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247.ニュートラルなものの見方

ハンドルネーム なここさんからのメッセージを取り上げて、吉村さんからお話伺いました。


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2024/2/9配信

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◆文字起こしはこちら↓

三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:今日はですね、私も氣になるテーマでお届けしていきたいと思います。ズバリ、他人の好意を断るのが苦手、きっぱり断れる自分になるには。こちらをテーマに。

吉村:はい。結構、やっぱり断るのが苦手みたいな話っていうのは、よく相談内容であったりとか、日常会話の中でも、そこに問題があるっていう人の話は聞きますよね。

三上:多いですか。

吉村:多分日本人に多いんじゃないですかね。断るのが苦手みたいな。だから、お店とかでいろいろすすめられると断りにくくてつい買っちゃうみたいな話とかを聞いたりとかですよね。断るのが苦手だと、たぶんそういういらないものを買ってしまったりとか、そういう問題が起きやすいんじゃないかなって思いますよね。

三上:そうですね。いつもマネキンさんに引っかかるんです、私。スーパーとか行くと、よく食べてどうですかってすすめられるじゃないですか。

吉村:試食販売の方ですね。

三上:そう、試食勧められると、食べる手前なんか買わないといけないかなとか思っちゃって、一旦カゴに入れるんですけど、一周して考えます。

吉村:なるほどね。(笑)

三上:そんなところとかね、普通に自分が必要なければいいです、結構ですって言えばいいことなんですけど、そういうところとかですね、きっぱりいいですって言いたいなとか思ったり、でも食べたいな試食とか思ったり。(笑)

吉村:なるほどね。それって何かあれなんですかね、断ると角が立つんじゃないかみたいのもあるってことですかね。

三上:断る、たぶん自分がいやなのかなっても、いい人でいたいっていうどこかにあるのかもしれないです。

吉村:なるほどね。(笑)誰にとってのいい人でいたいのかみたいな話ですよね。見ず知らずの試食販売の方にとっていい人であることが自分の人生にとってどれだけ重要なのかっていうことを考えると、あんまり大して重要な話ではないから、たぶん冷静に考えたら、これ要らないよなっていうのはわかると思うんですよ。

例えばそういうお店で買い物をするっていうことに限って言うと、そういう試食販売の方たちってすすめるのが仕事で、味見してもらって、氣に入ってもらえたら買ってもらえるっていうような、そういう仕事をしてるわけですよね。

三上:うーん。

吉村:だからたぶん断られるの前提で仕事をしているはずなんですよ。100人に声かけて、その中で10人が買ってくれたら、10人分の売り上げになるわけじゃないですか。あと90人に断られたところで、痛くも痒くもないんですよね。

それよりは、このお客さん100人いる中で、誰も氣がついてくれないから1個も売れないっていうよりは、100人に声かけて10人が買ってくれたらそれで売り上げになるから、それを目的にやっているっていうふうに考えたら、別に試食販売の人に断るっていうことは別に失礼なことでも意地悪なことでもなくて、

むしろ目の前でどうしようかなってうーんうーんやっている時間が長い方が、多分試食販売の人にとっては迷惑かかるんじゃないかなって思いますよね。(笑)買わないなら、美味しかったですけど、でも結構ですって言ってすっと去ってくれたら、次の人にどうですかってすすめられるわけじゃないですか。

三上:はい。(笑)

吉村:これは全部理性的に頭で考えたらそうなるよねっていう話なんで、多分感情面でいろいろとあるから、なかなかそれができないっていうことなんだと思うんですよね。(笑)

三上:そうですね、それもあるんですけど、例えば、その日に、これ今からここでみんなで集まるけどどう?とか言われたら、いろいろ仕事があるのに行きたい自分がいて、無理に行ってる自分とか。

吉村:そこは本当に行きたいんだったら、別に自分の予定を調整して行くっていうのはありだと思うんですよ。これが自分が行きたいからそのためにいろいろと頑張りました、で、行けましたってなったら、自分がやりたいことができたからOKじゃないですか。むしろ喜ばしいことですよね。

三上:うんうん。

吉村:だけど、例えば、誘ってくれた人に悪いからここで断ると、みんなに角が立ってあいつ付き合い悪いなとか思われちゃうかもしれないから、だから無理して本当はしんどいんだけど頑張っていきましたってなると、これは自分がやりたいことをやってるんじゃなくて、人から悪く見られたくないから、それを避けるために自分を犠牲にしましたみたいな構図になるんですよね。

