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293.幸福度

国によって幸せの価値観はちがうのか、どんな影響があるのか吉村さんにお話伺いました。


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2024/7/19配信

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◆文字起こしはこちら↓

三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:今日、配信日の明日ですね、多分、皆さんが聞いている日ではないんですけど、明日実は私はタイに行ってきます。

吉村:楽しそうですね。

三上:と言うのも、実はタイの料理も好きなんですけど、タイのお友達ができた時にやっぱりその方たちの明るさだったりとか幸福度だったりとか、そういうところもやっぱりすごい魅力的だなっていうふうに思って、今回行くんですけど。

今日の吉村さんにちょっと伺いたいのは、やっぱり国で幸福度だったり、幸せの度合い、考え方もそうなのかな、違ってきたりするのかなっていうのをちょっと吉村さんに聞きたかったんですけど、どう思いますか?

吉村:なんかそういう、よくテレビとかネットでもたまに世界の幸福度ランキングみたいな話題が出たりとかっていうのはあるんで、なんかそういう何かしらの指針でそれを調べる方法があって、それを比べるみたいなことっていうのはされてると思うから、

何かしらの形で国とか文化圏によって違いがあるんだろうなっていうのは、やっぱりあるんじゃないかなと思うんですけど。結構そういうランキングとか見ると、日本人の幸福度ランキングって結構低いなっていつも思いますよね。

三上:そうなんですよ。私もそう思うんですよ。

吉村:そのランキングがどのぐらい正しいのかっていうのは、ちょっとよくわからないところもあるんですけど、ただ日本ってすごく自殺の件数とかすごい多いっていうじゃないですか。そこをとってみても、多分幸福な人だったら自殺しないと思うんで。

だからそういう意味ではやっぱり、結構日本人は苦しんでたり病んじゃった人達っていうのは多いっていうのは、自殺の件数とか、幸福度ランキングでちょっといつも下の方だったりっていうところに現れちゃってるんじゃないかなって氣はするんですけど。

これに関して言うとね、諸説あると思うんですけど、やっぱり国ごとの教育だったりとか、そういうところにすごく影響を受けてるんじゃないかなっていう氣はしちゃうんですよね。

三上:うん。

吉村:僕自身も、例えば、僕は1985年に15歳でアメリカに留学してるんですよ。

三上:はい。言うと30年、結構前ですね。

吉村:そうですね、その頃ですね。その頃ってすごく学校の先生とかが歴史の授業とかで、日本はすごく悪いことをした国だみたいなことをよく言ってたんですよ。戦争中に日本は酷いことをして、アジアをすごい侵略して多くの国の人達を困らせたみたいなね。僕はそれを真に受けて「ああそうなんだ」って思ってたわけですよ。

実際僕も中国人の家系が混ざってて、僕自身はクォーターで4分の1が中国人なんですよ。僕の母がハーフで、母方のおじいさんが中国から渡ってきた人なんですけど。川崎で暮らしていたのですけど、その頃っていうのは周りに中国系の人とか韓国系の人とかが結構普通にいる環境だったから、あんまりそのことに対して違和感とかもなく普通に暮らしていたのですけど。

三上:はい。

吉村:ちょっと父と2人暮らししてた時期があって、小学生の時に。その時に、横浜のちょっと山を切り開いて住宅街になったみたいなね。多分、都内でお仕事しているお父さん方のベッドタウンみたいな感じになっているような、もともと山とか農地だったところに住宅街ができましたみたいな感じのところに住んでた時があったんですよ。

その時って周りは、それこそ日本人しかいないみたいなね。そこで僕は、うちのおじいちゃんが中国から来たんだよとかっていう話をしたら、途端にいじめられるようになったんですよ。

三上:ええ。

吉村:そういう差別を、実際に中国人の血が混ざってるっていう名目で、差別的ないじめを受けたっていうことがあったから、僕自身もそれが心の傷になっていたから、日本人の優勢思想みたいなものでアジアの人達を差別して、アジアに侵略してって結局大勢の人を不幸にした悪い国だみたいな話を歴史の先生から聞いた時に、そういうものなのかなぐらいな感じですんなり受け入れちゃってたとこがあったんですよ。その頃って日本に対して全然思い入れがないっていうか、すごい窮屈で嫌な国みたいな印象しか持ってなかったんですよ。

三上:うんうん。

吉村:でも実際、日本から出てアメリカで暮らすようになったら、色々と日本って案外いい国じゃんみたいなのを感じる機会がすごく増えてきたり、あと僕が最初に通ってた学校って留学生が多い学校だったから、ヨーロッパ人とかアジアの色んな国の人達と話す機会もすごく多くなったわけですよ。

そしたら思いのほか、韓国人とか中国本土の人達は日本悪い国だみたいなことを言うとか、あるいはそういうふうに習ったっていうことを言ってたんですけど、それこそフィリピンとかインドネシアとか、あとタイの人なんかもそうですね、日本のことを結構いい国だっていうふうに言ってくれるんですよ。

