ブルーロックは僕らの手の中
「ブルーロック」は誰のものか?
コウヘイ: この間までやってたブルーロック、子供たちもすごい好きだったんだけど、サッカー漫画ね。 すごい好きだったんだけど、若干その、何なんだろうなぁ、婦女子の方向けに作られてるんじゃないかっていう感じを受けてて。
タケシ: それはね、コウヘイくん。
コウヘイ: え?
タケシ: 君の目が腐ってきてるだけだよ。
コウヘイ: 違うんだよ。感じるんだよ。
タケシ: いや、あのだからごめん。感じてしまうのは、君が腐ってきてるからね。
コウヘイ: そんなことないよ。証拠も押さえてるよ。
タケシ: 違うんだよ。その証拠を見つけるとかも腐ってる証拠なんだよ
コウヘイ: 確かにね……いや違う違う! 普通にブルーロック、俺もね、好きでさ、一応原作もさ、最新巻まで揃えてるぐらいだから、まあいろいろ情報入ってくるじゃん。で、この4月ね、ゴールデンウィーク期間中に池袋で、ブルーロック展あるよみたいなのが、ニュースとしてレコメンドされてくるわけ。 そこの入場のところのさ、イラストなんだけど、7、8人ぐらいさ、登場人物の少年たちが並んで、白いスーツでさ、並んでる感じがさ、いやそこ、白いスーツじゃなくて、そこはお前らユニフォームだろ!って思ってさ。ドレスアップしちゃってんだよね。その感じが、俺の方を向いてないというか「あ!しかも池袋だし」みたいな感じになっちゃうわけじゃん。客層を察するわけじゃん。分かってもらえないかな。
タケシ: いや分かってるよ。言ってることは分かるんだけど、だから、そこで察したら君が腐ってる証拠だって。
コウヘイ: そうかもね、別に子供たちは察しないからね。
タケシ: 何でスーツ着てるんだろうぐらいには思うかもしれんけど、そこで「あっ!」てならないから。
コウヘイ: なんかいろんなタイプの可愛い男の子たちが揃ってきてさ「あっ!」てなるわけじゃん。
タケシ: いや、だからコウヘイくん、ここで「あっ!」てなっちゃう人が腐ってる証拠だよ。
コウヘイ: ブルーロックを、僕らは親子で楽しんでるんだけど、他に大口のお客様がどうやらいるみたいだ、みたいなのを感じるわけじゃん。
タケシ: 感じてしまったわけだよね。
コウヘイ: そういう人たちもいるんだーで済めばいいんだけどどうしてもね、やっぱわからないから怖いっていう気持ちだね。
タケシ: 何がわからない?
コウヘイ: 何者っていう。
タケシ: いや普通に読者だよ。
コウヘイ: 別に池袋のそのイベントで、ブルーロックの登場人物たちはユニフォームを着てりゃいいじゃん。それがなぜか白いタキシードスーツみたいな感じでね、あれってなるわけじゃん。でここがまあ難しいところなんだけど、それはどうやら僕たち親子には向けられていないと感じてしまうわけなんだよ。
タケシ: 親子連れはね。
コウヘイ: ユニフォーム着てりゃいいのに。どうしてもあれがずらっと並んじゃうとねー
ステーションアイドルという存在から思うこと
コウヘイ: 最近駅とかでも、駅の擬人化みたいな奴らがいるんだよ。見たことある?
タケシ: いやーないかな。
コウヘイ: 山手線なんだよ。
タケシ: 山手線乗らねーもん。
コウヘイ: で神田は神保町のイメージなんだろうけど、なんつーか金田一耕助みたいな格好で古書を手にすまし顔みたいな奴が神田のキャラクターなんだよ。誰向け?みたいな感じになってるわけ。そういう謎の勢力がどうやらいるんだな。でブルーロックもどうやら謎の勢力のものらしいみたいなそこのモヤモヤがあるわけ。
タケシ: なるほど。秋葉原きついなぁ。いまホームぺージ見てんだけどさ、秋葉原から御徒町のラインがちょっと厳しい。
コウヘイ: いるでしょ?なんかすました奴らが、シュッとした奴らが。
タケシ: ちょっと見て欲しいんだけど秋葉原がキツイんだよ。
コウヘイ: ステーションアイドルって言うんだ。こういうシュッとした奴らが複数人集まっているだけで、もう俺はそう見てしまうんだけど。
タケシ: 少なくともこれは女性向けだよ。
コウヘイ: そうだよね。女性にもいろんな人がいると思うんだが、どんな人たちなんだろうっていう怖さがある。
タケシ: 雷電 遊生さん。
コウヘイ: 「自分腹減ったし眠いんで帰っていいですか」趣味レトロゲーム。苦手なもの強制されること。24歳O型191センチですよ。
タケシ: 僕よりもでかいですよ。
コウヘイ: ガタイいいなオイ。秋葉原でけえな。
タケシ: 雷電、群を抜いてでかいんじゃないかこれ? 神田は?