三上:なるほど。

吉村:予定が立て込んでいるのに、それを頑張って調整して、それで誘われたところに行きましたっていう表面的な部分は一緒なんですよ、どっちのケースも。

それがどういうモチベーションでやってるかっていうので、全く意味が変わっちゃうから、だからそこは、むしろ自分が行きたいと思ったら、そのために頑張って予定調整していくっていうのを選ぶのは、自分の魂が喜ぶことをやってるから、これは多分いい結果になるんですよ。

それによって楽しい時間が過ごせました。やっぱり頑張ってそこに参加できてよかったなっていうことになるんですけど、これがみんなから付き合い悪いやつだって言われたくないからすごい頑張りましたってなったら、たぶん行った時間をどう楽しむかっていうところのエネルギーが変わっちゃうんで、

結局あんな頑張って来たけど、思ったよりみんな私の話そんなに興味なさそうだったし、期待したほどチヤホヤしてもらえなかったからなんか嫌だったなみたいな、そういうふうになっちゃうと、いってみたら元氣がなくなっちゃうわけですよね。

三上:その時の状況にも、表面上は一緒でも中身がってことですよね。

吉村:だから自分が元氣になれることをやった方がいいわけですよ。結果、元氣になれる。それはお店の人に何かすすめられた時に、こんなのもあったんだ、まさに欲しかったとか、食べてみておいしい、これ家でも食べたいってなって買うんだったら、これはいいと思うんですよね。

何か断りにくいから、ちょっとモヤモヤしてるんだけど、分かりました買いますとかってなると、結局すすめられたものを買ったっていう行動は一緒なんですけど、多分その後の結果は全然違う方向に流れていくと思いますよ。

三上:確かに。

吉村:断るっていうのも、断ることが悪いこととか失礼なことみたいな、多分そういう風潮が日本には少しあるのかもしれないですよね。それに関しては結構、僕アメリカで暮らしてたときは、アメリカ人はいらないものはすぐにノーノーって。

だからそこら辺は、別に断ることで相手を傷つけたりはしないっていうことをまず頭で知っておくことと、あとやんわりだけどきっぱり断るっていう、フレーズを自分の中に用意しておくといいんじゃないですかね。アメリカ人はね、ノーセンキューとか、さらっと言うんですよね。

三上:自分に正直じゃないんでしょうね、私って。今話しながら思いました。

吉村:(笑)だから、お店で試食販売のときなんかは、僕は一応食べてみるんですって、あ、美味しいですね、じゃあちょっと考えておきます、(笑)とか言って去るとかね、もうちょっと他見てみますとか言って、スッて去ったりとか、友達に誘われたときなんかは、すごい行きたいけど、この日これがあるからちょっとダメだな、また誘ってねとかって言って、

三上:角が立たないようにね。

吉村:角が立たないようにね。俺はなんとなくお決まりのフレーズみたいのを用意しておけば、それを別に自分が乗り氣だけどいけない場合でも、あんまり乗り氣じゃないから断ろうと思ってる場合でも、同じフレーズを同じように言うことはできるんですよね。

結果、本当は行きたかったけど、こっちを優先しないといけないから、ちょっと残念だけど、今回はこれを優先しようって言って断るっていうことと、あんまり乗り氣じゃないけど、相手に失礼にならないようにうまく断ろうっていうのと、一応、行けないとかあるいは行きたくないものに対して断るっていう、行動としては一緒なわけじゃないですか。

三上:うーん。なるほど。今日話を聞いて、、(笑)でも、きっとリスナーの皆さんの中にも、試食に関しては同じような人きっといる氣がするんですよ。

吉村:本当、まずお仕事をされている方たちは、お仕事としてそれをやってるんで、そこをちゃんとリスペクトして、別に断ることは失礼には当たらないっていうことを、知識として知っておくっていうことは結構大事じゃないかなと思いますよ。そこで相手が氣を悪くしてくるようだとしたら、それって押し売りじゃないですか。

三上:うん、確かに。

吉村:むしろそっちの方に問題がある、その人に問題があるってことですよ。セールスマンに、断ろうとしたら、ちょっと語気が荒くなってきたとか、感じが悪くなってきたってなったら、それは、それこそ消費者センターとかに電話かけていいような案件だと思うんで。

そうじゃなくて、本当に真面目にお仕事をしている人だったら、まずはこういうのがあるんですよ、どうですかっていうのは、その人たちはお仕事としてやってるんで、それに対して、はいかいいえかっていうのを、こっちもちゃんと、それが欲しいか別に欲しくないかっていうのをきちっと伝えた方が、その人は、あ、そうなんですねって、すぐに次のお客さんに行けるかどうかっていう、ここのタイムラグがあるかないかみたいなところで、スっと断ってくれた方がすっと次に行けるから、多分ありがたいと思ってくれると思います。

