哲学を学びたい

哲学を学びたい。
自分の今の思考力ではたどり着ける場所に限界があるような気がしてならない。
その限界というのも、自分が考えているよりも手前にあって、考えていないのと大して変わらないような気がしている。

そして自分の気が散りやすい特性が憎い。
良いタイミングだと思って電車内や寝る前に少し考え事をしようと思っても集中力が続かないからいつも結論にたどり着く前に主題を忘れてしまう。

ただ、最近気づいたのは書き出しながら考え事をしていると長い時間一つのことに集中できるということだ。
書き出すことのできる環境が常に用意されているわけではないので、スキマ時間を使って思考を巡らすことができないのは非常にもったいないが背に腹は代えられない。
考えることが重要だから、そこは気にしない。
少しずつ手を動かさなくても考え続けられるように訓練していけばいいだけのこと。

考えるだけでなくて、最近は知識欲もとても旺盛だ。
学びたいことが増えてきている。
哲学だけでなくて、社会学や民俗学、英会話やフランス語など、とにかく挑戦していきたい。
こういった前向きな欲が湧いてきているのは、生きることを心に決めたからに他ならない。
死んでしまってもいいと思っていたら気力は湧かない。
だらだらと死なないように生きるだけで自分の欲はある程度満たされるからだ。
しかし、生きようと思っていたらそれだけでは足りなくなる。
生きようと思うというのは、言葉単体から読み取れる直接的な意味だけではなくて、生を謳歌することに近い。

生きているのだから、そのエネルギーを膨らませて爆発させる。
爆発することで自分と宇宙が一体となる。
一体となることで自分の世界は自分のものだけではなくなり、世界即自分となる。
そうなると縮こまっていた観念も無限の広がりを見せ始め、活力が湧いてくる。
その活力がまた新たな爆発の種となり、次の生を謳歌する準備が整う。
生を爆発させることでエネルギーは無限に湧いてくるのだ。

と、そんな風に岡本太郎と似たような論を展開してみる。
が、まだ実感にはほど遠い。
模倣しただけの偽物である。
しかし、不格好でも自分なりにたどり着いた一つの理論だ。
大事に育てていきたい。

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