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弾丸宇都宮Part2(大谷資料館編)
お腹を満たしたあとは、バスの時間が少しあった為、近くにあった宇都宮二荒神社へ向かった。沢山食べたお前への試練だ、と言わんばかりの階段が私を待ち受けていた。息を切らしながら登り、100円をお見舞いし、その場を後にする。帰りの階段で老夫婦に、この先には何があるんだいと尋ねられ、かれこれ少し喋りホッコリする。話しかけてくれてありがとう。
その後まだ時間があった為、アニメイトへ市場調査という名の任務を抱え足を運んだのだが、ただのオタクの日常なので割愛する。
ちょうどいい時間になった為、バス停へと向かう。
都庁前(バス停)からバスで30分程揺られると大谷資料館に着いた。着いた途端、石垣の美しさに圧倒される。
バス停から少し歩くと資料館に着き、無事チケットを購入。先にチケットカウンターからすぐの展示室に入った。昔の人々がどうやって石を削っていたのか、また石の成分表や石の価値(値段)、実際に使われていた工具などが並べられていた。正直、そこまで興味がなかったが、見始めると面白かった。
その後、大本命の大谷石採掘場へ向かった。階段を下って行くのだが、数段下がった所でひんやりしてくるのがわかった。ワクワクしながら階段を降りた先には、とてつもなく広い空間が広がっていた。
まさに、圧巻、の一言だった。
こんなにも広い空間を人の手で作り出したのか、なんて美しいんだ、いやでも当時の人からすればただの仕事場だった場所だよな、そう考えると私達が今働いている場所も未来には価値のある場所として入園料が支払われたりもするのかもしれない、、。なんて頭にたくさんの文字が浮かび上がった。
あー美しいなあ、素晴らしいなあ、と思いながらテクテクと歩いて見て回る。
1人で行動していると、周りの人達の行動がよく目に留まる。友達といると友達という存在に注意を向けるからか、周りの人間の記憶はほとんど残っていない。
今回は、資料館を一緒のタイミングでまわっていた4人組のメンズと色々な所でちょくちょく一緒になり、個人的には面白いななんて思っていた。
1人では無い彼らにとってはなんて事ないだろうから声もかけなかったが、こういうちょっとした出来事が案外面白かったりもする。
外にあるショップには、大谷石でできた鉢や箸立て、お香セット等が売られていた。記念に何か買おうとしたが、少し前から本当に欲しいものだけを買う、と決めた私の決意は固い。さすが商売上手くやってますねえ、と思いながら時間を確認する。
予定ではこのまま帰るつもりだったのだが、いい時間のバスが無い。田舎あるあるだ。
時間つぶしに、行く予定のなかった大谷寺に向かった。
入ろうとした所、警備員さんに何やら話しかけられる。
もう入場時間過ぎてるんだけど、見ていくかい?と
あちゃーもう過ぎてたか、と思いながら、まだ時間大丈夫なんですか?とおこがましくも聞いてみる。
お寺の方に目配せしながら、あー大丈夫みたいだ!と入園の許可がでた。
急いでパーッと見て回りますんで、ありがとうございます!!と言いながら急ぎ足で向かう。
足元気をつけて!なんて言われながら、たくさんの方に感謝を伝えながらそそくさと見て回る。
私が最後の一人だからか、中間地点に道案内の人がとポツポツとおり、こちらです〜と声をかけてくれる。
全て見終わると、親切にもこの奥に大きな観音様いるから見てくるといいよと教えてくれた。ニコニコの笑顔でありがとうございます!!と伝え足早に後にした。
キョロキョロと歩いていると、わ!と声を出してしまいそうな程大きな観音様が目の前に現れた。
圧巻しながらもバスの時間があるため数分みて、バス停へと向かった。
道中、またもや4人組のメンズと鉢合わせした。
心の中では、
お!また会ったな!どこいってたんだ!こっちの道の奥に大きな観音様がいるから見に行った方がいいぞ!
と話しかけているが、もちろん実際には話しかけてはいない。心の中で、またねーと言いながらバス停へと小走りで向かう。
無事バスにも乗れ、帰りの電車の中で楽しかったな〜と記録をつけている。
今日やったこと、感じたことを実際に文字にすると、こんなにもたくさんの分量になってしまうのか、と驚きが隠せない。
これだから一人行動は辞められない、止まらない、かっぱえびせんなのだ。
この気持ちを胸に宿して、幸せをたくさん頬張って生きていく。