三上:はい、私は断る勇氣をしっかりと持ちたいと思います。(笑)ということで、いろんな今日はメモしながら、どうやって断るリストをちょっと考えながら聞いてました。

吉村:(笑)

三上:ということで、今日はちょっと私が思っていたテーマで、他人の好意を断るのが苦手な私がきっぱり断れる自分になるにはということで、吉村さんから、いろいろアドバイスいただきました。吉村さん、本日も素敵なアドバイスたくさんありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:お便りが来ておりますので、読み上げたいと思います。

吉村:はい。

三上:なここさんですね。きております。

吉村:はい。

三上:「吉村先生、三上さん、いつもホッとするお話をありがとうございます。早速質問ですが、世界平和と犯罪や災害についてどうお考えですか。悪いことが起きることを想定して、不安をもとに防犯や備蓄をしたら、かえって悪いことが起きそうな氣もします。かといって、恐れのエネルギーを恐れて何も考えず思考停止するのも違うと思いますし、世界平和が実現していくプロセスで万が一に備えておくときニュートラルなものの見方のヒントがあれば、シェアをお願いしたいです。どうぞよろしくお願いします。」と来ております。

吉村:なるほどですね。これはなかなか素晴らしい質問だと思います。

三上:はい。

吉村:まず一つの方向性としては、なここさんがすでに質問の中でおっしゃっていることがすごく重要なポイントで、「恐れのエネルギーを恐れて」っていう表現を使われているんですけど、これ結構重要なポイントで、恐れることを恐れてしまうとか、恐れている状態とか恐れのエネルギー自体を恐れてしまうとなると、恐れが入れ子状に重なっていくわけですよね。

三上:うーん。さらに恐れてる。

吉村:そういうことを恐れて恐れてってなっちゃうから、だからまず恐れ自体のこともそんなに恐れないほうがいいわけなんですよ。ちょっと禅問答みたいになっちゃうんですけど。これどういうことかっていうと、恐れのエネルギー自体が悪いわけではないんですね。

いいか悪いかっていうふうに判断をすると、これがジャッジなわけですよね。これはいい、こっちは悪い、だから悪い方はけしからんと、排除しなければならないみたいな感じになると、これがジャッジなんですよ。恐れの感情とか恐れてるっていう状態、恐れそのものに対してこれは悪いものっていうレッテル貼りをするから、だから恐れに対してまた次の新たな恐れが生まれちゃうんですね。

だからまず恐れとジャッジっていうのは、ワンセットなものだと思ってもらえたらいいかなと思うんですよね。言ってみたら、ジャッジをするからジャッジをして悪いっていうふうにレッテルを貼った対象に対する恐れが出ちゃうわけですね。

あと恐れてる時の感情って恐怖であったり不安であったりっていうこの感情も不快な感情なわけですよ、僕たちにとっては。だからこれ不快であることは悪いことっていうジャッジが起きちゃうから、だからこれは良くないけしからんとか排除しなければいけないとかっていう、また次のいろんな新たなジャッジや恐れに発展してっちゃうんですね。

三上:うん。なるほど。

吉村:でも、恐れの感情自体は実は悪いものではなくて、僕たち肉体を持った人間という生き物としてこの世界で生きてますよね。僕たちの本質は魂で不滅の存在なんですけど、この肉体っていうものは有限なわけですよ。そうすると怪我したら痛いし、障害を負っちゃってその残りの人生がすごく制限を負うことになる可能性もあるし、下手したら死んじゃうかもしれないわけですよね。

それはこの肉体が有限であるから起きることであって、肉体を持ってない魂の意識体とかエネルギー体の状態だったら、まずこの肉体が傷つくようなことで傷つくことはないわけですよ。

三上:うん。

吉村:魂自体は不滅なんで死ぬことがないから何も恐れてないんですね。だから元は愛だけの存在なわけですよ。だけど肉体は死んだりとか大怪我を負ったりするかもしれないから、そこから自分を守らなきゃいけないんですよね。自分を守るために恐れっていう感情が存在するんですよ。

これは今危険ですよとか、このまま行くと危ないですよっていう危険信号を恐れの感情として僕たちは信号を受け取ってるわけですよね。

三上:うん。

吉村:なので別に、危険信号自体が悪いわけじゃないじゃないですか。例えば火災報知器なんてまさにピッタリな例だと僕は思うんですけど、火災報知器が鳴ってることが悪いことではないんですよね。

