺院でお祈りをしたり。

小さな櫓の隣に座ってお祈りをしました。
小さな櫓の隣に座ってお祈りをしました。

再び下に降りて違う道を通り帰る。

ブサキ寺院はお寺の集合だそうです。
ブサキ寺院はお寺の集合だそうです。

物売りのおばさんがそこら中に居て、ガイドの話を聞いている最中でもガンガンに話しかけて来て聞こえない時がある・・・。
これは超残念・・・。

確かに観光地としては難題が多い場所だけど、歴史があり、美しい自然、景色も良いのでバリ島に来られたらきても良い観光地だと思いました。
チケットの手配から寺院までの道のり、セキュリティ的な面など難易度が高いので、行かれる場合はガイド付きのツアーで行った方が良いと思いました。
(だが、チケット代やら問題があるのでツアーに組み込まれていない、別料金のところが多い模様)

駐車場に戻り、おじさんにガイド代を払う。
2人で200000ルピア(2000円)を渡すが、チップが欲しいと。
丁寧にガイドしてくれたのであげたかったが、少額しか残っていなかった。
少額で申し訳ないが、僕の空の財布に残っていた小銭を渡した。

ブサキ寺院の山頂側の駐車場から下山するルートは2か所ある。
おじさんがウブドへ帰るにはどっちが良いか聞いたところ、来た道側を指さした。
もう一つの道は、正面のチケット売り場がある道で混雑しているそう。
なので麓までは同じ道を通りウブドへ帰ることにした。

ブサキ寺院の駐車場を出てしばらく山道を下った後にナビを設定する。
来たときはバトゥール湖方面から来たが、帰りは南西に下ってスマラプラの手前を西側に行きギャニャールに出てさらに西へ向かってウブドに帰るルートだった。
1時間30分越えの遠回りルート。
確かに来た道は、砂を積んだダンプが多く走っていたので混雑していそうだ。
ナビに従ってJl. Raya Besakih通りを走って南西に下っていく。

道を走っているとこれからブサキ寺院に行くのか、多くの車が対向車線を走っている。
Airbnbのママファミリーも夜に行くので、夜に何かが儀式的なものがあるのだろうか?
ひたすらバイクで走って行く。
しばらくすると交通案内版にスマラプラが出てきたあたりで西に向かっていく。
さらに走るとウブドと比べると大分都会の雰囲気を感じる場所に出る。
ギャニャールだ。

ここまでくれば一安心。
すっかり日も暮れて夜になってしまったので、ちょっとコンビニで休憩。
疲れもあり小腹も空いていたのでカップラーメンを食べることに。
食べ終わった後、妻も僕も疲れていたのか20分くらいだろうか眠ってしまった・・・。
(これを書いている今思うと、外国人がコンビニで寝るのは結構危険。反省)
通りを通るトラックの大きなクラクションで驚いて目が覚めた時、2人とも持っていたバックを抱えながら寝ていたのには笑ってしまった(ちょっとだけ危機感を持っていたが、眠気に負けてしまったのだろう)
しばらく目覚ましに水を飲んだりして時間を置いてから再び出発。

ギャニャールの都会の景色を楽しみながら走る。
KFC(ケンタッキー)があることに驚き、きれいな街並みに驚き。
楽しそうな街なので、また来てみようと妻と話しながらウブドへ向かう。

やがてギャニャールを離れて郊外の道を走る。
見た事がある道だなと思っていると、ペニダ島への行きかえりに通った道だったことを思い出す。
やっとウブドに近づいてきた安心感が出てくる。

やがてGoa Gajha通りに出てよく見る景色が見える。
滞在しているAirbnbもすぐそばだ。

もう時間も遅いので、夕ご飯を食べてから帰ることにした。
最近、僕たちはNasi Bakarという料理にハマっている。
ご飯と鶏肉やキノコをバナナの葉っぱっで包んで炭火で焼いた料理である。
通り道に最近発見したBBQレストランがあったので行ってみることにした。

ナビで目的地のレストランあたりに到着したが、全く見た目が違う。
周りを歩いてみたが、それっぽいお店も無い。
別のスマホを取り出して(通話用とその他用で分けている)改めてレストランの位置を確認すると、なんとナビが150メートルぐらい位置がずれていた
そしてそのお店に行ってみると、なんと定休日・・・。
定休日なのもショックだったが、ナビが位置ずれしていたのにも驚く。
ここまで来て位置ずれしたのか、元々位置ずれしていたのか・・・。
150メートルとなると、1つ手前の交差点を曲がってしまうなんてことにもなりかねない。
とにかく迷うことなく無事に帰れて良かった。

夕飯はこのお店の近くにあった麺料理のお店に行くことにした。
以前にも行ったことがあるが、卵麺やクイッティアオ(米麺)など麺を選ぶことができる面白いお店だ。
この日の夕飯はお腹に優しそうなクイッティアオのバクミー(汁なし麺)を選んだ。
味がちょっと濃いめでマッシュルームがたっぷりのソースと、優しい米麺がおいしかった。

米麺の汁なし麺。マッシュルームたっぷりでおいしい。
米麺の汁なし麺。マッシュルームたっぷりでおいしい。

お腹も満たされたところで部屋へ戻ることとした。
時間も遅かったので渋滞もなく、日中なら30分くらいかかる所が10分ぐらいでついてしまった。
そこからの我々は早かった(笑)
あっという間にお出かけの片づけをして、シャワーを浴びて、速攻で寝てしまった。

階段をいっぱい上り下りしたので翌日に筋肉痛になるかと思いましたが、無事に筋肉痛にならなかった。
日頃の散歩が効いているようで嬉しい。

最後に

今まで何回か旅行でもバリ島に来ていますが、ブサキ寺院へはバリ島で暮らしてから初めて来る事ができました。
今回、来てみてなんとなく今まで来なかった(来れなかった)理由がわかりました。
多くの観光客はクタ、チャングー、ウブドに滞在する観光客が多いので遠い場所。
先進国の観光地よりも高い入場料(ガイドは断る事ができない、途中途中で追加料金があり合計すると高いし、印象が良くない)。
恐喝などの治安の悪さ。現地の人たちから見れば、我々のような観光に来る外国人は豊かに見えるでしょう。
ですが、今回行ってみてこれらを超える歴史と美しさがあることが判りました。
バリ島に来られたら行ってみるのも良いかもしれません。
ただ、プサキ寺院を熟知しているガイドと一緒に来た方が良いように感じました。
おそらく同行ガイドと一緒に来たとしても一緒に入ることができずに、ブサキ寺院のガイドと入ることになるかもしれません(同行ガイドも入場料を払うことになるかも)
観光としては少し旅に慣れたら行く様な場所、難易度が少し高めだと感じました。

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