色気を感じたおじさまの話
最近、というか割と毎日「色気」について考える。
セクシーともエッチともちょっと違うニュアンスと捉えている。
色気って日常生活に一番要らないものだと思う。というかあると大変だと思う。まともに暮らしていられない気がする。
でもその「あるとちょっと困っちゃう」ものを、出さないようにしてるのに、ふとした瞬間に出ちゃってるのが色気だと思う。
そこで今日は、仕事でお世話になった、色気を感じてしまったおじさまの話をする。
ここから先は完全に個人的な話になるのだけど、
私はかなり歳上の男性が好みだ。
私が出会ったその人は、おそらく、50代
美しい全面白髪の長身のおじさまだった。
初めて見た時から何か気になるものを感じていた。色気っていうのは、何か引っかかりがあるものなんでしょうね。
業務中にふしだらな気持ちになるのは良くないので気に留めないようにしていたんだけど、なぜかどうしても気になる。彼に邪な気持ちを抱かないために、エレベーターの中で後ろ姿を見ながら彼の醜いところを必死に探したりしてみたけど無駄だった。
見た目は優しげなんだけどぶっきらぼうなところがある人だった。そこが取り繕おうと頑張っている人感がなくて好きだったのかもしれない。
ぶっちゃけ冷たい笑 でも単純接触を繰り返すうちに表情や語気が柔らかくなるのを感じて嬉しかった。
私が気づいてないうちに近くを通って身体が当たりそうになったときにぼそっと「ごめんね。」って言われたのがなんか良くて。自分にしか分からない音量で言われるのってドキドキする。
全方位に向けてない優しさって色気だなと。
おそらく本人は色気を出そうだなんて微塵も思っていないはず。だけどこちら側が勝手に受け取ってしまう色気。そういうのが好き。
でも、この方が白髪じゃなかったらここまでドキドキしなかったかも笑
あと、怒っている時も喋りがゆっくりだったな。
ある程度の規律からはみ出た無防備さ、刹那的に作り出される秘密の空間の共有ができる人だった。
とても良かった。またお会いしたい。
以上、色気を感じたおじさまの話でした。
まとまりのない駄文で申し訳ないです。
またこういうのを書きます。
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