火災報知器が鳴ってるってことは煙が出てるとか火が危ないですよってことを火災報知器が教えてくれてるわけですよ。ということは火災報知器が鳴り出したら火の元大丈夫かなって確認をして、ここちょっと煙出てるぞとか火出てるな危ない危ないって消すわけじゃないですか。

三上:なるほど。

吉村:火事になりそうですよって、本当に燃え出す前に火を止めましょうねっていうことを、火災報知器が教えてくれてるわけであって僕たちが持っているネガティブな感情っていうのはそういう類のものなんですよ。

三上:なるほどね。恐れてるなって知った上でどうしたらいいのかなっていう考えであれば、ジャッジしなければってことですね。

吉村:そのための対処対応をするために今何かやる必要がありますよってことを教えてくれてる信号なんですよ、感情は。ただここでちょっと氣をつけた方がいいのが、この僕たちの感情って結構騙されやすいんですね。

三上:騙されやすい。

吉村:だから何か本当は危険じゃないものに対しても、これは危険だっていうジャッジをしちゃう可能性があるわけですよ。それが一種のレッテル貼りっていうことですよね。

だから何かこれは良くないものであるっていうふうにレッテルを貼っちゃうと、そのレッテルに対して反応が出るから、別に何か良くも悪くもないものだったら何の反応も起きないはずなのに、これは悪いものっていうレッテルを貼るからそれに対してネガティブな反応をするってことが起きちゃうんですね。だから火災報知器の設定が間違ってる状態みたいな感じですよ。

三上:はい。

吉村:だから、火災報知器は火事になる恐れがあるぐらいの煙であったりとか熱であったりを感知して鳴るようになってたら、これは良い状態の火災報知器なわけですよ。

でもこれが例えば人が入ってきて、人の体温でビービー鳴り出したとかってなったら、これは君ちょっと設定間違ってるよっていう話ですよね。
人間の体温で鳴っちゃったら、それは人間の体温で火事にならないから。でもそれはその温度が上がったっていうところでは一緒じゃないですか。ただ程度の問題なわけですよね。

三上:うん。

吉村:だから、そこの設定が間違っちゃうことがあるから、その場合には要は現状、事実と照らし合わせて、今鳴った警報は事実をちゃんと本当に火事になりそうだったのかどうかっていうのを検証する必要があるんですよ。

鳴りました、だから「鳴ってる、うるさい、止めろ」みたいなのだと本当に火事になりそうだった時に燃えちゃうから困るじゃないですか。だけど本当に警報が鳴りました、もうすぐに放水ってなったら、別に本当は設定が間違っていて、火事になる心配が全くないのに水浸しになるみたいなことが起きるわけですよね。

三上:なるほどね。あー、はいはいはい。

吉村:だから感情っていうのは実はそういう感じのもので、結構簡単に騙されちゃって設定がずれちゃう可能性があるから、絶えず設定がちゃんと合ってるかっていうのを確認して、おかしかったら直していく必要があるものなんですよ。

だけど、感情自体は確かにネガティブな感情は不快だから、ずっと出しっぱなしにしてたら不快になっていくし、実は結構肉体にとっては毒でもあるんで、ネガティブな感情をずっとほったらかしにしとくと下手すると病氣になっちゃう可能性も出てくるんですよね。

だからここはネガティブな感情が出てきたら、ネガティブな感情が出てこないようにする必要があるわけですよ。肉体が病氣になっちゃうのを防ぐためには。だけど、ここでじゃあ感情だけを抑えちゃうと何が起きるかって言ったら、本当は危険、火事になりそうなのに警報器の音だけを止めるみたいなことをしてることになっちゃうんですよ。

三上:それは大変なことになっちゃう。

吉村:音うるさい、不快だ、音止めようってやっちゃうと火事になっちゃうわけですね。それが要は薬で飲んで不安な氣持ちだけをなくすみたいなことをしたりとかね、とりあえずお酒を飲んでパッと忘れようみたいなことをしてると、実際には解決しなきゃいけない問題があるのに、それを不快感だけごまかして、ほったらかしにするってことにもなりかねないわけですよね。

防犯とかっていうのも、防犯防災っていうのも、恐れてる状態をさらに恐れるってなると、恐れが上塗りされていくことで余計に複雑になっちゃうから、まともな対処ができなくなっちゃうわけですよね。

なので、例えば防犯っていうことに関して言えば、今住んでる地域がどのぐらいの危険な場所なのか、安全な場所なのかっていうのは調べればある程度わかる話だと思うんですよ。周りの他の家がどのぐらいの感じなのか、例えば海外のスラム街とかだったら、窓に鉄格子とかつけてたりするわけじゃないですか。それだけ治安が悪いから、そのぐらいやっとかないと危ないよっていうことなわけですよね。