コウヘイ: あいつちっちゃそうかな。咖山 喱人くん、名前にカレーが入ってる。175センチだ。
コウヘイ: 好きなものは大盛りカレーだよ。苦手なものは最新機器だから、秋葉原とは仲悪そうだよね。
タケシ: 秋葉原くんも好きなものはレトロゲームだから。
コウヘイ: ああ、そっか、最新ゲームではないんだ。趣味が合うところもあるかもしれない。
タケシ: 趣味はVRだけど。
コウヘイ: 新しいじゃないか。VRでレトロゲーム。
タケシ: 逆に新しいって言うね。
だんだんジワるステーションアイドル
コウヘイ: 東京駅の東海林リオン君を見た時にやっぱりちょっとモヤるんだよね。彼のメッセージがちょっといつも引っかかってて。「ここは東京、完成されたパフォーマンスが欲しくて来たんだろう?」……「欲しくて来たんだろう」がちょっと気持ち悪いなぁって毎回思うんだよね。
タケシ: 新橋がヤバい。
コウヘイ: 新橋なんか見たことないよ。
タケシ: ちょっと待ってくれ。58歳だよ。イケオジっすよ。
コウヘイ: 意味がわからない。最高の上司のイデアってなんだよ。イデア的な存在なの? この人。
タケシ: 拝命したからには全力を尽くすと言ってくれてるわけだから。
コウヘイ: 「この僕がアイドルなんてね。全力でお嬢さんたちをもてなそうか」
タケシ: イケオジでしたか、新橋。
コウヘイ: イケオジでしたよ。サラリーマンのね。
タケシ: そうなんです。だからこういう人たちが怖いんですよ。
コウヘイ: 田町もすごいね。
タケシ: 羽振 寿里くんね。「ヨウ、ザギンにシースーでも食いに行っか」
コウヘイ: バブル、香り立つ業界系イケオジって言うね。
タケシ: あと五反田とかちょっと気になるけど。五反田、46歳っぽい。
コウヘイ: 好きなものはお酒とタバコ。
タケシ: そうだよね、五反田。そうだよね。181センチ65キロ。結構やせ気味なんだけどね。
コウヘイ: 食べないで飲む人だろうね、この人。
タケシ: たぶんそうだね。……ちょっと見てて楽しいぞ。
誰向けとか気にするな
コウヘイ: いやだから、いいんですよ。コンテンツ自体に罪はなくて、これは僕らに向けて本来作られてないというか。
タケシ: まあ、それはそうだよ。
コウヘイ: そういう怖さだよね。じゃあ誰向け? みたいな。
タケシ: それはさ、なんか少女漫画見てこれこんなもん誰が読むんだよって言ってるのと一緒な気がするんだけどさ。
コウヘイ: 一緒なのかなぁ。
タケシ: 俺はそう見えるけど。
コウヘイ: でもこれが駅に全部貼られてるんだよ。 結構怖いよね。
タケシ: いや怖くはない。
コウヘイ: 市民権を得てるっていうことだよね。
タケシ: そうそうそう。だってこの手のコンテンツはさ、刀剣乱舞とかさ、あれは日本刀の擬人化だからね。日本刀がイケメンで擬人化されてるやつらですよ。
コウヘイ: そういうのあるよね。 全部イケメンみたいな。
タケシ: 派生の系列としては、全然ありじゃないですか。
コウヘイ: それはその層に向けて作られているものじゃん。 最初から。そこでブルーロックは存在すらもう疑ってしまうわけよ。 俺らに向けて作ってくれてたんだよな? みたいな感じになっちゃうわけよ。違ったの? みたいな。
タケシ: 側面だけ見てそう感じるのはちょっと早計だよね。
コウヘイ: 「嘘だと言ってよ!」みたいな。
タケシ: そんな残酷な話でもねえと思うけど……いや、あのねえ、じゃあちょっとはっきり言ってあげるけど、違うよ。
ブルーロックへの杞憂
タケシ: てか普通に考えてそうでしょ? もしそっちの方向に振り切るんだとしたらキスシーンがなきゃおかしいんだから。
コウヘイ: なきゃおかしいの?
