少年時代の記憶(恥)

部屋の中に蚊が居るようだ。
そして気が付いたら足を数か所刺されていた。
かゆい。
酒を飲んでいたから気が付かなかったけど気が付いたらかゆい。
所で酒のあてに作ったジャーマンポテトっぽいつまみが結構よくできた。
うまい。
でもかゆい

かゆい……うま……

そんな感じで足をかきながらジャガイモをビールで流し込んでたらふと少年時代のことを思い出しました。
割とどうでもいいタイミングで思い出すよね。こういうの。
せめて何か関連することで思い出したいよね。
どうでもいいけど。

その思い出したこと、定期的に思い出すから文章に残そうと思いました。
大した話じゃないし短い話。
そして私の好感度が下がるタイプの奴。

僕の少年時代、今よりも色々と緩かったんですよ。
まぁ簡単に言えば高校の学祭の招待券が今よりも簡単に入手できる時代だった。
で、小学校の僕の父が、行きつけの飲み屋でたまたま近所の高校の学祭の招待券を貰ってきたんだ。
ちなみに近所の高校は、女子高だ。今は共学だけど、僕が小学校の頃はがっつり女子高だった。

今の僕なら普通に喜びながら(でもおっさんだしなんか通報されたら怖いから行きたくないなぁ)って思ったはず。
当時の僕はね、子供だったからそんなことは考えてなかった。小学生だったし。
「近所の高校でお祭りあるらしい」くらいの感覚さ。だから割と楽しみにしてた。

当日は親父と弟と妹の四人でお出かけだ。
母は用事があってこなかったけど、久しぶりにみんなでお出かけでワクワクしてた。

……到着までは。

自我が芽生え過ぎていたんだ。
小学校低学年は。
予想以上にな。

僕と弟は「年上のお姉さんしかいない空間」に妙な気恥しさを覚えて入りたがらなくなったのだ。
今思い返してもあの小学校低学年時の自分をぶん殴りたい。
ごめん、これは言いすぎだね。
丁度「近所の女子と遊んでるのを友達に見られるとからかわれ始める年齢」ってやつだったんだ。
今はどうなのかわかんないけど、僕が小学校の頃はそういう年代があったんだよ。

で、話は戻るが、入り口で渋る僕と弟、お祭りに行きたい妹。
親父としてはどうしよう……ってなるわけよ。
母が居ればまぁ二手に分かれもできたけど。

最終的に僕と弟は入り口待機、妹の要望を聞くために親父は一緒に学祭へ。
今よりもなんか平和な空気だったから許されたようなそれ。
とはいえ僕と弟だけ置いてくのもあれだろうし、妹がとりあえず満足するくらいでは返ってきたけ。だいたい30分くらいだったと思う。

縁日的なゲームして、お菓子を貰った満足げな妹を見て当時の僕も弟も、警戒心(?)は無くなってきた気がする。
最後に少し入り口付近の出店を回って帰った。

とはいえ学祭に行った時間が割と遅かったから、一般入場時間の関係で最後の方ちょっとだけ回っただけだった。
この辺の記憶がかなり曖昧。もう何十年も前の話だ。

ちなみに、親父と妹を待ってる間に優しいお姉さん(JK)が話しかけてくれた気がするけど、恥ずかしさからクソ塩対応だった気がする。

あのお姉さん、僕たちが迷子かなんかだと思って心配してくれたんだろうな。顔すら思い出せないけど。

ガキの時分の自分に今会ったら説教しそうな……そんな記憶。

当時の自分は、太る前のふつうにかわいい少年だった(たぶん、当時の写真をみた個人の感想)。
その後デブって、痩せて、今はキモイおじさんだ。
ポケモンの進化前は可愛いけど進化後は……ってやつを見ると進化後を好きになりたくなるのは、今の自分を重ねているからかもしれない……

お前進化後もかわいいやつしか好きじゃねえだろってツッコミが来そうだからこの発言の信ぴょう性は低いけど。

まぁあれよ、かわいい頃にちやほやされる経験すりゃあよかったなって汚い大人の感性で思ってるわけだわ。

そんな話。
ね、僕への好感度が下がるでしょ?

そういえば少年時代、親や親戚にすら甘えるのが苦手だったなぁ……
自分で自己肯定感を下げちゃうタイプの子供だったのかもな。

そういえば「人は若い頃に手に入らなかったものに執着する」って話を最近聞いたけど……僕が「おねショタ」的カップリングが好きな理由ってこれ???
と最近思いました。

子供の頃の思い出がこうやってたまに汚されていく……大人って大変だ。

ちなみに「お姉さんキャラが好き」は「年上キャラが好き」とイコールではない。ということを主張しときたい。


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