三上:うん。

吉村:でも日本だったら、とりあえず玄関の鍵閉めとけばまあまあ大丈夫だったりとか、ちょっと心配だったらセコム入れとくとかって、日本でも地域によって違うじゃないですか。

三上:はい。

吉村:だからその辺は、ちゃんと地域の治安とかそういうのを調べたり、周りの家がどのぐらいやってるかって見れば、どの程度やっとけば大丈夫だろうっていうのはわかるんで、そこまでやっとけば普通は大丈夫だろうって思ってもいいはずなんですよ。危険度はあんまりもうないなっていうことなんですよね。

だから例えば、これって例えば高いところに上がったときにどのぐらい怖いかみたいな話も一緒なんですよ。なんかその落ちたら大怪我するとか、死ぬ可能性がある高さだったらもう怖いのが当然なんですよね。だから高所で作業するときは、そういう安全ベルトつけましょうねとかっていうような、安全対策をすればそんなに怖くないわけですよね。

だけど安全対策を結構しっかりやってるにもかかわらず、もう怖くてガタガタ震えてどうにもならないってなったら、多分それはちょっと怖がりすぎなわけじゃないですか。

三上:うんうん。

吉村:あとは例えば、高さが30センチの台に乗っても怖いんだったら、これは30センチだったら普通そんな怪我しないでしょっていう感じなのに怖いってなったらやっぱり怖すぎなわけですよ。ということは何か、そこには何か恐れのブロックがあって、恐れなくていいものに対して恐れが出てるっていう話なんですよね。

だから恐れっていうのは、自分の要は命とか体の安全を保つためにある火災報知器みたいなサインみたいなものなんで、それを適切に使えていれば安全に人間として生きながらえていくことができるってことですよね。

三上:うーん。

吉村:でも僕たちの本質は魂なんで、あくまでもこれはその肉体を守るためのものですよね、恐れっていうのはね。だからある程度、肉体側にはリスクがあっても魂がやりたいことをちゃんとやっていくっていうほうが、その人のトータルで見たらその人の幸せであったり充実感っていうのが得られるわけですよ。

この身の安全だけを完全に守っていこうってなったら、あんまり活動しないほうがいいわけじゃないですか。リスクを最低限にして、だから引きこもって生活して、最低限の食事をとるためだけに活動して、あとはなるべく隠れて暮らすみたいな。それって野生動物はだいたいそういう生き方してるんですよ。

三上:そうですね。

吉村:餌をとりに行くとき以外はだいたい寝てたりするわけじゃないですか。体力を温存してるわけですよね。だけど人間ってそんな生き方できないんですよね。それは何でかっていうと、人間は野生動物じゃなくて魂があって魂のほうが本体だからなんですよね。

三上:わかりやすい。はい。

吉村:だからそこのバランスの兼ね合いっていうのが実は結構大事なので、その防犯とか防災っていう意識に関しても、まず自分の身の安全っていうところで、最低限これくらいやっておけばだいたい大丈夫じゃない?みたいなラインを見極めるっていうことですね。

このラインは人とか地域によって変わるっていうのは当然なので、これが周りの人たちと見比べてみて、同じぐらいやってるのにまだ不安が消えないとか、もっとやらなきゃ心配とかってなってるとしたら、多分そっちの設定が間違ってるから、そこはクリアリングすることで調整していくことは可能なんですけど。

かといって、出かけるときに鍵閉めないとか、SNSで個人情報全部ばらまくとかっていうのは、すごい高いところに何にも命綱もつけないで、ヒャッハーって踊ってるのとは変わらないわけですよ。

そうすると、しばらくは大丈夫かもしれないですけど、ひょっとした拍子に落ちて死んじゃうかもしれないわけですよね。だからそこら辺をバランスを考えながら調整していくっていうのがいいんじゃないかなと思いますね。

三上:はい。今日はなここさんのメッセージを取り上げて、ニュートラルなものの見方のヒントを吉村さんからお話を伺いました。やっぱりいろんな具体例が出るので、とてもわかりやすいですね。肉体と魂。

魂で生きてますから、ワクワクすることとか、自分が感じるままに今の人生を楽しみたいなって私も改めて思いました。

吉村:そうですね。それをちゃんと長く続けるためには、肉体の安全も大事なんで、バランスが大事ってことですよね。ワクワクするためのリスクを取ることも必要だけど、じゃあ安全は要らないのかっていったらそんなこともないっていうね(笑)

三上:なるほどね。はい、今日もわかりやすくご説明してくださいました。吉村さん、本日もありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。


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