タケシ: 普通よりもかなり登場人物間の距離感が近くなきゃおかしいんだから。
コウヘイ: ああそう。ブルーロックはちょっとまだどうなるかは注意してみておきたい。いや多分大丈夫なんだけど。
タケシ: だからなんかね、あの連載が進むにつれてどんどんどんどんこう上半身裸のシーンが増えていってるとかって言うんだったら戦ってもいいと思うけど。
コウヘイ: ああ、そうだね。まあすでにまあでもそのお風呂回はあったわけですよ。
タケシ: まあ別にあってもいいでしょ、これくらい。あってもいいんで別に汗かくからさ。それが毎回、毎回必ずシャワーシーンを含むとかってなるとか、
コウヘイ: まあ別にだからなんだって話なんだけど。そうなったら嫌でしょ。
タケシ: なんかこう汚れがどんどん落ちていくとか。
コウヘイ: 何? 汚れが落ちていく?
タケシ: 要はなんだ、あのどんどん登場人物の清潔感が上がっていく。
コウヘイ: ああ美しくなっていくわけね。
タケシ: 最終的に汗すらかかなくなるみたいな感じになっていってるんだったらまああれかもしれないけど、まあそうじゃないからね
コウヘイ: 原作はそこにおもねらずやって欲しいという気持ちは間違いなくあって。ていうか「杞憂だよ」っていう話じゃん。
タケシ: 杞憂も杞憂だよ。だけどもしそっちに作品自体が近づいていったら逆に離れると思うよ。
コウヘイ: 離れればいいじゃんってことだよね
婦女子の方への警戒心を解く
タケシ: なんでそんなに婦女子に対して警戒心を抱くんだよ。
コウヘイ: 婦女子の皆さんのことがよくわかんないわけ。怖い。わかんなくて怖いって言うだけ。
タケシ: 何がわからないの?
コウヘイ: 何を狙ってるかわかんないじゃん。まずこの駅の擬人化とかさ。
タケシ: それを言い始めるとウマ娘だってそうだし。
コウヘイ: ウマ娘も確かによくわかんないよね。
タケシ: 婦女子だからっていう話じゃなくて、それは僕らが可愛い子が好きなように、女の子はかっこいい人が好きでしょみたいな。別に男同士の絡みが見たい人しかいないわけじゃないから。もちろんボーイズラブっていうジャンルはあるし、それが好きな女性もいるでしょう。けどそれがイコールこの駅の擬人化だとかブルーロックってわけじゃないので。ブルーロックが好きな人の中には、まあそういう意味で、登場人物同士の絡みを想像してはあはあするような人もいるかもしれないけど、大半は普通に漫画として面白いから好きっていう人なんだよね。だからそういう人たちがいて、その女性ファン向けのイベントを池袋でやるから、ブルーロックの人たちを別に婦女子だけとは限らないんだよ。婦女子向けではない。婦女子向けって言うんだったら、上半身裸じゃなきゃおかしいから、常にね。だって僕らも、ウマ娘プリティダービーとか、艦隊コレクションもそうかな戦艦の擬人化。銃の擬人化もあるけど、擬人化したからって言って、じゃあ僕らも別にそれでさ、女の子同士の絡みを想像するわけじゃないじゃん。そこがイコールその同性同士の絡みの話にはならないん
コウヘイ: そうね、別にウマ娘をそんな目で見てないものね。
タケシ: 結局同じことなんだよね。
コウヘイ: なるほど、何でもないんですっていうことですね。
タケシ: そうです。あの、あくまで間口を広げるための施策であって。
コウヘイ: ちょっと、僕がやっぱりオールドタイプの人間だったというところかもしれないです。すべてが、そ男子向け・女子向けみたいな感じで作られている。で、その男子は女子のものを見てはいけないみたいなさ。
タケシ: あるある、あったあった。
コウヘイ: だからセーラームーンはもう俺向けじゃないって思うわけじゃん。
タケシ: 見てたけどね、俺。
コウヘイ: 見ててもいいんだけど、俺に向けて作られてはないとかいう意識があったわけじゃん。だからそこでもし自分の好きなものが実はお前向けじゃないんだよって言われたらどうしようっていうそこにこだわってたのかもしれないね。
タケシ: あー、ちょっとそれは頭が固いね。
コウヘイ: それってもう古いのかなって思っちゃったね。
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