三上:えー。

吉村:そういう戦争の時も、「日本兵が君の国行って悪いことしたんじゃないの」とかって聞いたら、「いやいやヨーロッパに支配されてたうちの国を解放してくれたのが日本じゃん、何言ってんだよ」みたいな感じになって。

それこそ南米とかヨーロッパの人と話すと日本のアニメのこととかよく知ってて、小さい頃からアニメ見て育ってるから、日本すごい羨ましいんだよねとかって言われて、「何それ、どういうこと」みたいな。自分が思っていた、世界の人はみんな日本をしょうもない国、悪者だって思ってるっていう構図しか頭の中になかったのに、かなり多くの国の人達からリスペクトされてて、しかもそれぞれの国の人達ってそれぞれ自分の国のいいところとかすごい言えるわけですよ。

日本の話聞かせてよって言われても、こっちはあんまり日本に思い入れがなかったから、「日本のいいところ、え、え、」みたいな感じだったんですけど。でもよくよく考えてみると、今すごく言われてるのが、日本人ってちゃんと行儀がいいとか、ちゃんと列を作って待つとか、街でゴミのポイ捨てしなくて、綺麗好きで勤勉で素晴らしい人達だっていう話があって、そういうのってその時に、確かに日本人ってすごくいい人達多いんだなって。だって本当にお財布落としても中身入って見つかったりするじゃないですか、警察に届けられてたりとか。

三上:確かに、戻ってきますよね。

吉村:そんな国、全然よそにないですからね。だからそれを考えたら、日本ってめちゃめちゃいい国だなっていうのは、後からわかったわけですよ。そうしたら、かなり僕はセルフイメージが上がったわけですよね。アメリカにいる間に、日本はいい国だ、日本人であることは誇らしいことだって思えるようになったんで、それに紐づいて日本人である自分っていうものに対するイメージも良くなったから、セルフイメージが上がって。

セルフイメージが高くなってくれば、氣持ちも明るくなるんで、コミュニケーションの質とかも変わってくるんで、友達もできやすくなったりとか、人間関係も良くなったりっていうので、僕自身のセルフイメージが上がったことで、僕自身の人生のクオリティもだいぶ上がったわけですよ。

それは結局日本から一回出て、外から日本を見た時に、ああ、そういうことだったんだ、みたいな感じに変わったんで。これが多分、僕が当時の先生から言われてた、日本は良くないことをしたんだというようなところに囚われていたら、こうはなっていなかったわけですよね。

三上:うん。なるほどね。やっぱり外に出たりすることっていうのは、色々影響というか、発見というかありますよね。

吉村:そうですね。そこは本当に外に出る機会があったっていうか、そういう時代もあってね、バブルの時代だったんで。うちのおじいちゃんおばあちゃんが僕の留学費用とか出してくれたりとかっていうところで留学できたとか、その辺はすごく運が良かったなって思うんですけど。

ただ多分アフリカで暮らしている子ども達とかすごく貧乏な生活してるけど、すごくキラキラした目で毎日楽しく生きてたりとかっていうのがあったりするわけじゃないですか。タイも今急成長してると思うんですけど、そんなにめちゃめちゃ先進国ですごく経済的に豊かっていう人達ばっかりでもないと思うんですけど、でも多分そんな人達でも幸せそうに見える人達が結構いるっていうことだと思うんですよね。

三上:うん。

吉村:ってなると、やっぱり別に外に出なければ幸せとか自分たちの恵まれた環境とかに氣づけないってことでもないと思うんですよ。そこは本当に、多分教育とかマスコミが流してる情報とかがネガティブな情報がすごく多いから、多分それに囚われて日本人の幸福度が下がっちゃってるんじゃないかなっていう僕なりの推論があるんで。そこら辺がもっと変わっていくことができたら、日本人がもっと幸せ度が上がっていくっていうことも十分あり得るよなって思うんですよね。

三上:そうですね。セルフイメージは大切ですね。

吉村:だから本当に、何か周りの環境が良くならなきゃ幸せになれないみたいな考え方っていうのもあると思うんですけど、実際そんなことはないんですよね。環境が別にそんなに良くなくても、ちゃんと日々、今をフルに生きてたら、いくらでも自分が幸せになれる可能性はあるわけですよ。それって結構セルフイメージがすごく大事だと思うんで、周りを変えようとするより先に自分の内面を良くしていくっていうことをしてくると、いくらでも人は幸せになれるんじゃないかなと思うんですね。

三上:素敵な言葉でした。

吉村:ありがとうございます。

三上:改めて私も旅に出ながら、幸せについて振り返りたいと思います。

吉村:いいと思います。

三上:はい、ということで今日は明日から旅に出ますので、幸福度について吉村さんにお話を伺いました。吉村さん、本日もありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。


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