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人生を変えた婚外片想い⑤・告白

普段の仕事では、フロアが違うからAくんにはなかなか会えない。
見かけてもあいさつするくらい。
ラインでは色んな事が聞けるけれど、もっともっと近付きたい。
でも、そんなに頻繁にAくんと飲みに行けるわけではありません。
月に1回くらい、2回行けたらラッキー。

飲み会に行きたいと言う回数が増えると夫の機嫌は悪くなり、
言い返したいのを我慢して何とか機嫌を取る。
晩ご飯を準備して飲み会に行って、帰ったら食べたものだけでなく
家の中が泥棒に入られたようにぐっちゃぐちゃ。
夫のことがどんどん嫌いになりました。

私がMくんと初めての婚外恋愛をしたのも、
もしかしたら潜在的な夫への嫌悪感からだったのかもしれません。

そして今は、Aくんの存在が私の心の支えに。
Aくんは飲んだときもラインでも、
夫とのことを気にかけてくれました。

これは少し後になって教えてくれたのですが、
実はAくん、私の夫と1週間くらいある会社内の研修で
一緒になったことがあったそうです。
私と出逢う半年くらい前の出来事。
夫は同じ会社ですが、超マンモス企業の別支店なので
こんなことはすごい偶然なんです。
しかもそもそも知り合いでもなければ、
研修で誰と一緒かなんて認識しません。
その研修で夫がすごい横柄な態度を取っていて、
なんだこいつと思って名簿を見たから
夫の苗字(=私の苗字)を覚えていたとのことでした。
割と珍しい苗字なので、もしかしたらプリンさんのダンナだった!?
と後々気付いたそうです。
ホント、どうしようもない夫で恥ずかしい限り。
でも、だからこそAくんは私を気遣ってくれていたんですね。
いつも優しく接してくれるから、
もしかしたらAくんも私に好意を持ってくれているのかな、
なんて思い始めていました。

Aくんとライン友達になって4ヶ月くらい経ったころ、
私の仕事が繁忙期に入ろうとしていていました。
勤務時間内ではとても仕事が終わらなくなってしまう。
残業するにも夫の許可が必要なので、
飲み会に行ける日は間違いなくなくなります。

一時的ではあっても、私の唯一の楽しみがなくなるのが
耐えられなくて、私はAくんとのラインで
衝動的に告白してしまいました。

「Aくんのことが大好き。」


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